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森へ

◎月□日

本日より計画が開始されました。


◎月■日

王が「クソガキ」と呟きました。

王の側近である私は、いつもなら「王の呟きを相応しくない」と言うところですが、この日はそう言えない事態でありました。


◎月△日

日付が変わり、■日に起こったことは△日に起こったのではないかと思ったほどです。

私が王の為に乗っ取った少女ですが、名前を奈保と言うそうです。少女はこの國の住人ではないという事実が発覚しました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クソガキと呟かれたのは、(こう)(うん)の2人であった。

「クソガキってのは誰を指して言ってんだよ」

(うん)、怒っちゃダメ。ボクらは幸運をもたらすんだから」


阿吽の呼吸というものがありますが、この2人、(こう)(うん)はまさしく阿吽をハザマ風にアレンジしたものであります。

何故なら、始まりのかみさまは外のセカイがお気に入りなのです。


「幸運っ!」

「アリスだー」

「ホントだ!アリスだ」

アリスが奈保に追い付き、幸運を見付けた。

見えない壁をペタペタ触り光の中にいる人に何か話している奈保を見て、アリスは直感的に器と中身が別人と分かった。

「チェシャ猫、中身は誰?」

「チャシャがいなきゃ分からないけど、白銀の王の側近じゃないかな?」

「白銀の王?」

「白銀の王は金の女王より強く珍しい王だよ♪」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

全く、奈保は何処に行ったんだ。気配を感じられないなんて!

「くそっ!」

近くにあった木を殴り怒りを表す。

今までこんなこと無かった。冷静に過ごしていた。

気持ちが不安定になってむしゃくしゃしたときも本を読んだりして冷静になっていた。


怪しい月が照らす真夜中の〈ハザマの國〉をふらふらと歩き始めた。

夜だからなのか、やけに木が多い気がした。

直保はいつのまにか森へ入っていたのだ。


〈ハザマの國〉にいる人物が一応すべて森へ入りました。


次回から森のなかで繰り広げられるので、世界観が少しかわるのではないでしょうか

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