第46話 「天啓 -牙城-①」
第46話です!どうぞ!!!
王我は薔薇美によって吹き飛ばされ壁に叩きつけられ倒れる
王我「うぐ………っ!!」
薔薇美「芽衣花だけでなく…あなたまで……」
王我「薔薇美!!俺は君とは戦えない!!」
薔薇美「例え夫であっても容赦しない…………!!」
王我「…………ごめん薔薇美」
王我「多少痛いかも」
王我が静かに立ち上がると刀を強く握る
薔薇美「相手にならない」
王我「お義父さんは間違っているよ」
薔薇美「あなたもクズの1人なのね……」
薔薇美「目を覚ましてやる」
そう言うと薔薇美はしずかに手のひらに炎を出現させる。
兎叫は境と圭大を見て言うと、頼漢に刀を振り下ろすと、触手と衝突する
兎叫「なんなんですか!!あれはっ!」
頼漢(知るか……っ!!)
兎叫(さすがは"飢餓"の細胞……硬さが段違いだ)
頼漢『……』
頼漢は触手の腕を伸ばし兎叫を掴もうとするが簡単に避けられてしまう
兎叫「あっはは!」
兎叫「これが悪魔実験かぁ!」
頼漢(こいつ速い……身軽だ)
頼漢(このスピードに追いつけない……!)
頼漢 (どうすれば……)
兎叫「俺は白波瀬兎叫!」
兎叫「あなたの名前は!?」
頼漢『……教えるかバカ」
頼漢は顔だけ変身を解き言う
兎叫「なんだ喋れんじゃん!」
芽衣花は釣霊縛式となった追を夜俊に向けて放とうとする
芽衣花「満月さん!」
満月「?」
芽衣花「伏せて!」
矢を満月なら頭上すれすれで放つ
満月「っぶない!」
夜俊「!」
飛んできた矢が夜俊を庇うように悪魔が受け止めてしまう
夜俊(超高密度の矢………!!こんなもの見たことがない!!)
芽衣花(貫けてない……!)
芽衣花(でも押してる!!)
夜俊「…………」
夜俊「……"底吠"」
夜俊は悪魔の硬度とパワーを更に向上させ、矢を弾かせる
芽衣花、満月「!?」
満月「めっち」
芽衣花「?」
満月「2人で最大出力」
そう言うと満月は天練をカチャッとリロードする
芽衣花「…はい……!」
芽衣花「"釣霊縛式"…………!!」
満月「"天練"」
芽衣花「射せ!!」
満月「"撃て"」
芽衣花と満月の砲撃が合わさって大きなものとなって夜俊に向かっていく
夜俊「"臨め"」
悪魔『ゥゥゥゥ………』
夜俊がそう言い放つと悪魔がその砲撃を容易に弾いてしまう
芽衣花、満月「!」
芽衣花(また一撃で!!?)
夜俊「この悪魔は最高硬度を誇る」
夜俊「どんな者でも貫けない」
満月「……どんな者でも……………」
芽衣花「どうすれば……」
その時突然、その最高硬度を誇る悪魔の両腕が落とされる
夜俊、満月、芽衣花「!」
夜俊「なんだ!!?」
満月「あの…あの時の………!?」
すると悪魔の腕を落としたのは以前、白楽と初めて戦闘した時に突然出現した三日月の形をした刃だった。その刃は生きているかのように彼女らの頭上を飛び交う
芽衣花「一体誰が……」
夜俊「………クソ」
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