主人公、やらかす!?
「ふぁ~、もう朝か~」
外は、うっすら明るくなっていて体感では6時頃だろう。
昨日は、あまり食べてない所為かおなかが減っていたため
食べ物を探しに森の中に入って行くことにした。
食べ物を探して数十分・・・・・
昨日と同じウサギを見つけた。
昨日のような失敗はしないように心がけてウサギに向かって
攻撃をする。
「ファイヤーボール」
小さめの火の玉はウサギに命中し丸焼きになった。
言葉通り、丸焼きである。
「はぁ、見た目はあれだけどおなか減ってて我慢出来ない」
ウサギの丸焼きにかぶりつく。
「うまーーーーーい!!」
ウサギの丸焼きは意外にもおいしかった。
「ふぅー、旨かったな見た目はあれだけど。じゃあこれからどうしようなぁ、寝床は洞窟だから確保できてるし」
何をしようか迷ってこの森を散歩する事にした。一応森だからな、迷子にならないように気をつけながら歩こう。
散歩開始から3時間
気をつけて歩いたはずなのに・・・・・
「あ、あれー?戻れないなぁ?」
迷子になった。
「はぁー、ここどこだよ」
翔は、湖にいた。最初は普通に歩いていたが途中から来た道が分からなくなりやけくそで適当に歩いて今にいたる。
今いる湖は結構大きい、うっすら向こう側が見えるか見えないかぐらいの奥行きがある。
「洞窟には戻れそうにないし、かと言ってここから離れたらまた迷子になるだろうし、今日はここで野宿かなー?」
まだ、太陽は真上ぐらいにある。暇なので魔法の練習をする事にしたのでステータスを確認した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
名前 松葉 翔
性別 男
種族 龍神 0歳(17歳)
Lv 1
HP 10000
魔力 10000
筋力 10000
防力 10000
魔攻 10000
魔防 10000
スキル
火魔法Lv2 水魔法Lv1 自然魔法Lv1 光魔法Lv1
闇魔法Lv1 回復魔法Lv1 龍神魔法Lv1
無属性魔法Lv1 アイテムボックスLv1
称号
異世界からの転生者 龍の神 女神アスフェルの加護
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あんまり変わってないな。まあ、火魔法が上がってるのはいつも使ってるからかな。って言うより魔法名とか書いてないんだけどステータスって押したり出来るのかな?
疑問に思って確かめてみた。ポチッ、あっ出来た。
火魔法Lv2 ファイヤーボール ファイヤーウォール
水魔法Lv1 ウォーターボール
風魔法Lv1 ウィンドボール
光魔法Lv1 ホーリーレイ
闇魔法Lv1 ダークミスト
回復魔法Lv1 キュア
龍神魔法Lv1 ゴットブレス
無属性魔法Lv1 鑑定
となっていた。
気になる、龍神魔法がとっても気になる。だって、神だよ?神、
ゴット、使ってみたい、いや使う。ファイヤーボールの事もあるし抑えれば大丈夫だよな。
目の前のやたらでかい山の方向に向かって撃ってみる
「ゴットブレス」
ドカーーーーーーーン
え?・・・・・・・山が・・・・・・無くなっちゃた
「えーーーー!!」
ヤバいよこの威力、封印ものだよ
結構威力抑えたよ?どうしよう、あの山だった場所
何もかも無くなっちゃたよ。
よし、俺は知らない、何も聞いてないし聞かなかったことにしよう。
このあとの魔法の試し撃ちは止めることにした。
これ以上、魔法で破壊とかしたら俺、病んじゃうよ精神的に。
日も落ちてきて暗くなって来たので早めに寝ることにした。
あ、そういえば野宿だった。
そう思いながら意識を手放した。
「ねえ、ねえってばちょっと起きなさいよ!!」
ん?なんか声が聞こえる。寝ぼけてるのかな?
まあいいや、おやすみー
「起きなさいっていってんのよ!!二度寝するなー!!」
どんっ
「痛っ!?誰だよいきなり」
目を開け、目の前を見てみると美女が立っていた。
「やっと起きたわね。私は風の精霊王シルフィよ。単刀直入に聞くけどあの山消したのあんたでしょ」
「え?・・・・・・・」