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楔の日  作者: 赤裏大喜
152/152

最終話 「生者(しょうしゃ)」

いよいよ最終話です。

ここまで読んでくれた人!本当にありがとうございます!変な書き方でしたがお楽しみいただけましたでしょうか?

では!早速読んでみてください!

神代圭大と境共志郎の物語を見届けてください!!!

どうぞ!!!


ナレーション【2つの楔の力が衝突したことで爆発が起きた】

ナレーション【それにより、2人の楔は解けかけている】


圭大「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

共志郎「はぁ…はぁ…はぁ…」


境は疲労しながらも右の拳で圭大の顔面を殴る


圭大「あが………っ」


今度は左の拳で顔面を殴り、圭大は倒れてしまう


共志郎「僕が…勝つ……」

共志郎「僕が殺す……ッッ!!!!!」

圭大「殺す殺す…って…うるせぇなぁ……!」

圭大、共志郎「うおおおおお!!!!!」


同時に飛び出し、お互いの顔を殴り合う


圭大「がは……っ」

共志郎「うっ……」

共志郎「ああああああ!!!!」


境は圭大の腹部を思い切り蹴る。

そして圭大はその一撃に悶え膝をついてしまう


圭大「オエッ……」


だが次の瞬間2人は飛び出す。この一撃で決めると言わんばかりに今までの罪を乗せて腕を振るう。

境は右手のアームカッターで圭大を左肩を斬り、圭大は右手のアームカッターで左肩から心臓の方向にかけて切り裂く。

それにより境は核が斬られ血が噴き出て倒れてしまう


共志郎「ぁ……」

圭大「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

共志郎「………」


倒れている境の瞳には青く澄んだ空が映る


共志郎「…最後の…景色が…こんなに綺…麗でいいの…かな…」

圭大「お前……手加減したろ…………」

共志郎「…」

共志郎「僕は…この戦いの…中で……自分が不幸だと…思ってたけど…違った……」

共志郎「…結果なんだ」

共志郎「僕が犯した…罪……"楔の日"なんかじゃ…収まらない……僕は死ぬよりも…重い罰を…受けなきゃならないんだ……」

共志郎「神代くん…僕に……」

共志郎「"境共志郎はこの世に…いなかった"…って……言って…くれないかな……」

圭大「………」

圭大「……境…共志郎は…………」

圭大「………」

圭大「いた」

圭大「確かにこの世界にいた」

圭大「人殺しの、歴史に乗るような大犯罪者かもしれない、でも…」

圭大「オレはお前を知ってる」

圭大「お前の、正しい物語を」

圭大「お前の、今まで頑張ってきた楔を」

共志郎「……………」

共志郎「…神…代くん……」

共志郎「……僕を知ってくれて………ありが…とう………」


そう言った瞬間、境の瞳孔は完全に開き息を引き取ったことが確認できる


圭大「境共志郎」

圭大「ゆっくり眠れ」


境の体はゆっくりと塵となって消えていく





凪奈は圭大の腕を肩に回してゆっくりと歩く


圭大「……」

凪奈「…終わったね」

圭大「…ああ」

圭大「…」

凪奈「圭大?」

圭大「…まだだ」

圭大「オレの中の開闢の細胞がある」

凪奈「…」

圭大「まだ、オレがいる」



その時突然圭大は頭の中で神に話しかけられる。ここは圭大と神が共鳴した魂の間だ


世界神【それがあなたの選択ですか】

圭大【…あんたが人間を作ったっていう神か?】

世界神【世界神、そうお呼びください】

圭大【とにかくオレは悪魔を全て消す】

圭大【…何かオレに用があんじゃねぇの?】

世界神【悪魔を完全に、瞬時に消し去る方法があります】

圭大【なんだ?】

世界神【あなたが死ねば全て終わります】

世界神【開闢の悪魔の細胞を持つのはあなたのみ】

世界神【あなたが死ねば終わります】

圭大【…だろうな】

圭大【まぁ…やるさ】

世界神【では……】



圭大「凪奈、悪ぃな」

圭大「オレの家に遺書が置いてある」

圭大「一応…みんなに書いたから渡してくれ」

凪奈「……え?」

圭大「お前…帰ってろ」

凪奈「遺言…って……」

凪奈「でも…生きるって………」

圭大「悪ぃ、生きるのは無理だ」

凪奈「…………」

凪奈「…わかった」

凪奈「…」

凪奈「……」

凪奈「……ごめんっ…」

凪奈「こういう時…どんなこと言ったらいいんだろうな……へへ……」

圭大「何も言わなくていい」

圭大「でもオレからは言わせて欲しい」

圭大「本当にありがとう」

圭大「それと…ごめん……!」

圭大「迷惑かけた……………!!!」

圭大「本当に…悪かった」

凪奈「圭大」

凪奈「謝る必要なんかないよ」

凪奈「圭大のおかげで悪魔はいなくなって、これから平和になる」

凪奈「大丈夫、世界中の人が知らなくても、これから先、知ることがなくても」

凪奈「私が知ってる」

圭大「………」

圭大「…ありがとう、凪奈」




鈴響は凪奈から圭大の手紙を渡される。その内容は悲しいものだ


圭大【拝啓、山田鈴響】

圭大【この手紙読んでるってことは、やっぱ死ぬしかなかったんだな】

圭大【せっかく約束したけどさ】

圭大【ごめん鈴響】

圭大【勉強は、あの世で教えてもらうことになった】

圭大【教えてもらうまでしばらく時間かかっちまうな】

圭大【でも楽しかった、お前がオレに話しかけ続けてくれたおかげで立ち直れた】

圭大【お前が色んな仲間に出会わせてくれた】

圭大【いつもオレを助けてくれてありがとな】

圭大【お前はオレの最高の親友だよ】

圭大【ありがとう】


鈴響は静かに涙を流す




そして時は10年後へと移行する


鈴響「久しぶりだなぁ、2人と会うの」

凪奈「2年ぶりとかかな」


2人は手を繋ぎながら待ち合わせ場所であるベンチに座る

2人は左手の薬指に指輪をしている。どうやら結婚したようだ


共佑「やぁ」

鈴響「お久しぶりです」

共佑「今日はいい天気だねぇ」

鈴響「零弦さんは来れないんでしたっけ?」

共佑「ああ、歳だからねぇ」

真理美「ごめーん!遅れたわよね」

鈴響「いいや全然っすよ」

凪奈「うんうん」

真理美「よかったー!」

共佑「行こうか」




墓場へ移動した4人は手を合わせる

そこには死んでいった悪魔狩りの名前が刻まれている。もちろんその墓場は普通の墓場ではない。誰も来ないような森の中にある


鈴響「俺と凪奈は結婚して、俺は高校教師になりました」

凪奈「結婚しました」

共佑「俺は引き続き、漫画を描き続けているよ」

真理美「私は今結婚して専業主婦」

鈴響「……」

鈴響「圭、皇さん」

鈴響「2人と会って、悪魔を退治することになって」

鈴響「あの時…苦しい事も…わけわかんないこともあったけど…」

鈴響「本当にありがとう」


鈴響【いつも思う】

鈴響【みんなに話しかけてる今この瞬間、みんなと繋がれてる気がする】

鈴響【この瞬間が…いつものこの日が俺にとって】

鈴響【楔の日なんだ】




そして春見高校の教室へ移る。

圭大と境についての授業のようだ

少年が開く教科書にはこう記されている


【神代圭大…それは……】

【境共志郎と共に、日本を悪魔の世界へと変えた張本人である】


そして少年はその教科書をめんどくさがりながらも捲る






楔の日 完。

最後までありがとうございます。これで楔の日は完結になります。

この話はもともと、僕が趣味で描いていたものでした。

楔の日は1年くらいで完結させましたね。

次回作も作るかもしれないのでその時はご期待ください、全力で仕上げます。

というわけで!ご愛読ありがとうございました!!!

また会う日まで!!!

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