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「HUNTER×HUNTER クラピカ追憶編」再読しました

 HUNTER×HUNTER最新刊のシーラの事が気になったので、彼女が出ている「クラピカ追憶編」を再読しました。ジャンプに載ってた時に読んだけど、その時以来。短いけどよくまとまってて名作だなぁ。紙の現物はめちゃくちゃ高騰しているけど、電子書籍だと200円くらいなので、気軽に買って読めて良かった。

 クラピカ、若いなぁ。若くて才気煥発。そして熱い子どもだね。「いっしょだぞ パイロ!! これからもずっと!! ずっとだ!!」のシーン、本当に胸に来る。医者を探しに旅に出たクラピカがもう手遅れになってから医者を目指すレオリオに出会うのもなんとも言えないエモさがある。しかしブチ切れた時が怖すぎる。制御不能。そりゃあクルタ族、恐れられるよ。自分の事じゃなくパイロの事をけなされたからキレた、というのはわかるんだけど、それにしてもブチ切れ過ぎでしょ。素手の時にキレたからボコボコで済んでるけど、料理してる時にブチ切れてたら包丁で確実に刺してたぞ。長老が恐れているのは外の世界の人間以上に自分達の特殊な性質なのでは。

 しかしシーラはなんなんだろう。最初読んだ時は旅団(流星街)の尖兵でクルタ族の居住地を見つけて偵察する為に遭難を装ってたんじゃないかと思ってたんだけど、最新刊読んでからこっち読むとどうもそうじゃなくて、単に天然の女性に思えてくるなぁ。足を何度も怪我したのも情報収集の為の時間稼ぎとか、クラピカ達との別れを惜しんでわざとやっていたとか、じゃなくて普通にそういう気質の人な気がしてきた(ディノハンターだけ読んでハンターになろうとしたり、旅には不適切な格好で旅をしていたり)。

 虐殺されたクルタ族の第一発見者の「旅の女性」もシーラなのかな? ハンター試験を受けて受かったから(受かると思えないが)お礼をクラピカ達に言いに行ったとか? それだと旅団とシーラは無関係なのか。それとも「旅の女性」は完全な第三者でシーラはクルタ族に殺されてて……外部の人間に隠れ里がバレないように殺された……その報復で幻影旅団にクルタ族は報復虐殺されたとか?

 なんで旅団がクルタ族を虐殺したのか、それが不明過ぎる。最後の声明文見ると旅団というより流星街との過去の因縁があってクルタ族が殺されたようにもとれるし。実はクルタ族殺したのは旅団じゃない説も話的には結構面白いんだけど、過去のウボォーギンの発言見ると確実にヤッてるしなぁ。

 しかし、こうして色々考察するのは楽しいね。赤毛のアンも言ってるけどこういう「想像する余地(scope for imagination)」があるのはとてもいいね。名作の証。本編でどういう答えが出されるのか今からワクワクする。

「そっから先は覚悟してしゃべれよ 命のやりとりになんぞ!?」どうでもいいけどこの台詞すごいすき。お年寄り相手のチンピラの虚仮威しなんだけどすごいリアリティある。こういうディティールが作品の質を上げているよね。「一体誰に似たのかしら」「え? 君だけど?」も地味にすき。

「先生白書」を少し前に読んだのでこちらも再読したいです。

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