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楔の日  作者: 赤裏大喜
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第7話 「黒角の生まれた日」

第7話です!よろしくお願いします!

2年前、大学の教室内にて

共志郎は息を切らしながらゆっくりと悪魔の姿を解いていく


共志郎「原田…原田……っ!!」

共志郎「原田………ッッ」


原田を助けられなかった喪失感が自身の胸をきつく縛り上げる。その時、突然扉が開き誰かが入ってきた。


森内教授「これは……」

共志郎「森内教授……」


視界には血まみれの教室と、頭のない原田の死体が転がり落ちている。かなりショッキングな場面で思わず目を背けたくなるほどだ


森内教授「体が………」

森内教授「境!何があった!!?」

共志郎「それは………」

森内教授「何だ!?」

共志郎「言いたく…ありません……」

共志郎(危険に巻き込む訳には……)

森内教授「この子は誰だ……」

共志郎「…………原田です」

森内教授「そんな……」

森内教授「とにかく通報を……」

共志郎「先生」

共志郎「悪魔って、信じますか?」

森内教授「悪魔…?」

共志郎「僕も別に、興味なかったし、信じてませんでした」

共志郎「でも僕はあいつらを…信じます………」

森内教授「まさか原田は悪魔によって殺害されたと………?」

共志郎「森内教授、後はお願いします」

森内教授「何処へ……」

共志郎「害虫狩りです」

森内教授「待て!!」ガシッ(共志郎の腕を掴む

共志郎「…離して」

森内教授「何が何だかわからないが、危険に飛び込もうとしているのだろう!!?境!!!」

共志郎「…」

森内教授「警察に任せなさい!!」

共志郎「森内教授…これは僕がやらないと意味が無い……」

共志郎「もう止めないで…」

【僕は進んだ、悪魔が滅びるその日まで、僕は止まらない】

【僕はひたすら悪魔を殺して回った】

【県を何回か跨いで、クローバーJACKと戦った】


人が混み合っている街中で、共志郎の肩に突然一つの手が触れる。気配でわかる、それは悪魔だ


クローバーJACK『お前が最近同胞を殺して回ってるって噂の悪魔だな?』

クローバーJACK『どう見ても人間だが……』

共志郎「お前も殺す」

クローバーJACK『ああ、殺し合おう』

クローバーJACK『着いてこい』


人が通らない高架下へ移動する。たまに電車が通っていて、その瞬間うるさい


共志郎「来てみなよ」ズズズ(悪魔に変化する

クローバーJACK『はははァッ!!!』(クローバーJACKが共志郎に向かって飛び出す)

悪魔階級(あくまかいきゅう):クローバーのJACK】

シュッ(共志郎が避ける

共志郎(すぐ殺してやる………!)

共志郎『死ね』

ダッ!!!(共志郎が飛び出す

クローバーJACK『来いッッ!!!』

ダッ!!!(共志郎が悪魔に拳を打ち込む

パッ!!!(拳を軽々と受け止める

共志郎『!』

クローバーJACK『もうそれで終わりかよッ!!!』

ズガッ!!!(共志郎の腹を蹴る悪魔

共志郎『がは……っ!!」ズズ(少し悪魔状態が解ける)

共志郎(まずい………!!)

ガッ!!!(爪で共志郎の顔に傷をつける

共志郎「がは………ッ!!!」

共志郎「くっそ……」

ドカッ!!!(顔面を蹴られる共志郎

共志郎「が……ッ」

【原田】

ドカッ!!!(腹を蹴られる共志郎

【悪魔全部倒すまで】

ドッ!!!(共志郎の顔面を殴る悪魔

【終われないよ】


共志郎の目が目開き、それと同時に左目のバツ印の光が輝く。


クローバーJACK『バケモンかよ……!』

共志郎『お前は……僕が食い殺す』

クローバーJACK『あァ!殺し合いだァ!!』

共志郎『違う…僕による圧倒的な……』

共志郎『蹂躙だよ』

ガッ!!!(悪魔の鎧を飛ばす共志郎

クローバーJACK(何なんだそれ……そんなの……見た事ないぞ………)

クローバーJACK(そうか……"着てる"からか…………)

ズガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(悪魔の核に直撃する

クローバーJACK『黒角(くろつの)……』

共志郎『?』

クローバーJACK『素晴らしかった……!』

スゥゥゥゥ……(悪魔が消える

共志郎『………」

共志郎「…次……」


そして舞台は2年後である現代に至る。共志郎はまた1人で裏路地を歩いていた。だが白髪のオールバックの男性が、道を塞ぐ。


共志郎「……」

??「君が黒角かな?」

共志郎「悪魔か」

??「いや人間さ」

??「ついてきなさい」


最後までありがとうございました!よければ次も見てってください!よろしくお願いします!

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