第4話 「じゃあな」
第4話です!少し説明文などを改良してみました!よろしくお願いします!
(遅刻した3人は職員室に呼ばれた)
担任教師「なんで遅刻したんだ」
担任教師「お前ら2人はともかく…皇まで」
雨音「えっと…その……」(返す言葉を考えながら目で周囲を見る)
圭大「命懸けてた」
鈴響、雨音(それ言う!?)(2人が目を開けて瞬時に圭大の方を見る)
担任教師「はぁ…何言ってんだ神代」
圭大「……」
担任教師「それにお前…その傷なんだ」
圭大「…別に」
担任教師「とりあえずお前は保健室行け」
圭大「うっス」
担任教師「はぁ…全く……」
担任教師「お前ら、イエローカードな」
鈴響、雨音「すみません……」(2人が声を揃えて謝る)
圭大「……」(圭大は無言で真顔のままだ)
(人目につかないような裏路地にいる境)
共志郎「……」ガブッ(カロリーメイトを食べる)
共志郎「はぁ…」
共志郎「なんであの時…僕は何を……」
共志郎「原田……」
共志郎「僕…正しかったのかな……」(そう言いながら路地の隙間から見える青い空を見上げる)
ガラララ(職員室のドアを開く
鈴響、雨音「失礼しましたー」
ガラララ(ドアを閉める
鈴響「おい圭」
圭大「なんだよ」
鈴響「なんで命懸けてたって」
圭大「いいだろ別に、嘘じゃない」
鈴響「そ、そうか…」
雨音「とりあえず神代くんは保健室に」
圭大「別にいい、こんなのすぐ治る」
鈴響「ちゃんと治療しなきゃ、次の戦に備えられないぞ」
圭大「……」
圭大「わかった」
圭大「じゃあな」
鈴響「"またな"だろ?」
雨音「ふふ」
圭大 (やっぱりオレには…)
圭大(オレには…無理だ)(悲しげな表情を浮かべる)
---放課後、教室---
鈴響「あいつ保健室でサボってやがったな……」
雨音「とりあえず保健室に行ってみましょう」
鈴響「おう」
ガラララ(保健室の扉を開く
鈴響「失礼しまーっす」
雨音「失礼します」
鈴響「圭ー」
シャッ(カーテンを開く鈴響
鈴響「あれ」
雨音「いませんね…」
鈴響「トイレか?」
雨音「ん?何か紙が…」(保健室の机の上に何か書いてある白い紙があった)
鈴響「?」
鈴響「!」
(圭大の手紙の内容"じゃあな")
鈴響「あいつ……ッ!!!」
雨音「これって……」
鈴響「圭を探しに行く」
雨音「私も行きます」
鈴響「とりあえず皇さんは電話かけてみて」
雨音「え!?電話番号……」
シャッシャッ(紙に書く鈴響
鈴響「これ!よろしく!」
雨音「あっ、はい!」
タッ(鈴響が走って出ていく)
鈴響(あいつ……マジで………)
ピンポーン(圭大の家のインターホンを押す)
鈴響「おい圭ー!」
圭大の叔母さん「友達?」
【圭大の叔母 神代聖子(秘密)】
圭大「いい、無視」(圭大は台所の真下で体育座りをしている)
圭大の叔母さん「あんたあの子嫌いなの?」
圭大「…別に」
圭大の叔母さん「何があったか知らないけど、ちゃんと話して来なさいよ」
圭大「いいや、オレが決めた」
圭大「叔母さんは気にしなくていい」
圭大の叔母さん「……….」(圭大を心配するような表情を浮かべる)
(圭大の家にはいないと確信してしまった鈴響)
鈴響「ここ…じゃねぇのか……?」
鈴響「他探すか…」
ブーッ、ブーッ(圭大のスマホが鳴る)
圭大の叔母さん「あんた携帯鳴ってるよ」
圭大「……」
圭大の叔母さん「誰ー?さっきの子?」
圭大「何でもない」
圭大の叔母さん「てかあんたそれ何?おもちゃ?」(圭大の剣を指さす)
圭大の叔母さん「にしては精巧な作りねぇ〜……うわ重っ」(そう言いながら持ち上げる)
圭大「いいだろ別に」
圭大「…」
圭大「叔母さん」
圭大の叔母さん「んー?」
圭大「オレには…友達なんていない」
圭大「いらない」(上の階に上がる圭大)
圭大の叔母さん「……」
圭大の叔母さん「やっぱり引きつっちゃうわよね…」
圭大の叔母さん「あんな事…誰だってそうなるわよ……」
圭大の叔母さん「亮平くん……」
ガチャッ(圭大は自分の部屋へと戻り、部屋の扉を閉める)
圭大(亮平…オレは………)
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