第43話 「天啓 -初戦-③」
第43話です!よろしくお願いします!
圭大は急いで下の階へと降り、椅子に座っている叔母に話しかける
圭大「叔母さん!」
圭大の叔母さん「?」
圭大「飯作ってくれ!早めに!」
圭大の叔母さん「了解!」
着替えて降りてきた圭大は、考え事をしていた
圭大(オレの剣は鈴響が持ってる)
圭大(そいつは取り返す)
圭大の叔母さん「圭大!」
圭大の叔母さん「食べな!」
圭大の叔母さん「…それ……」
圭大の叔母さん「中学の制服……」
圭大は中学の制服、雨音から貰ったカーディガンを着ている。
圭大「覚悟だ」
圭大「今日で全て受け入れる」
圭大「過去を、未来を」
白楽グループ地下闘技場にて、変わらず戦いを続けていて、刃物が交わる音や殴り合う音が静かに、だが確実に響く
凱弦「戦いを辞めるな!!殺せ!人を殺せ!!」
白楽一族たち「オオオオオオオ!!!!」
轟「鈴響!油断するな」
鈴響「ああ!」
芽衣花「"釣霊縛式"」
芽衣花「"天配の儀"!!」
芽衣花が天に向けて矢を放ち分散させる。だが落ちた瞬間王我によって塞がれてしまう
王我「……芽衣花」
芽衣花「父さん……」
王我「…本当に裏切ったの?」
王我が俯きながら問う
芽衣花「…まぁ」
王我「頼む、殺したくないんだ」
王我「戻ってきてくれ…」
王我は芽衣花の選択を納得できなかった。そして娘を手にかけなければいけないことに怯えていたのだ
芽衣花「できない…私は花姫を救いたいの!」
王我「花姫を…」
凱弦「何をぼさっとしている!!!殺せ!!!」
王我「お義父さん……」
王我「く……っ」
王我「"天下一刀"ォ!!」
王我が感情に任せて術陣を解放する。その影響でとてつもない気迫を感じることができるのだ
凄まじい迫力。
芽衣花「!」
王我「ごめんな………芽衣花………」
王我「いつかまた………あの世で…会おう」
王我が一瞬で芽衣花の頭上に移動し、剣を振り下ろそうとするが突然動きを止める
王我「……」
王我「できない」
芽衣花「!」
凱弦「王我…貴様までも……」
王我「実の娘を殺すなんて、俺には出来ません」
王我「お義父さん」
芽衣花「……」
薔薇美「あなた…裏切る気なの………?」
王我「ごめん薔薇美」
王我「やっぱり俺、娘は殺せないんだ」
薔薇美「裏切り者オオオ!!!!」
満月「あんた…」
王我「勘違いしないで欲しいな」
王我「あくまでパパだ」
共志郎『ふざけんな………』
共志郎『ふざけんなあああああ!!!!!』
共志郎『白楽は全て殺すッ!!!』
境はとてつもない怒りで怒鳴る。
その迫力は凄まじく、感情が戦場にいる者全員に伝わるほどだ
最後までありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!




