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楔の日  作者: 赤裏大喜
22/65

第22話 「矢vs圭大②」

第23話です!

お楽しみください!


芽衣花の前に警察官が立っている。芽衣花は速度違反を起こしたことで切符を切られている。


警察「スピード出しすぎですね」

芽衣花「すみません」

花姫【お姉様が、スピード違反起こしました】



2人は車から降り、白楽家の豪邸の扉へ手を伸ばし開ける。


芽衣花「ごめん〜、テンション上がっちゃった」

花姫「いえ…」

芽衣花「さ、着いた着いた」

芽衣花「ただいま〜」

芽衣花「どうする?お風呂入る?」

花姫「いえ…後で大丈夫です」

芽衣花「そっか」

芽衣花(あの学なし男…)

芽衣花(まさか私の矢を討つとは………)

芽衣花(意外と強いな、あの男)

芽衣花(でも今度こそ仕留めてやる)


バルコニーへと続く扉を開き、外へ出る。

だが突然芽衣花がある方向へと目を向ける


芽衣花(この方向かな……)


芽衣花はその方向を確認すると、左手の人差し指と小指を立てる。通常の"(つい)"とは違い、そのエネルギーは大きく、通常の弓のような形だ。


芽衣花「"釣霊縛式(ちょうれいばくしき)"」


右手でその弓型のエネルギーに触れ、矢を放つ仕草を取る。


芽衣花「"()せ"」


そう言うと、勢いよく向いていた街の方へと放たれる。



圭大は芽衣花に逃げられ、未だに探している。


圭大「くっそ…どこ行った……」


背後から雨音が走って呼ぶ。


雨音「神代くん!」

圭大「見失った……」

雨音「白楽の一族……」

圭大「!」


その時圭大は何かの気配に気づく。


圭大「何か来る…ここから離れるぞ!」

雨音「は、はい!」


街のビルの壁が破壊される。先程芽衣花が放ったあの矢だ

周囲にいた人々は叫び逃げ惑う。


圭大「く……っ!」


圭大はすかさず刃を出現させ戦闘態勢に入る。


圭大(あの女の矢だ……!)

圭大「逃げろ雨音!」

雨音「ですが神代くん!!」

圭大「雨音!!」

圭大「オレを信じろ」

圭大「全部終わったら電話する」

雨音「……はい、信じます」

圭大「よし、走れ!」


雨音は走って圭大の背中の方向へと逃げる。


雨音「必ず生きて!!」


圭大は剣を鞭の状態へと変化させる


圭大「ああっ!!」


ブン!矢に向かって鞭を放つ。だがその一撃は矢に絡みつき、そのまま上空へと上げられてしまう


圭大「!!?」

圭大 (くっそ!!!)

圭大(上空!これじゃ戦えない!!!)



芽衣花はその様子を感じ取っていて、圭大が戦闘を行っている現場とは離れた場所にある自宅で煽るように呟く


芽衣花「さぁ…どうするかな?」



圭大は変わらず上空にいて、反撃も出来ずにいる。


圭大(くっそ!!速すぎる……!!)

圭大(鞭状態解いて…いや落ちるだけだ)

圭大「……」

圭大「………よし」


圭大は矢を自分の方へと引き寄せる。

すると剣を通常の状態に戻す


圭大「だぁぁあっ!!」


圭大は矢を左の素手で掴む。その瞬間圭大は持っている剣で矢を真っ二つに断ち切る。

だが圭大は矢を掴んだことで火傷していて痛めている。


圭大(くっ……!手が………!!)

圭大(鞭を……!)


段々と地上へと落ちていく圭大は電線に鞭状となった剣を絡めることに成功したが、上手く着地出来ず転んでしまう。

その衝撃で意識を失ってしまう。

落ちた圭大の周りに人が集まる。だがその中に見覚えのある顔がいる。頼漢だった


住人「大丈夫ですか!?誰か救急車!!」

頼漢「……ったく」


そう呟くと頼漢は周囲の人々をどけ、圭大を見下ろす。


頼漢「離れてくれ」

頼漢「俺の連れだ」

最後までありがとうございました!

楽しんでいただけましたでしょうか?僕は「釣霊縛式(ちょうれいばくしき)」がお気に入りです

次回もよろしくお願いします!

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