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「道満晴明」作品と「あらゐけいいち」作品をいくつか読みました

 ビバリウムで朝食を 1〜3 道満晴明 

 1から買っていて読んでいなかったのを3巻を買ったのでまとめて読んだ。これ読んで「婚約こんにゃく」っていう食べさせた相手と婚約できるこんにゃくのナイショ道具と「寝取り鳥モチ」……「寝鳥モチ」の方が語感良いか?……という、くっつけた相手を寝取れるモチのナイショ道具を思いついたんですかどうですか? どうですかと言われても困るか。いろいろ予想しながら読んでいたんだけど、ことごとく予想を裏切られる&思っていたより早くネタが明かされて意外。オービットはヨキの父親か先祖だと思って読んでたけどそうじゃなさそうだし、ビバリウムの秘密は最後まで引っ張られるのかと思ったら速攻バラされるし、やっぱ最近の漫画はこれぐらいスピード感ないとダメなのか。フタハすきなのに既に死んでいる……本当に死んでるよなこれ?……の悲しい。ステラの宇宙の話、かなりワクワクした。あのパーマンかガッチャマンみたいな黒い影はなんなのか。まだまだ気になることたくさんあるがつづきはいつ出るんだろう。


 冒険者絶対殺すダンジョン 1 道満晴明

 なんかちょっとノリが「ぱら☆いぞ」っぽい。コボルトがやたらかわいい。エリクサー=エナドリ説いいね。自分はロックマンのE缶=エナドリ説を支持する。メドゥーサ見に行く号すき。


 日常(十二) あらゐけいいち

 絵が更にかわいくなった。別に絵柄は萌え系?っぽくはないのに萌える。「舐めたげる♪」のフェっちゃんなんか一枚絵としてよく出来ていて、見ていて楽しい。反面ギャグはよくわからなくなった。チーズピザの話とか、なんか雰囲気で楽しんでしまったけど、よく考えるとちょっと意味がわからない。でも夜の校舎のいろんな妖怪の造形の良さとか、桔梗信玄餅の話の勢いとか、考えるな感じろという感じで、心地よく不快さはない。再開以前の日常後半の、全てを出し切った上で更にマラソンを続けている感じからCITYを経て、この境地に辿り着いたのか。帯に「あたらしい日常。」とあるように、初期のギャグとはだいぶ変わってしまった気がするけど、日常の世界をこれからも楽しめるならこの感じもいいと思う。日常(×)のあとがきにあるように、日常の少しヘンな世界がぼくらにとっても常日頃=日常となったということなんだろうな。何目線なんだろう自分。


 日常(×) あらゐけいいち

「あらゐけいいち全作品研究」読んでて、参照元が日常(×)巻って記載がいくつかあって、なんなのかわからなかったんだけど、十巻特装版の付録冊子だと気付いて手に入れた。冒頭に2006年から2015年までの年代別の絵柄の変移表が載っていて興味深い。毎年結構変わっているんだな。タイトルが「日常の00」じゃなく日本語タイトルと英題があってなんか新鮮。ゆっこが山でポカリ飲む話すき。いろんな禁止看板やたら多いのも風刺が効いてて良いと思った。時定おろしの話のまとこちゃんパロっぽい……いや違うかも知れない……ゆっこにもかなり笑った。百万円で一生楽に暮らせると思うのなんかかわいいな。イヌベーすき。囲碁サッカーの流派の裏設定や笹原先輩の執事の秘密か明かされてびっくりした。安中さんネタに外れないな。


 Helvetica Standard Royal Straight Flush あらゐけいいち(ヒマラヤイルカ)

 読み甲斐あった。100ページ近くあってフルカラーで2000円って同人誌としてはかなり安いな……安いよな? 相場がわからないが。いろんなオバケやキャラや敵キャラや少年野球チームや架空のロゴ考えるページ実に良い。「アニメの話」の項目、その②とその③の順番が逆だったり、その④がなかったり、少しもやもやしたけど、こういうとこも同人誌ってことでご愛嬌だね。あらゐ版ワタルやヒミコ、女らんまかわいい。SDガンダムすり切れるほど見たってあるけど確かに影響を感じる。ネームiPadで描いてるらしいけどなんのソフト使ってるんだろう。綿棒使いすぎて外耳炎になるのあるある過ぎる。空想エゴサーチ漫画両方メチャクチャ笑った。雨宮さんのプロトタイプも見れて良かった。「今、絵を描くのが一番楽しい。(毎年言ってる)」とあるけど毎年上手くなっているもんなあ。趣味で描いてたというキャンバス絵、あらゐけいいち展でマグネットになっているけどみんな絵がいいね。ディック・ブルーナへのリスペクトを感じる。フルカラーで色使いがいいし、エッセイや創作漫画も読んでて楽しい。暇があったら何度でも見返したい一冊。

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