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楔の日  作者: 赤裏大喜
33/64

第33話 「森羅万象の頂点に」

第33話です!よろしくお願いします!


白楽グループ内の地下にある闘技場にて、白楽一族が全員集まる。闘技場の中はとても広く、自由に走り回れる

その空間に凱弦が前へと立ち、綾騎はその隣に、他の者が凱弦の目の前に整列して立っている


凱弦「皆、よく集まった」

凱弦「我が子ら、誇り高き白き血筋よ」

凱弦「今日集まったのは他でもない」

凱弦「"真世界(しんせかい)"についてだ」

凱弦「綾騎(りょうき)

綾騎「はい」

綾騎「昨月、我々白楽グループの全国店舗数は、1000を突破致しました」

綾騎「それにより、凱弦様が仰った"真世界"を目指せます」

綾騎「本日より2ヶ月後」

綾騎「実行致します故、御協力の方お願い致し……」


その時凱弦が綾騎の左腕を掴む。

その行動に驚く綾騎


凱弦「おい」

綾騎「……………!!」

凱弦「少々お喋りが過ぎるぞ、お前はただの説明役だ」


ナレーション【この時、ここに居る全ての者が震えた】

ナレーション【目の前の王に】


綾騎が焦りながら喋る

かなり怯えているようだ


綾騎「も…申し訳ありません……」

凱弦「問う」

凱弦「…悪魔はなぜ産まれた」

凱弦「俊樹!!!」


列の後ろの方にいる俊樹が当てられる。


俊樹「え…あはい!!」

白菊(しらぎ)俊樹(としき)(15) 夜俊の息子】


俊樹は何を喋るか考えながら、足、背筋、腕をピシッと真っ直ぐにして凱弦に言う


俊樹「………じ…時間が経てば老いるように…………冬は寒いように……」

俊樹「当然の事だからです!!」

凱弦「ああ…正に」

俊樹(よ、よかったぁ〜)

俊樹(あの人、この質問した時2回例え言わないとめっちゃキレんだよなぁ〜、うわマジ焦った)


俊樹は胸を撫で下ろす

次の瞬間、凱弦は納得のいったような表情をし、突如叫ぶ


凱弦「悪魔こそ美!!」

一同「悪魔こそ力!!」

凱弦「悪魔こそ命!!」

一同「悪魔こそ王!!」

凱弦「悪魔こそ!森羅万象の頂点に君臨する!!!」

凱弦「これは!!一切変わる事の無い真実なのだ!!!」

凱弦「……」

凱弦「……その悪魔を殺す悪魔狩りは駆除せねば」

凱弦「皆、我に従ってくれるな?」


ナレーション【皆一切、考える余地もなく、無意識の中で行った】

ナレーション【敬意と尊敬、承諾を込めた、この土下座を】


凱弦「……フッ」


ナレーション【男は微笑んだ】


凱弦「この我が」


ナレーション【自身の地位の高さに対してだ】


凱弦「貴様らに感謝してやる」


ナレーション【そして男は、傲慢である】



同じ地下闘技場にて、白楽一族が集まっている


ナレーション【1ヶ月後、先の"悪魔狩り駆除作戦"実行に向け、白き一族は現状の強さを剥き出しにし、今後の課題を見出すため、白楽同士で大会を開催するのであった】


地下闘技場には観客席があり、まるで野球場のVIP席のような高級感があった

その部屋には芽衣花と花姫が一緒にいて、戦いの様子を見ている


花姫(また始まるのか……)

芽衣花「花姫(はなひめ)

花姫「?」

芽衣花「見ててね」

花姫「は…はい……」


闘技場の中央にて、夜俊はマイクを使って司会を務める


夜俊「私は!白菊夜俊(しらぎよるとし)!!選手の紹介兼審判をさせて頂く!!」

夜俊「早速始めさせて頂こう!!」


東の入場口からゆっくりと歩いて出てくる宗治


夜俊「東!!白楽(はくら)宗治(そうじ)!!」

宗治 (……だりぃ)


西の入場口から不安な顔を浮かべながら歩く俊樹


夜俊「西!!白菊俊樹!!」

俊樹(マジかぁ…宗治くんかよ〜…)


2人が闘技場の中央に集まる


夜俊「両者場に上がった」

夜俊「では」

夜俊「始め!!!」


宗治「俊樹」

俊樹「?」

宗治「俺は早く帰りたい」

宗治「だが、負けたくはない」

宗治「覚悟しろ」

俊樹「…うっす………!」


俊樹は怖がりながらも答えた


最後までありがとうございました!

豆知識というか、普通に説明?

彼らが使う魔法のような力は「術陣(じゅつじん)」と言います。技術解放陣(ぎじゅつかいほうじん)の略称です。

次回もよろしくお願いします!

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