第38話 「天啓 -初戦-①」
第38話です!よろしくお願いします!!
鈴響「くっ……」
悪魔に向かって拳銃で発砲する満月
夜俊「効くわけがないだろう」
悪魔『グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
悪魔に銃弾が効き、夜俊はひどく驚く。
夜俊「何ぃぃぃっ!!!?」
満月「この銃ね、あんたらの研究所から盗んだやつ」
満月「"悪魔細胞内蔵武装"だよ」
夜俊(あれは…悪魔の力を抑制する為に作られた……)
夜俊("天錬"………!!)
夜俊(あの女の手に渡っていたのかッ!!)
満月「これいいよね、結構気に入ってる」
満月「銃弾が自動で生成されるし」
夜俊「?」
夜俊「くっ…返せ!」
満月「何言ってんの!クソジジイ!」
夜俊に向けて放つが悪魔が壁となり守られる
悪魔『グゥゥ……』
満月「へぇ…」
夜俊(この女…なんなんだ)
その悪魔に向けて連続で発砲する満月
鈴響「たぁぁっ!!!」
鈴響は走りながら圭大の持っていた剣を使い、悪魔の腕を切り落とす。
夜俊はその腕を操作して浮かし鈴響の顎にくらわし、脳震盪が起こり鈴響が倒れてしまう
夜俊「入ったな」
鈴響(やべえ…立てねぇ……)
満月「れっち!!!」
満月の背後から悪魔がいて、満月を捕まえる。
満月「!」
満月「ちょっ…離せバカ!」
夜俊「それは神代圭大の物だろう」
夜俊「貴様では神代圭大の代わりにはなれなかったな」
懐からナイフを取り出し、鈴響に向けて刺そうとする。
夜俊「では、さらばだ」
その時突然、エネルギー態である矢が飛んできて、夜俊の右足に刺さり痛さに悶える
夜俊「ぐっ……!」
夜俊(この矢……)
夜俊「何のつもりだ……芽衣花!!」
芽衣花「…夜俊さん」
芽衣花「私、裏切ります」
時は遡り1ヶ月前、白楽一族で行われた真世界会議にて白楽一族が集まっていた。
だが芽衣花はその時あることを思った
一同「オオオオオオオ!!!!」
芽衣花(やっぱり間違ってる……この子も……傷つけられてばっかりで)
芽衣花は花姫を見つめながら思う
芽衣花(白楽一族って…なんなの…………)
芽衣花(私がこの子を助けなきゃ)
芽衣花(駆除作戦までにあの人たちと"同盟"を結ばなきゃ………)
芽衣花(花姫は絶対…私が守る……!!)
その3日後、春見高校の正門にて
帰りに向かっている鈴響に話しかける
鈴響「ふぅ…」
芽衣花「あの」
鈴響「はい?」
芽衣花「ちょっとお話、いいですか?」
鈴響「!」
鈴響「あんた!!」
芽衣花「私は争う気はない、とにかく車に乗って欲しい」
鈴響「………………」
鈴響「……わかった」
鈴響は芽衣花の乗ってきた車の助手席に座る
鈴響「それで…話って…」
芽衣花「白楽の者達は、人間を悪魔にしようと企んでる」
鈴響「!」
鈴響「悪魔実験……」
芽衣花「それとはまた違うかな」
芽衣花「悪魔実験は…実験」
芽衣花「この計画の為のね」
芽衣花「簡単に言えば、ついでに悪魔に変身出来る人間作っちゃおってかんじ」
鈴響「それで…俺に伝えて何を」
芽衣花「私はその計画を止めたい」
芽衣花「協力してほしい」
鈴響「協力……?」
芽衣花「お願い」
芽衣花「私…妹を助けたいの」
鈴響「………」
鈴響「…じゃあ、仲間にも連絡してみます」
満月と頼漢が芽衣花と顔合わせをし、例の計画を聞く。
満月「ま、まじ…で…?」
芽衣花「どうか一緒に、妹を助けてください」
芽衣花は頭を下げてそう言った
最後までありがとうございました!!
「ちなみに」
芽衣花は車好きで、ほぼミッションの高級車しか乗りません。
次回もよろしくお願いします!!!




