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助けたい

黒猫(かみ)がやっと自分の意思で動き出す。

ずっと彼はアリスと一緒に、、、遥か昔《ハザマの國》が御子柴の人間が入るきっかけになったあの事からずっと一緒にいた。アリスの近くには黒猫がいることが当たり前になっている。


「俺は、、、あいつが好きなんだと思う」

ポツリと呟いた言葉は黒い部分を驚かせた。


「お前は好きってなんだと思う?」


「はあ?人間が抱く不確定な感情だ。無駄なものだ!それをお前は、持ったというのか!?」


「、、、多分。これが好きって感情なんだと思う。アリス以外に抱かないもの」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


嗚呼、、、私はこのために生まれてきたのね。お姉様たちが私を外へ連れてってくれなかったのは外は危ないからだと言っていたけど、私は外に行きたかった。もっと瘋と一緒にいたかった。でも、それは叶わない。私はこれから死ぬ。それが私のやるべきこと。そのために死ぬのなら本望だけど、、、瘋、貴方だけは生き残って、、、



「姫!」


呼ばないで、私を呼ばないで!



「さようなら。黄金の姫」


あ、、、あぁ、、、


最後に、もう一度、、、


私は目を開けた。痛覚がはっきりとやってくる。それが嫌で目を閉じていたのに、、、私は彼が見たくて目を開けてしまった。


「なん、、、で」


瘋が近くにいた。


「あなたまで死んじゃう、、、!」


「貴女と死ねるなら本望です」


おかしいな、、、彼が生き残ってくれたら良いのに、彼と一緒に死ねるってことが嬉しい。私は彼に生きててほしいのに、、、


「泣かないで、姫には笑顔が似合います」



「貴様ァ!儀式の邪魔するなぁー!

白銀!あいつを引きずり下ろせ!儀式を壊すな!」


「御意、、、」


白銀がやってくる。前に見たときより目が黒く何も見えていない。


「瘋!」


私は赤の女王に姫の護衛を任された。彼女は私に「黄金を護って」と言われた。それが誰からとか何も言ってなかった。それは彼女も知らなかったからだろう。彼女が知っていたのは姫が鍵と言われていること。鍵が3つ揃うとダメなこと。だから、姫を外に出さなかった。鍵と言われる他の2人と会わせないように、、、


「ぐっ、、、がぁ、、、」


腹部に衝撃が走り汚物がでる。でも私はここを離れるわけにはいかない。鍵と言われる彼女を助けるまでは、、、


黄金の姫と瘋はどうなるんでしょうね。

黄金の姫は、、、・゜・(つД`)・゜・


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