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第二話 運命神の謝罪

この間腰を打ち、部活でヒーヒーいってます。

誰か助けてー

 

 

 (あれ?ここは?確か俺は)

 

 そして、先ほどのことを思い出し、

 また1人になってしまった、そう考えると絶望した気

 持ちが体の奥底からわき出てきてそれがはきだされる

 ように龍斗は泣き叫んだ。

 

 「う、うあ、ああああああああああああああぁぁぁぁ

 ぁぁぁぁぁぁぁあ、あぁ、ぁぁぁあああああああああ

 あああああああああああああああああ、あぐっ、ああ

 あうううううううううぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ 

 ………………………………………………………………

 ………………………………………………………………

 ………………………………………………………………

 ……………………………………」

 

 龍斗は泣き疲れるまで叫び続けた。

 

 

 

 「あ、あうッ、はぁはぁはぁ、ぐっ、はぁはぁ、

 ふうーーー、はぁ、ふう」

 

 ようやく泣き止み、息を整えていると

 

 「グスッ、落ち着いたかの?」

 

 「!!!?」

 

 後ろから声が聞こえてきて、振り返ると、そこにはな

 ぜか涙目の美少女、いや、美幼女が立っていた。

 

 「お前は誰だっ!いつからそこにいた!」

 

 「最初からずっといたのじゃ、そんなことより…、私

 はそなたに謝らないといけないっ」

 

 「謝る?なぜ?」

 

 「そ、それはっ」

 

 そう言って口ごもる女の子、しかし何かを決心したよ

 うな顔になると

 

 「実はっ!そなたがこれまで不幸に苦しめられてきた

 のは全て私のせいなのじゃっ!本当に、ごめんなさ

 いっ!」

 

 龍斗は女の子の言っていることがよくわからなかっ

 た。

 

 (こいつなに言ってんだ?不幸が自分のせいとか、そん

 なわけないだろっ!!!)

 

 まるで心を弄ばれているような気がした。

 

 「嘘ではないんじゃ!私はこう見えて運命神をしてい

 るんじゃが、そなたの運命を見ていたときに間違えて

 100じゃったLUK にマイナスをつけてしまったのじ

 ゃ、そのせいで幸せになるはずだった運命がねじ曲が

 ってしまったのじゃ」

 

 「なんなんだよ!お前が神だと?俺が幸せになって

 いただと?ふざけんな!」

 

 「そなたが怒るのはよくわかる、じゃが、いま言った

 ことは全て本当じゃ!だからそなたが良ければ地球と

 は違う異世界に転生させてやりたいとおもう。」

 

 「異世界だと?いまの話が本当だとして、なぜ異世界

 に転生なんだ?生き返るのじゃ駄目なのか?」

 

 「いくら私でも生き返らせることはできん。それに同

 じ世界に転生させることもできんのじゃ、」

 

 龍斗は少しの間考えると

 

 「そうか、じゃあ転生するよ」

 

 と、答えた。

 すると、女の子はほんの少しほっとしたような表情に

 なり、

 

 「では、転生の準備をするかの」

 

 そう言って説明を始めた。

 


読んでいただきありがとう!

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