暗いトンネルを疾走する
暗いトンネルを疾走する
辛い光年の距離を超える
曇りの下で何処へも行けず
ひとり勝手に加速している
遂に打ち上がったロケットに
ひぐらしの鳴き始めた朧に
伝えたいことは錆びてこびりつき
社会性とかいう鉄格子に
時はさめざめ積み重なって
泣いてもどうせ無駄になる愛で
想像力が目移りした金
日々生活に溜まる鬱憤で
意地張って生きてるだけ
苦しんで生きてるだけ
死にたいって生きてるだけ
くだらないと笑え、くだらないぜ
反吐を吐いても、靴が無くても
構わず僕は走り続けている
未練がましく青写真を抱き
ちらちら周りを伺いながら
思い出した田舎の鉄塔と
赤錆た海岸のバス停と
そこに留まる少年の想いと
潰されていた日々の空っぽと
人知れず僕は走る
この夏と心中する




