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楔の日  作者: 赤裏大喜
52/64

第52話 「天啓 -牙城-⑦」

第52話です!よろしくお願いします!


鈴響「みんな…………!!」

鈴響(くっそ!!脇腹痛む……!!)

鈴響("解伝"……自身の身体能力と自然治癒力を底上げし、刀の能力を解放する………)

鈴響(自然治癒力………中々すぐには………)

鈴響(あれ…思ったより痛くねぇかも)

轟「鈴響、お前は休んでろ」


轟は槍を強く握る


鈴響「いや行ける、思ったより大丈夫だ」

轟「……あんま無理すんなよ」

鈴響「おーよ」

轟(あいつの技……なんだ?)

轟(一瞬で消した………)

轟("謎の気体に触れた部位を瞬間移動させる"能力…………?)

舞莉「行くよ!!」


舞莉が2人に向かって飛び出す


鈴響「"解伝"……………!!」


鈴響が解伝を発動させ、身体能力を上げる


舞莉「天下五剣じゃん!」

鈴響「あんたらの武器庫からパクったよ!!!」


鈴響の刀と舞莉の放った謎の攻撃がぶつかる音が響く


舞莉「返しなさい!凱弦様に怒られるって!」

鈴響「あのジジイかよ!!老いて死ね!!」

舞莉「そんなこと言わないのっっ!!!」


そう言うと舞莉は鈴響を蹴り飛ばす


鈴響「うぐ…っ!!」

轟「鈴響!」


鈴響は刀を振り下ろすが避けられてしまう


舞莉「うわあっぶなー」

轟(なんだあの身のこなし………)

轟(あれが契約者…………)

轟(体操選手みたいだな)

舞莉「ちょっと!あたし女なんだけど!?」

轟「それ以前に敵だろ」

轟「俺は女だろうが子供だろうが敵なら容赦しない!」

舞莉「クズ野郎♡」




王我は薔薇美と宗治に追い詰められていた


王我「宗治!薔薇美!目を覚ませ!」

王我「姉を!娘を殺しちゃダメだ!」

王我「大切な家族だろう!?」

薔薇美「忘れたのか……」

薔薇美「私たちは悪魔の為に今まで生きてきた!!」

薔薇美「今更その道を変える気はない…………!」

宗治「…俺は爺様に従う」

王我「く………っ」

王我(この2人を相手か………)

王我「"成斬式(しょうざんしき)"」

王我「っらああああああ!!!!」


王我が刀を振り下ろすと刀に宿っていたエネルギーが大きくなりとてつもない勢いで2人に向かう


薔薇美「…………」

薔薇美「"天照隠永威式(あまてらすかくれながいしき)"」

王我「!!!?」

薔薇美「目を覚まして、王我」


薔薇美がその技を発動させると、大きな炎の球が王我に放たれる

その炎が王我に直撃したが、薔薇美は威力を抑えたらしく、気絶で済んだようだ


王我「か………っ」

王我(ダメだ………2人相手じゃ………)


王我は卒倒する


宗治「……クソ親父」




同刻

圭大、境は凱弦と変わらず戦っていた


圭大「開闢の力って……なんだよ」

凱弦「貴様らでは到底理解し得ない………正に」

凱弦「神だ」

圭大「神……………」

凱弦「さぁ……真の神の力をとくと見よ」


凱弦が手のひらに何かのエネルギーを溜め始める


共志郎「!」

共志郎「神代くん!!逃げるんだ!!」

圭大「何言ってんだ!」

共志郎「僕はここで何とかする!!」

共志郎「行くんだ!!」

圭大「悪ぃ境」

圭大「ちょっと痛いぞ」


境の腕に剣を少し刺し、動けるようにする


共志郎「何を……」

圭大「"絶魈"の能力で、ヤツの"時の術陣"を解いた」

圭大「行くぞ!!!」


圭大と境が一緒に凱弦の元に走り出そうとするが、凱弦が一枚上手だ


凱弦「もう遅い」

凱弦「"砲威天(ほういてん)"」


凱弦の手から放たれる巨大なエネルギーが2人に向かう


圭大、共志郎「………………!!」




土煙が上がると、圭大と境は気絶して倒れている。

凱弦は1人勝利を噛み締めるが、凱弦もまた体力を失い膝立ちをしていた


圭大「……」

共志郎「………」

凱弦「はぁ…はぁ…はぁ…」

凱弦(やはり"砲威天"は体力が奪われる……)

凱弦(温存するべきだったか…判断を誤ってしまった……)

凱弦(だが…もうすぐだ…目の前に見えるぞ……)

凱弦「さぁ…始まるぞ」

凱弦「"真世界"が」

最後までありがとうございました!


「ちなみに」

砲威天は熟練の契約者だけが使える技です。ですがこれは自身の体力や生命力をエネルギーに変換するので反動が凄まじいです。全力で走ったあとみたいな疲れが来ます

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