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楔の日  作者: 赤裏大喜
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第5話 「苦しみの始まり」

5話です!圭大の過去が明かされる大事な回ですのでよろしくお願いします!お楽しみください!

---1年前---

圭大「よう、亮平」

【神代圭大 当時中学3年】

亮平「おおー、おはよう」(教室に入ってくる)

岸見亮平(きしみりょうへい) 圭大と同い年】

亮平「やっぱ教室でも寒いな」

圭大「真冬だしな」

亮平「そりゃそうか」

亮平「あと少しで卒業かぁ」

圭大「ああ」

亮平「お前どこ行くの?」

圭大「春美(はるみ)

春美高等学校(はるみこうとうがっこう)

亮平「へー」

ガラララ(担任が入ってくる)

担任「5分前には席ついとけー」

亮平「うっス」

圭大「…」

圭大(もう、卒業か)

亮平「なんてツラしてんだよ圭大」

圭大「ツラ?あぁ…」

亮平「卒業すんのがそんなに嫌か?」

圭大「……別に」

亮平「ツンデレかッッ!!」

担任「岸見うるさい」

亮平「先生!!圭大がツンデレです!!」

担任「神代、お前ツンデレだったのか」

圭大「……黙れ………」

亮平「ははは!!」

クラスのみんな「ははははは!!!」

圭大「亮平…ッッ!!」(顔を赤くする)


---放課後---

(下校の途中)

亮平「なぁそんなにキレんなって〜」

亮平「悪かったって〜」

圭大「知らん!!!」

亮平「悪かったって本当に〜」

圭大「嫌いだお前のことなんか!!」

亮平「冷てぇなおい……」

亮平「あ、今日ファミレス行かね?」

亮平「割り勘で」

圭大「行くわけねぇだろ!!!」タッ(圭大が走り出す

亮平「待てよ圭大〜」

【この時、オレが走り出さなければ】

【あいつもオレも苦しまずに済んだのに】

バッ(圭大が亮平に押される

圭大「ぐぉっ……」

圭大「お前何すんだよ!!!」

圭大「…………!」

ドオーンッ!!!!!(トラックと衝突する亮平

圭大「……」(驚き絶望する表情)

(トラックの下敷きになる亮平)

【即死だった】

【後に医者に聞いたところ、頭蓋骨がタイヤに踏まれて粉々だったらしい】

圭大の叔母「圭大……卒業証書…貰ってきたよ…」

圭大の叔母「ここ…置いとくからね…」(圭大の隣に置く)

(部屋から出ようとする叔母さん)

圭大「…叔母さん」

ドサッ(拳をついて屈む圭大)

圭大「………亮平が死んだの…オレのせいだ」

圭大「オレが…亮平を殺した………!!!」

ギュッ(圭大を抱きしめる叔母さん

圭大の叔母「あんたのせいじゃない!あんたのせいじゃないから!」

圭大の叔母「自分を…嫌いにならないで……」

圭大「叔母さん…オレは……オレのこと……一生許せない……」

圭大の叔母「………」

【4月、春美に入学した】

【友達を作らない為に、徹底した】

【でも…あいつが……】


圭大「上手く…行ってたのに……」

ガチャッ

圭大の叔母「どこ行くの?」

圭大「散歩」

圭大の叔母「?」


鈴響(お前1人に背負わせたりなんかしない……)

鈴響(お前の重い責任…俺たちも担ぐ)


最後までありがとうございます!

楽しんでいただきましたでしょうか?圭大が友達を作ろうとしない理由が判明しましたね。次回もよろしくお願いします!

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