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模写(コピー)

祖父から渡された古い紙媒体を読み終えると直保は突っ込みをいれた。

「最後のほうめんどくさくなってるでしょ!なに付け加えてるんですか!」

「まあまあ、落ち着けよ。直保」

「何であんたらはのんびりお茶飲んでんだよ!奈保を助けなければいけないんだろ!」

「その辺で抑えないと某アニメの眼鏡キャラになるぞ。まあ、眼鏡かけてないけどな」

祖父に言われなくても言いたいことは言ったのでそろそろいいかなと思っていたので、直保は口を開くのをやめた。


「その紙媒体には続きがあってな。でも無くなった」

「え、、、!どうするんだ?続きが無くちゃ分からないこともあるんじゃ、、、」

「その辺は安心しろ、直保!直次がしっかり覚えている!」

祖父が口を開いた瞬間、帽子屋が満足そうにそう言った。

「貴様が覚えているような台詞だな。まあ、ちゃんと私の名前が入っているからよしとする」

怒ると思った祖父の口から褒めるようなことを言ったので俺は少し驚いた。

少しというのは俺にはそれ以上に驚くことがあったから。それは祖父が無くなった紙媒体の続きを覚えていることだ。

続きが気になる俺は祖父に聞いた。

「続き?うるおぼえだがいいかな」


建物と建物の間に創った空間に始まりのかみさまは人間の模写(コピー)を数体つくった。2人1組になるように、、、

空間を創って何万年とたった頃に数体だった人間の模写(コピー)は何億体へとなっていた。

始まりのかみさまは模写(コピー)たちや空間にとある設定を組み込んで空間に必ず1万体までになるようにした。

そうすることにより、始まりのかみさまが自分の創った空間に住むものたちを見ることが出来るからだ。

また、何万年と経った頃。

空間の外から人が来た。

人の名前はルイスといった。

ルイスは絵本を描くために世界を回っていた。

ルイスに初めにあったのは始まりのかみさまと仲が良い少女だった。

少女はルイスを外から来た人だと知らなかったので当時ウサギに化けていた始まりのかみさまの元へルイスを連れていった。

ウサギに化けていたとはいえ、空間を創った本人である始まりのかみさまなので、客人が来るとなるとそれなりの身だしなみを整える。

始まりのかみさまは人間に化けようかと思ったらしいが、まだ人間について分からないことがあったのでやめたそうだ。

ルイスは服を着たウサギが喋っているのに驚いた。

ウサギと話しているあいだもルイスは驚くことばかりだった。

まず、ウサギが自分のことを始まりのかみさまだと言ったこと

次に、今いるところが自分の住んでいるところと違うこと

そして、今いるところを始まりのかみさまもといウサギが創ったということ

最後に、ここに住んでいるものたちが自分たち人間の模写(コピー)から出来た子孫だということ

ルイスは少女とウサギにこの空間を案内してもらう

ことにした

模写(コピー)たちはそれぞれの生活をしていた

勉強に勤しむもの、畑を耕すもの、遊ぶもの

ルイスはそのなかで猫が二足歩行で歩いているのを見た

少女とウサギにそれを伝えた

少女はチャシャとチェシャだと言った

ウサギはその2匹だけは変わらずにいると言った

真っ赤な服を着た女、真っ白な服を着た女、真っ黒な服を着た男も見た

2人はそれぞれ赤の女王、白の女王、黒の王と言った

他にもいるらしいがルイスは見つけることができなかった

案内が終わりルイスは元の場所へ戻らなくてはいけなくなった

もうここにはこれないとウサギが伝えるとルイスは今日のことを忘れないためにここを舞台にした絵本を描いてもいいかと尋ねた

ウサギは許可を出した

ルイスは元の場所へ戻り絵本を描いた

主人公は初めにあった少女

少女が仲良しのウサギと一緒に冒険するという物語

タイトルは2人は仲良し

売上はイマイチだったがルイスは満足した

ルイスは完成した絵本を手にあの空間へ行こうとしたがもう二度とそこへ行けなかった


少女はウサギに尋ねた

模写(コピー)同士が産んだ子どもも模写(コピー)なのかと

ウサギは答えた

模写(コピー)同士が産んだ子どもも模写(コピー)だがそれが続けば本物になると

少女はウサギが言った意味を理解できなかった

それでもいいと少女は思った

2話連続伝承についてですね


ルイスは2人は仲良しで少女と当時ウサギに化けていた始まりのかみさまを出していましたが、そこに赤の女王たちも出てました



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