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楔の日  作者: 赤裏大喜
28/71

第28話 「重なる⑤」

第29話です!よろしくお願いします!


頼漢が悪魔に殴りかかるが、その悪魔に(いと)も簡単に止められてしまう


満月「らっち!触手!」


頼漢が夜俊に向かって腕の形をした触手を向かわせる


夜俊「!」


夜俊はその攻撃に対抗するため、親指の爪から悪魔を出現させ、その悪魔に自分をガードさせる。

その様子を見ていた頼漢は即座に触手を自分の元へと戻す


頼漢(なんだあの悪魔………)

頼漢 (ビクともしなかった……)

頼漢(一旦距離をとるしか)

夜俊(壊れなかったか……)


ナレーション【白菊の爪に封印された悪魔には階級があり、親指の爪から離れるにつれて弱い悪魔となる】

ナレーション【先程出現させたのは最強の親指の悪魔】

ナレーション【その能力は、とてつもない硬さを持つ肉体、更には衝撃吸収である】

ナレーション【このシンプルな能力が、幾千もの悪魔狩りを葬ってきた】


頼漢(とてつもなく硬い肉体……)

頼漢 (どうすれば………)


圭大が下に俯き、ふらつきながら階段をゆっくりと降りてくる


頼漢(神代……!)

満月「けっち!」

満月「あ、あれ?雨音(あっち)は……?」


圭大は変わらず黙っていたが、突然夜俊の元へ歩き出す


満月「え…ちょ…」

満月「けっち!!」

圭大「…お前だろ」

硬い悪魔『ガァァァ!!!』


夜俊の元へ向かう圭大を足止めするように先ほどの親指の悪魔を目の前へ向かわせる。

だが圭大は一瞬にしてその悪魔を真っ二つに斬る


頼漢、満月、夜俊『!!!!?」

夜俊「貴様なぜ……!!?」

圭大「お前は知らないだろ……」

圭大「雨音が感じた恐怖を………」

圭大「雨音の痛みを!!!」


そう叫ぶと、剣を握った拳のまま夜俊の頭を叩きつけるように右手を振り下ろす

夜俊はその一撃に尻餅をつき倒れる


夜俊「うぅ………っ!!!」

夜俊「貴様……ッ」

圭大「雨音の未来を…今を奪ったんだ」

圭大「頼む、苦しんで死んでくれ」


倒れている夜俊の腹を右足で思い切り踏みつける


夜俊「ぐは………っ!!!」

夜俊 (まずい……このままでは……!)

圭大「もう会えねぇんだよ!!二度と!!!」

圭大「雨音は何も悪くない……!」

圭大「何の罪のない人を殺した!!」

夜俊「あの女は罪を犯した!悪魔を侮辱するという大罪を!!」

圭大「黙れ」


今度は夜俊の顔を何度も踏みつける


圭大「黙れ黙れ黙れーッ!!!!!」


何度も何度も踏みつけていて、顔が血まみれな夜俊は意識がなくなっている。

すると突如背後に白楽凱弦が現れる


凱弦「……」

頼漢(白楽凱弦………!)

圭大「お前……」

凱弦「無様だな、神代」

圭大「殺してやる……」

頼漢『ダメだ神代!!」


そう言うと頼漢は少しずつ悪魔の状態を解きながら、圭大の肩に手を置き行ってしまわぬよう言う


頼漢「今は退避だ………!」

圭大「…離せ」

頼漢「神代!」

圭大「オレが!!!殺さなきゃいけねぇんだよ!!!」

頼漢「落ち着け!おい!!」

頼漢「神代!!」

頼漢「なぁ!」


頼漢が圭大と目を合わす。

すると圭大は気づく、頼漢はすごく辛そうな顔をしていた。


圭大「く………っ」

圭大「おい、白菊夜俊に伝えとけ」

圭大「苦しんで死ね」

凱弦「ああ、伝えておこう」

凱弦「また会おうぞ、神代圭大」

凱弦「再び会う日、必ず殺すぞ」

圭大「………」


頼漢は悪魔に変身し、満月と圭大を触手で掴む


頼漢『………』

満月「………あっち」

満月「じゃあね」


突き破って入ってきた窓から出て、瞬時に姿を消す


凱弦「全く…情けない」


凱弦は突然、夜俊と共に姿を消す



ナレーション【1度ある事は2度、3度、4度と続く】

最後までありがとうございました!

次回もよろしくお願いします!

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