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楔の日  作者: 赤裏大喜
25/66

第25話 「重なる②」

第25話です!

よろしくお願いします!


夜俊「標的"神代圭大"」


夜俊が出現させた1体の悪魔が一気に圭大たちに向かう。


圭大「!」


圭大と満月はそれぞれ剣とナイフで抵抗する。


満月「けっち平気!?」

圭大「なんてことねーよ!!」


圭大は悪魔を蹴り、距離を取る


夜俊「こんなものではないぞ」


突然悪魔が自身の左腕を引きちぎり、圭大に向けて投げる。

だが圭大は避ける。壁に当たった腕の血が圭大の顔に付着し前が見えなくなる


圭大(しまった!血で前が……!!)


腕を投げた悪魔はすかさず圭大の目の前へとやってきて、顎に一発入れる

圭大「う………ッ!!!」


その一撃を喰らったことにより鼻血が出て、脳震盪が起こる。

圭大はふらつき力無く膝をつく。


圭大「ぅぁ……っ」

満月「けっち!!」

圭大(まじか…立てねぇ……)

夜俊「神代」

夜俊「さぁ謝れ」

夜俊「今謝罪をすれば、許すことを検討してやる」

夜俊「さァ!!」

圭大「…………」

圭大「…オレは、自分が悪いことしたなって思ったらしっかり謝る」

圭大「お前らに悪いなんか一言も思ってねぇよ…!!」

夜俊「…………そうか」

夜俊「よくわかった」

夜俊「地獄で永遠に後悔しているがいい」

夜俊「"あの時謝ればよかった"と」

圭大「なんねーよ、絶対にな」

夜俊「フッ、潔いいな」


頼漢が突然夜俊の顔を殴る。


満月「らっち!」

頼漢『悪い!!」


頼漢は悪魔の変身を解きながら話す


頼漢「神代!立て!!」

圭大「うるせぇ……!」

夜俊「全く貴様らは…………」

夜俊「何処まで愚かなのだ!!!」


夜俊が更に悪魔を出現させる


頼漢「ビビってんのか?」

夜俊「…」

頼漢「自分は戦わず悪魔ばっかに戦わせて…」

頼漢「自分が傷つくのは嫌な腰抜けなんだな、ヒゲ」

夜俊「あぁ…そうか………貴様は愚かなどでは到底表せられない……」

夜俊「阿呆なのか……」

夜俊「貴様は…貴様らは…どうしようも無い阿呆なのだ」

夜俊「そうだ…この私がこの阿呆共に怒る必要などない……」

夜俊「私の貴重な時間をそ奴らに注いでどうする…」

満月「腰抜けー!」

夜俊「愚鈍の戯言だ」

圭大「腰抜け」

頼漢「クソヒゲ」


夜俊は頼漢の「クソヒゲ」という発言に反応し怒る。


夜俊「殺されたいのだな貴様らァーッ!!!」

夜俊「いいだろう!!私が直々に葬ってやる!!!有難く思え!!この阿呆共が!!」


圭大が剣を鞭状に変化させ、夜俊に向けて一撃を放とうとするが悪魔が夜俊を庇いガードする


圭大は舌打ちをする。すると夜俊が圭大に突然ナイフを投げつける


満月「けっち!」


そう言うと満月は夜俊の投げたナイフに向けて自分のナイフを投げる。

そのナイフは衝突し、弾くことに成功した


圭大「っぶね!!」

満月「集中!!」

圭大「ああ!!」


悪魔が自分の爪を剥がし、圭大たちに投げつける


満月(爪!?)


圭大はその爪を避けるが、左の頬に掠ってしまう。


圭大「っ……」

夜俊「悪魔はなぜ存在すると思う?」

圭大「本来存在しちゃならない物だろ」

圭大「つまりバグだ」

夜俊「バグ………?」

夜俊「害虫とでもいいたいのかッ!!!!」

夜俊「餓鬼め!!!」

圭大「バグも知らねぇのか!!ゲームやれよ老害!!!」

夜俊「行け!!」


夜俊のそばにいた悪魔は自身の歯を抜き、圭大に投げつける。


圭大「っ………!」

満月「うっ……」

頼漢「満月!!」

頼漢「血が……!」

満月「大丈夫、全然痛くないよ」

頼漢「神代!先にいけ!!俺がやる!!」

圭大「久田…」

頼漢「早くしろ!!!」

圭大「っ……」

圭大「悪い!!!」


圭大がすかさず2階に向かって走り出す


夜俊「行かせる訳がなかろう………!!」


すると頼漢が悪魔に変身する。


頼漢『ゥゥゥ……』

頼漢『ガァァァァァァァ!!!!!!!』

圭大「くっ……」

圭大「どけーッ!!!!」


夜俊が再び圭大に向けてナイフを投げる。

すると今度は圭大の左腕に刺さってしまう


圭大「う………っ!!!」

夜俊「フッ」


そう微笑むと夜俊は圭大に背を向けて頼漢の方へと目を向ける


頼漢(なんだ?諦めたのか?)



2階へと続く階段を走って登っていく圭大


圭大(待ってろ……!雨音!!)

最後までありがとうございました!

えぐいバトルでしたね…

次回もよろしくお願いします!

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