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楔の日  作者: 赤裏大喜
83/152

第83話 「喰らう者」

第83話です!よろしくお願いします!


宗治「どうした?怖いか?」

圭大「……………」

王我「神代くん」

王我「油断はしないように」

圭大「おう」


圭大は絶魈を鞭にモードチェンジさせる


王我("絶魈"ってそんな機能あるのか…)

宗治「はぁ…はぁ…はぁ…」

圭大「?」

王我「"鬼丸国綱(おにまるくにつな)"!!」


王我が宗治に向けてエネルギーを放つが、灰龍がその一撃を遮ってしまう


王我「っ…………」

宗治「……はぁ…はぁ…」

王我「神代くん」

圭大「ああ」

圭大「あいつ、すげー疲れてる」」

王我「術陣を使うエネルギー=自身の体力だ」

王我「"開殿"なんてエネルギー消費量が半端じゃない」

王我「エネルギーを一定量消費させれば、"開殿"は解ける」

圭大「じゃあ、放ってくる攻撃をいなせばいいんだな」

王我「うん…でも」

王我「それがねぇ……」


2人がこそこそ会話しているうちに宗治はとてつもないエネルギーを纏う8つの頭に変化した巨大な灰龍を出現させていた


宗治「"八岐灰龍(やまたのかいろん)"」

宗治「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」





同刻同日


綾騎「君は何者なんだろうか」

共志郎『…………』

綾騎「半端者の弟とは聞いているが……」

共志郎「なんで知ってるんだ………」

綾騎「知っているさ」

綾騎「私は勉強熱心なのだよ」

共志郎『…………』

綾騎「さぁ……………!!」


2人が構えたその瞬間、突然何者かが2人の前に堕ちてくる


共志郎『?』

綾騎「………」

綾騎「…………………!!!」




その場の近くにいた全員が感じ取った。

異様な、そして感じたことのある雰囲気を



吾郎「おい薔薇美、冷戦だ…」

薔薇美「はい…このままじゃ全員死にますね」



共佑「おーっとー………面倒なのが来たねぇ……」

凱弦「…………」



共志郎『なんだ…………?』

綾騎「境くん、逃げようか」

綾騎「死んでしまう」


2人は同時に別方向へ走り出す


共志郎『なんなんだ一体!』

悪魔喰らいの男「……………………」

悪魔喰らいの男「……即」

共志郎『………?』

悪魔喰らいの男「殺す」


彼がそう呟いた瞬間とてつもない勢いで境の方へ走り出し境をその勢いのまま蹴り飛ばす


共志郎『ああああああ!!!!!」


その勢いは凄まじく、建物を次々と貫通してゆく。

段々と勢いは小さくなってゆきやがて停止した時境は目が虚となり血を吐いてしまう


共志郎「くは…………っ」



綾騎「本当にもう…害悪だなァ!!」

悪魔喰らいの男「はははははは!!!」


共志郎「く……………っ」

共志郎(なんだ今の………)

悪魔喰らいの男「お前、いいね」

悪魔喰らいの男「名前は?」

共志郎「…さ…境…」

悪魔喰らいの男「ほーう…」

悪魔喰らいの男「悪魔と人間の境に位置する者」

悪魔喰らいの男「気に入ったよ」

共志郎「はぁ…はぁ…はぁ…」

共志郎(意識が……)


吾郎は気配を感じた方へ飛んでくるとぐったりとしている血だらけの境を発見し薔薇美と一緒にすかさず近寄る


吾郎「!」

吾郎(境……!)

吾郎「境!動けるか!?」

共志郎(吾郎さん……)

吾郎(無理そうだな……)

吾郎「薔薇美!手伝ってくれ!頼む!」

薔薇美「……嫌です」

吾郎「グチグチ言ってる場合か!!?」

吾郎「"悪魔喰らいの男"がいるんだぞ!?」

吾郎「早くしろ!!」

薔薇美「……………………………はい」

吾郎「よし、お前はヤツを頼む」

薔薇美「そんな無茶な」

吾郎「"開殿"だ!それなら時間を稼げる!」

薔薇美「はぁ〜………」

悪魔喰らいの男「あれ?もしかしてあん時の雷使いか?老けたな」

薔薇美「"炎天に曝し、獄炎に裁く"」

薔薇美「"天変地異の名の下に"」

薔薇美「"開殿"」


手を思い切り合わせパンというその音が響くとその瞬間景色は変わり地獄のようになる


悪魔喰らいの男「ほーう…正に地獄そのものだな」

吾郎「境!!」

吾郎「大丈夫か?」

共志郎「吾郎…さん…」


境は意識を失ってしまう


吾郎「よし、よく頑張ったな」

吾郎「帰ろう」

吾郎「薔薇美!大丈夫か!?」

薔薇美「大丈夫なわけ………!!」

悪魔喰らいの男「ははははァ!!!!」

吾郎「解除しろ!!」

薔薇美「"閉"………!」


薔薇美が開殿を終わらせようと手を合わせようとすると、腕を悪魔喰らいの男に掴まれ中断されてしまう


薔薇美「!!!」

吾郎「薔薇美!!」

悪魔喰らいの男「ハハッ」

悪魔喰らいの男「この空間は閉じさせないぜ」

薔薇美「くっ…………」

吾郎「仕方ない」

吾郎「"開殿"!!」


吾郎も開殿を発動させる。それは薔薇美の開殿に上書きするように出現する


薔薇美(私の"開殿"の上に、兄様の"開殿"を重ねた……?)

吾郎「薔薇美、お前知らないだろ」

吾郎「"開殿"はな、他者の"開殿"の上に重ねれば、自分の領域として上書きできる」

吾郎「"開ける"も"閉める"も自由自在」

吾郎「つまり……」


吾郎は上書きした開殿を閉じる


吾郎「"閉殿"は完遂される!!」


最後までありがとうございました!次回もよろしくお願いします!

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