表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
楔の日  作者: 赤裏大喜
54/66

第54話 「天啓 -世界変革-②」

第54話です!よろしくお願いします!


花姫は口を糸で塞がれながらも泣きながら叫ぶ


花姫「ん"ー!!!ん"ーん"ー!!!!」

綾騎「……………」

綾騎「…すまない花姫」

綾騎「君のたった1人の同い年だった……俊樹は………」

綾騎「私が殺してしまった………!!」

綾騎「仕方なかったんだ!!!殺さなければならなかった!!」


綾騎は膝をつき、悲しそうな表情で泣きながら叫んでいた

すると突然凱弦が現れる


凱弦「俊樹は死んだか」

綾騎「凱弦様………」

綾騎「"真世界"を完遂した後……どうか…私を………」

綾騎「咎め…殺してください………」

凱弦「…」

凱弦「殺さん」

綾騎「何故です!!?私は血が通う家族を殺したのですよ!!!?」

綾騎「死んで当然だ!!むしろ死ぬべきだ!!!」

凱弦「…貴様は強い」

凱弦「故に我に必要だ」

凱弦「俊樹は誠に残念だ………」

凱弦「だが、俊樹の分まで共に生きようぞ」

綾騎「凱弦様………」

綾騎(すまない、俊樹)

綾騎(仕方なかったんだ)

凱弦「参ろう」

凱弦「"真世界"へ」



夜俊たちの上空に月の形をした刃が飛んでいて、夜俊はその刃を疑問に思いながら問う


夜俊「貴様らの仕業かっ!!!」

満月「知らない知らない!」

満月「とにかくあんたはムカつくから殺す!!」

夜俊「私が貴様ら如きに殺されると思うか!!?」

満月「殺されるんだよ!!」

芽衣花「殺したくないです………」




圭大と境が目を覚まし、徐々に立ち上がる


圭大「ん……」

圭大「っ……」

圭大「どうなった……」

圭大「境!」

共志郎「ん……」

共志郎「神代くん…」

共志郎「あいつは……?」

圭大「わかんねぇ、どっか行った」

共志郎「傷が………」

圭大「そういえばそんなに酷くねぇな……」

共志郎「……」

圭大「境、お前はどうする?あのジジイ探すか?」

共志郎「う、うん………」

圭大「オレも仲間を探す」

圭大「また後でな」

共志郎「僕は!!」

圭大「?」

共志郎「君を殺すぞ………?」

圭大「殺されねぇよ」

圭大「お前、本当は優しいだろ」

圭大「オレなんか殺すより、悪魔倒した方がいい」

圭大「……なぁ」

圭大「手、組まないか?」

共志郎「………」

圭大「やり方は違ぇけど、目的は一緒だろ」

圭大「"悪魔を滅ぼす"」

共志郎「………………」

共志郎「…少し…考える」

圭大「ああ、オレは先行ってる」

圭大「答え出たら聞かせろ」

共志郎「…………………」




凱弦「花姫」

凱弦「お前の力が必要だ」

花姫「ん"ー!!ん"ーん"ん"ー!!!」

凱弦「外してやれ」


そう言われると、綾騎は口の糸を外す


花姫「お爺様!!!嫌だ!!嫌です!!!」

凱弦「花姫」

花姫「お爺様!!!」

凱弦「花姫!!!」

凱弦「これは全人類の為なのだ」

凱弦「犠牲なくして目的は得られない」

凱弦「悪魔として、俊樹とも会える」

花姫「……………」

凱弦「さぁ……」

花姫「嫌だ!!!!」


綾騎が花姫の右手を糸で傀儡のように操る


綾騎「…………」

花姫「っ…………!」

凱弦「愚鈍の餓鬼め」

花姫「いやぁぁぁ!!」

凱弦「………」


花姫が開闢の悪魔の血に触れると、その血が突然輝き始める


花姫「……………!」

凱弦「はははははぁぁ!!!!!!!!」

凱弦「満ちたぞ!!!!」

綾騎「いよいよ………!」

綾騎「"真世界"が……………!!!」



真世界が発動されると、身動きが取れない波奈の手がピクッと少し動く

最後までありがとうございました!

真世界きましたね

「ちなみに」

真世界を発動するには力を活性化させる花姫の恵魄、悪魔の祖である開闢の悪魔の血が必要です。花姫が血に触れることで真世界は発動され、白楽グループの食品を食べた人は悪魔になります。


次回もよろしくお願いします!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ