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楔の日  作者: 赤裏大喜
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第8話 「白き悪魔たち」


共志郎「……」

共志郎(人間がなんで僕のこと…)

共志郎「僕に何か……」

??「ずっと君に興味があったんだ」

??「おっと、自己紹介が先だったかな?」

綾騎「私は白鵬綾騎、君とは良好な関係を築きたい」

白鵬綾騎(はくほうりょうき)(37)】

共志郎「?」

綾騎「君には興味があるんだ」

綾騎「悪魔になれる人間…」

綾騎「悪魔変化実験成功者か?」

共志郎「悪魔……変化実験………?」

共志郎「そんなこと……誰が…………」

共志郎「そんな恐ろしいこと…誰がやってるんだ……」

綾騎「……私についてきてもらおう」

共志郎「お前はここで………!!」

綾騎「待て」

綾騎「やめておいた方がいい、周りを見たまえ」

共志郎「……」

綾騎「私はただ、君に会わせたい方がいるだけだ」

共志郎「……」

共志郎(何を考えてるんだ…この罠…乗っかるか……?)

共志郎(……いつかは倒さなきゃいけない相手だ)

共志郎(乗っかる他ない)

共志郎「わかった」

綾騎「助かるよ」


日本の大々的な食品企業。白楽(はくら)グループの前に着く2人。共志郎は知っている様子で、軽く動揺している


共志郎「ここって……」

綾騎「ご存知かな?」

共志郎「白楽グループ……」

共志郎(大企業じゃないか…確か食品を扱ってる………)

共志郎「………」


自動ドアが開き、共志郎は周囲を警戒する。すると中にいた社員達が綾騎に向かって礼を始める


会社員1「おはようございます」

綾騎「おはよう」

共志郎(かなり上の人間か……)

綾騎「こっちだ」

ブゥーンッ(エレベーターが昇る

共志郎「………」


大きな扉を前に着く。茶色の扉に金の取っ手。かなり高そうなものを使っているようだ

綾騎がノックすると、中から低く貫禄のあるような声が聞こえる


??「誰だ」

綾騎「例の」

??「あぁ…入れ」

共志郎「……」

ガチャッ(扉が開く

共志郎「……………!」

共志郎(なんだ……これ………!!)

共志郎(息が……切れる………!!)

共志郎(僕の体がヤツを……!)

共志郎(全力で拒んでいる………!!)


共志郎は彼らの気迫に怖気ついて、汗が止まらない。胸が締め付けられるようなものを感じる


薔薇美「……」

王我「……」

夜俊「………」

??「貴様が"黒角"……」

??「まだ餓鬼じゃないか」

??「綾騎、本当に奴か?」

綾騎「ええ、間違いありません」

??「なら問うぞ黒角」

共志郎「な…何か………」

??「貴様は何者だ?」

??「なぜ悪魔を殺す?」

共志郎「そんなの……」

共志郎「いない方がいいからに……決まってるだろ………!」

??「…そうか」

夜俊「貴様ァっ!!」

??「今は我が話している」

夜俊「申し訳ありません」

??「やはり貴様も弱者のようだ」

??「弱者は常に汚らわしい」

共志郎「お前は…お前たちは何者なんだ」

??「ああ、教えてやる」

凱弦「我は白楽凱弦」

凱弦「白楽グループ代表、そして悪魔支援者だ」

白楽凱弦(はくらがいげん)(72)】

共志郎「悪魔…支援者………?」

凱弦「黒角」

凱弦「我の下に来い」

凱弦「我が貴様を強者にしてやる」


その時共志郎の目が左目が光り、一瞬にして悪魔の姿に変身する。


共志郎『来るわけないだろ……』

夜俊「チッ……」

凱弦「ほう……」

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