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楔の日  作者: 赤裏大喜
32/71

第32話 「斬撃」

第32話です!よろしくお願いします!


戦闘中の3人、鈴響は悪魔に背後を取られ危ない状況にいる。それに気づく満月


満月「れっち!」

鈴響「くっ……!」


頼漢は瞬時に悪魔の頭を叩き潰す


鈴響「頼漢さん!助かりました!」

頼漢『……』

満月「油断!」

鈴響「すんません!」


鈴響は圭大が持っていた剣を握って戦場にいる。


鈴響「っし!!」

悪魔『スゥゥゥゥゥ………』


悪魔が息を思い切り吸い込む


満月「デッカイの来るよ!らっち!」

頼漢(ああ……!)

頼漢『ガァァァ!!!』


頼漢から無数の腕が生える。

すると次の瞬間、悪魔が頼漢たちの方向に力を収束させたビームを放った。とてつもない勢いだ

そのビームを無数の腕で受ける頼漢


頼漢(威力………!!)

満月「れっち!らっちが受けきったら突っ込むよ!」

鈴響「はい!!」

頼漢『………』


ビームを受けきり、力が消えていく


満月「Go!」


満月と鈴響が悪魔に向かって一気に走っていく


悪魔『グゥゥ……』

鈴響 (よし、このまま!!)


悪魔の背後にいた鈴響だったが、悪魔が即座に振り向き鈴響と目が合う


鈴響「!」

満月「れっち!」


悪魔はパンチを鈴響に向けて放ったが、鈴響は剣で受ける。


鈴響「うぅ……ッ」


その拳を受け流しながら一気に核も斬る


鈴響「うおおおおおお!!!!!」


核を斬ると悪魔が消滅し灰になる


鈴響「はぁ…はぁ…はぁ…」

満月「すごいよれっち!」


鈴響は肩で息をしながら親指を立てグッドサインを見せる


鈴響「はぁ…はぁ…あざっす………!」

頼漢『まだ残ってる、ここで休んでろ」

鈴響「はい…!そうしまっす」


悪魔の状態を解いた頼漢は、鈴響を見ながら思う


頼漢 (こいつ……)

頼漢(戦いのセンスあるな………)

頼漢(普通ビビんだろ)




白楽グループに存在する地下闘技場にて、夜俊と王我が対峙をしていた


夜俊「"底吠(ていべい)"」

王我「"天下一刀(てんかいっとう)"」

王我「お前にこれを見せるのは、久しぶりだね」

夜俊「戯け」

悪魔『ガァァァ!!!』


夜俊は爪から出現させた悪魔を使役し、王我に向かわせる


王我(硬い…一太刀では核まで辿り着かないか……)

王我 (それじゃあ!)

王我(連撃…………!)


王我は悪魔の肉体を剣で細かく高速に切り裂いていく


ナレーション【夜俊の傀儡となったこの悪魔は、元々持つ鋼の如き肉体と、夜俊による肉体の強化で更なる硬さを手にしている】


王我(やっぱり一筋縄では行かせないよな)

王我(それでこそ夜俊だ)

王我(でも…俺はお前より強いんだ……!)

王我(相手の強度が俺の斬撃を上回るのならば………!!)


単純明快!!!


王我(またそれを上回る………!!)


そう考えると、悪魔の硬さを上回る斬撃力を見せる


夜俊(あなたがずっと嫌いだ)

夜俊(私が強くなっても、その強さを上回る強さを誇る)

夜俊(常に上へ居た)

夜俊(ヤツの背中しか見えなかった)

夜俊(私はいつまで経っても…ヤツの弟でしかなかった)

夜俊「……私は…」

王我「夜俊!!!」

王我「こんな場所で諦めてたら、いつまで経ってもそこに威張り着くことになるぞ」

王我「かと言って俺も!!!手加減はしない!!!」

王我「何故ならば!!俺は勝ちたい!!」


そう叫ぶと、王我が渾身の一撃を悪魔に叩き込み、核を破壊することに成功する


夜俊「………!」

王我「ふぅ…」

王我「またやろう、夜俊」


背中を向けさろうとする王我だが、夜俊が引き止める


夜俊「王我!!」

王我「?」

夜俊「なぜ毎月…私を煽り、戦いに挑む?」

王我「なぜって…」

王我「夜俊は強いから、体を動かすには最適な相手だよ」

夜俊「強い…私が……」

王我「またやろう」


夜俊はその言葉にどこか安堵の表情を見せ、それを見た王我は優しく微笑む

最後までありがとうございました!

次回もよろしくお願いします!

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