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プロジェクトテセウス

作者: 海堂直也
掲載日:2024/08/30

 生前葬が当たり前に行われるようになった時代、そこでは、こんな会話も珍しくないんだそうな。


 A「随分とまた……」

 B「よくここまで変わったもんだな。」


 C「影も形も無いでしょ?これで元の私に気付く人なんてそうは居ない筈よ!」



 A「まぁ、そうだろうな……」

 B「身長体重スリーサイズ、髪質から血液型までか、徹底してるな。」


 C「臓器と隔膜も移植したしね!」


 A「もぉ何にも言わんけど……」

 B「まさか本気だったとは思わなかったし、実現出来るとも思えなかったしな。」



C「あなた達とは今日でお別れ。過去を忘れて新しい自分を迎えるのよ!今迄ありがとう。」



 A「その姿で言われてもな……」

 B「70過ぎたジジィのくせに。」


 C「ここからは第二の人生!憧れのアイドルになります♡」



 近未来、異世界ではなく、現実世界転生が起こるかもしれない……高齢少子化の打開策として、年金受給者になるか、希望する容姿に手術し新たな人生を16歳からスタートさせるかを選ぶ権利が与えられた。


 脳にはチップが埋め込まれ、オリジナルの脳と併合する事により50年は活動を保証。


 66歳を迎える元アイドルは、何に転生する事を望むだろうか。新型のチップを埋め込まれた脳の役割は、もはやマザーボード。


 おや?あなたは人生何回目ですか?


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― 新着の感想 ―
[一言] 怖い世界と言いますか、50年保証されているとは言え、もう一度やり直すバイタリティーにただただ感嘆してしまうと言いますか。 なんだか、人間関係が希薄になるかもとも思ってしまいました。 兎にも角…
[一言] その昔、いろんな国で王様は即位するとお墓作り始めたそうですが、このお話の世界ではメモリアルというよりも旅立ちの儀式のようなものなのでしょうか それとも、次に行くけれど、やっぱり足跡は遺してお…
[良い点] 仏教の世界だと生前にお墓を作る事は「寿陵」といって長寿や子孫繁栄を招く縁起の良い事とされていますが、本作の世界だと生前葬も「新たな人生の門出」として縁起の良い事として解釈されていそうですね…
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