第75話 「支配⑤」
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薔薇美「なんで……!!」
薔薇美「兄様は!あんな女と出会ったからだ!!」
吾郎「………薔薇美」
薔薇美「おかしくなった!!!」
吾郎「…………」
薔薇美「あの女のせいだ!!!」
吾郎「…あの女……か……………」
時は17年前に遡る。
藤谷吾郎がまだ白楽迅、つまり白楽として活動していた時だ
【白楽迅(現在の吾郎)(当時29)】
薔薇美「兄様、あいつは悪魔狩り、"胸鎧の鉄健"」
【白楽薔薇美(当時27)】
迅と薔薇美は街中で悪魔狩りと出会い勝負を挑まれていた。そこは人がたくさんいるのに
鉄健「おら白楽ァ!!」
鉄健「オレと殺りあえ!!」
迅「こんな街中で…恥ずかしくないのか!」
鉄健「プライドなんか知るかよ」
迅「……」
迅「………来い」
迅は鉄健を自分家の庭へと連れてくる。そこは立派な庭でとても上品だ
鉄健「どりゃゃゃああああ!!」
ナレーション【白楽迅】
ナレーション【約0.8秒で"雷擁"を展開】
ナレーション【後、即撃破】
鉄健「がは………っ!!」
薔薇美「弱いなお前」
鉄健「戯け………!!」
薔薇美「兄様、こいつ燃やす」
迅「待て、こいつに聞きたいことがある」
薔薇美【私は兄様を尊敬している】
薔薇美【一切"無駄"がないからだ】
迅「………」
迅「…兄弟の石鹸」
薔薇美「兄様、"胸鎧の鉄健"」
迅「いや長い」
迅「"クソ石鹸"だ」
薔薇美「はい」
鉄健「ふざけやがって…………!」
迅「俺がふざけてるかは俺が決める」
迅「なぜなら…俺は強者であり勝者だからだ」
迅「勝者が、俺が正義」
鉄健「っ………………」
迅「さぁ、本題に入るぞ」
迅「"悪魔喰らいの男"を知ってるか?」
鉄健「なんだそれは……」
迅「そうか、わかった」
迅「薔薇美、灰にしろ」
薔薇美「はい」
薔薇美が手のひらから炎を生み出すと、その炎を飛ばして鉄健を焼き殺す
鉄健「貴様らああああああ!!!!」
迅「………」
薔薇美「やはり日本にいる可能性は低いでしょうね」
迅「ああ」
とあるパン屋、ここはいつも迅が買っている場所だ。迅はここの店の塩パンが何よりも好きでいつも楽しみにしている
迅「………」
??「今日も買っていかれますか?塩パン」
迅「……あぁ」
??「124円になります」
??「いつもですね」
恵「美味しいですか?」
【藤谷恵(25)】
迅「まぁ」
恵「ならよかった」
恵「また来てくださいねー!」
迅「………」
薔薇美「……私の分は?」
迅「忘れた」
迅は塩パンを探すため袋の中を探りながらそう言う。
薔薇美「…自分で買ってきます」
迅は塩パンを食べ、その美味さに浸っていた
迅「…やっぱ美味い」
白楽グループ、社長室にて
凱弦「情報はほぼなし…か」
【白楽凱弦(当時55)】
迅「ああ」
凱弦「行くぞ」
綾騎「どこへ……」
【白鵬綾騎(当時20)】
王我「お義父さん、どこの国へ?」
【白楽王我(当時28)】
凱弦「…ドイツだ」
凱弦「"やつ"が初めて確認されたのはドイツだからな」
凱弦「向かうぞ」
迅はどこかに電話をかける。いつものパン屋にかけているようだ
恵《お電話ありがとうございます、デリシャスパンです》
迅「あの、塩パンを10個買いたいんですが」
迅「いいですか?」
恵《はい!日時の方を伺ってもよろしいですか?》
迅「10月6日、午前中に取りに行きます」
恵《10月6日…はい!かしこまりました!》
恵《お名前伺ってもよろしいですか?》
迅「白楽迅です」
恵《かしこまりました!お待ちしております!》
恵《失礼しまーす!》
迅は電話を切る。無表情だがどこか嬉しそうに感じる
迅「…………」
迅「……よし」
凱弦「何の電話だ?」
迅「パンの予約だ」
迅「海外に行くなら、日本の塩パンが恋しくなる」
凱弦「……そうか」
凱弦「準備しておけ」
凱弦「お前は昔から必ず何かを忘れる」
迅「ガキじゃねぇんだよ」
数日後、白楽グループの入り口にて、白楽グループ最高幹部たちがドイツへ向かうため出発の準備をしていた
凱弦「さぁ、行くぞ」
王我「俺たちは待ってます」
王我「芽衣花、いってらっしゃいは?」
芽衣花「いってらっしゃい!」
【白楽芽衣花(当時5)】
夜俊「行ってらっしゃいませ」
凱弦「…夜俊、舞莉はどうした?」
夜俊「寝ています」
凱弦「……そうか」
迅「あ、パン取りに行くの忘れた」
迅「取ってくる」
凱弦「先に行ってるぞ」
迅「"雷擁"」
迅は術陣を展開し、一瞬でパン屋の元へと向かう
綾騎「行きましょうか」
他のメンバーが車に乗り、綾騎が運転し車を走らす
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