「少林寺」を観ました
「少林寺」を観ました。なんか昔観た時はジェット・リーが水色の道着を着て銀色の三節棍で戦う話だったと思ったんだけど、今回観たら全然違っていた。記憶違いか。少林〜♪ 少林〜♪ 最初の少林寺の由来説明みたいシーンで最後に宗道臣と日本の少林寺拳法が出てきて驚いた。当時そんなに勢いがあったんだろうか。
ジェット・リー(リー・リンチェイ)、いいなぁ。ワン将軍にやられて死にかけて弱ってるところ母性本能?をくすぐりますね。師父がかいがいしく面倒を見ているところ、いいシーンなんだけど、そこはかとなくBLの波動を感じた。友愛とか師弟愛のシーンってうつくしいんだけど、突き詰めていくとどうしても微妙にホモっぽさを感じてしまいますね。師父も少林寺の兄弟子達も感じ良くていい。前々回観たオテサーネクの全体的な気持ち悪さと比べて爽やかさよ。
犬が死ぬシーン、実際にあんな賢い犬を殺したのかどうか気になってすごいもやもやしたんだけど、その後に子ヤギ大量虐殺シーンがきて衝撃上書きされてしまった。やりすぎ。個人的に動物殺したり高価な物を破壊したりするシーンがあると映画の為にそこまでやる必要があるのかといろいろ考えてしまって映画に集中出来なくなってしまう。
犬肉を食うときの師父の「御仏の心あれば酒や肉などなにするものぞ」って台詞いいね。「○○なにするものぞ」と日常生活でも使っていきたい(男塾塾生かよ)。「仏門の者は報いを求めない!」的な台詞も良かった。演武シーンみんないいね。モブっぽい兄弟子達もそれぞれが武術の達人で技を見せつけてくるのいい。戦闘シーンもよし。これ観るとシン・仮面ライダーはあの最後のぐだぐだ戦闘もちゃんと殺陣をやるべきだったと思うよ。やっぱ計算された殺陣とか演武は観ていて気持ちが良いわ。身体の動きもすげえ。長すぎると、普通そろそろ死ぬだろ、と思ってしまうけれど。縄術、刀術、槍術、拳法とどれも素晴らしかった。
最後、女より少林寺を選ぶところお約束だけど、かっこいいね。別に女と野に下って幸せに暮らしてもそれはそれで良いけど、それじゃあ話が締まらないもんな。またワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナも見返したいと思いました。