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楔の日  作者: 赤裏大喜
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第1話 「交わる」

初めて小説書いてみたので温かい目で見守ってください笑

今までで趣味で書いてたりはしてたんですけど投稿は初めてしました!これより楔の日第1章・第1話始まります!どうぞお楽しみください!

【今更後悔しても、もう遅い】

【どれだけ願っても、過去へ戻ることはできない】

【その後悔に苦しみながら生きるしかない】


圭大「……」(無表情で目つきの悪い青年が無言のまま住宅街を歩く。登校の最中のようだ)

神代圭大(かみしろけいだい)(16) 高校1年生】

鈴響「おーい!」

圭大「?」

鈴響「やっと見つけた…」(走ってきたからか、息を切らして言う)

鈴響「昨日約束したろ!お前ん家迎え行くって!」

山田鈴響(やまだれいきょう)(16) 高校1年生】

圭大「お前が一方的にしてきただけだ」

圭大「オレは約束してない」(すぐにそっぽを向き歩き出す)

鈴響「いいだろ!朝一緒に行くくらい!」(圭大についてゆき話しかける)

圭大「オレは1人で行きたいんだよ、ついてくんな」

鈴響「相変わらず冷てえなぁ」

圭大「ほっとけ」(めちゃくちゃ嫌そうな顔してる)


---大学内---

原田「境!」(教室に入ってきた彼は手を上げて境に話しかける)

原田将太(はらだしょうた)(19) 大学1年】

共志郎「やぁ、原田」(座ってる境も手を上げ返す)

境共志郎(さかいきょうしろう)(19) 大学1年】

原田「今日も寒ぃなぁ」

共志郎「雪予報だよ」(スマホで天気予報を見ながら言った)

原田「うわまじか」

原田「本格的に冬になってきたな」

共志郎「だね」

(境の隣に座る原田)

原田「うわ、明日バイトだ…」(そう言いながら机に顔をつける)

共志郎「また朝からのやつ?」

原田「そうそう、夜はちょっと用事あっからさー」

共志郎「いつも言ってるけど…それって何の用事なの?」

原田「んーとまぁ…色々だよ」

共志郎「へー…よくわかんないけど頑張ってね」(優しそうな表情で言う)

原田「おう!」(ニカッと笑った口から白い歯が見える)

共志郎「…今月はご両親の命日だもんね」(少し悲しげな表情)

原田「……おう」(優しく微笑みながらも悲しげに言う)

原田「親父とおふくろに、とびっきりいい花を買ってやんねぇとな!」(さっきまでの悲しみを吹っ飛ばすかのようにとびっきりの笑顔で言う)

原田「…あん時病気で2人無くしちゃったけどさ、ちゃんと俺は生きてるよーって言いたいんだ」

共志郎「原田らしいね」

原田「ところで境」

共志郎「?」

原田「勉強教えてくれ」

共志郎「いいよ」

【あの時、ああしていれば】


---高校教室内---

ガラララ(教室の扉が開く

鈴響「だからさー」(2人で教室に入っても尚、鈴響は圭大にしつこく話しかける)

圭大「…」

鈴響「明日こそ一緒に登校しようぜー?」

圭大「無理」(そう言いながら自分の席に座る)

鈴響「いいだろ朝の登校くらいー」(圭大の後ろにいて肩を揉む)

圭大「ダメだ!」(どこか焦ったような表情で怒鳴る)

鈴響「冷たいっ!」(鈴響はそれに気づいていない様子)

雨音「あの、神代くん」

皇雨音(すめらぎあまね)(16) 高校1年生】

圭大「?」

圭大「誰だあんた」

鈴響「バカかお前!」

鈴響「同じクラスの(すめらぎ)さんだろ!?」

圭大「皇…あー委員長」

圭大「何?」

雨音「いや、宿題が出てません」

圭大「……」(冷や汗をかいている圭大)

鈴響「お前出せよ」

圭大「明日出す」

鈴響「それこの前も同じような事言ってたぞ」

圭大「皇、明日まで待って」

雨音「分かりました、先生に伝えておきます」


---大学内、教室にて---

(2人は椅子に座って勉強会を開いているようだ)

共志郎「ここはこうだよ」(教科書の問題を解き方をノートに書いて教えている)

原田「あ、そういうことか」

原田「お前教えんのうめぇーな」

共志郎「そうかな、普通だと思う」

原田「分かりやすいんだけどな」

ガラララ(扉が開く

共志郎、原田「?」

悪魔『ウゥゥゥ……』(突然悪魔が教室に顔を出す。その姿は不気味で体が震える)

原田「…………」(なぜか真顔で焦っていない表情)

共志郎「コスプレ……?」(体も声も震え、怖いのがすごく伝わってくる)

悪魔『グゥゥゥッ………』

共志郎「は…………?」

原田「なんだ、どうし……」

原田「なんだ…その目……バッテンになってんぞ……」

共志郎「え…?」(境の左目から謎のバツ状の光が輝く)

悪魔『ガァァァ!!!』(2人に襲いかかる)

原田「うわっ!!」

ズガーンッ!!!(2人に避けられて机を破壊する悪魔)

原田「………」(冷や汗をかいていて少し焦っているようだ)

共志郎「あれは………」

共志郎「悪魔だ…」

原田「………」(境を見つめる)

共志郎「とにかく逃げよう!!」

原田「ああ……!」

ガシッ(原田の足を掴む悪魔

ドカッ!!!(転ぶ原田

原田「うぐ……っ!!」

共志郎「原田!!!」

原田「逃げろ境!!」

共志郎「できるわけないだろ!!!」

ガシッ(原田の体を締めている悪魔の手を掴む共志郎

悪魔『ゥゥゥゥ……』

共志郎「離せーッッ!!!」

原田「逃げろ馬鹿野郎!!!」

(悪魔が境を掴む)

共志郎「っ……!」

バッ!!!(共志郎を投げる悪魔)

(境は壁に叩きつけられ悶える)

共志郎「っ…原田………!!」

ガブッ!!!(原田の足を噛みちぎる悪魔

原田「ぐあっ!!!」

(原田を自分の頭上に持ち上げ、口を大きく開く悪魔)

共志郎「やめろォォォォォォッ!!!」

ガブッッ!!!!!!(原田の頭を食う悪魔)

共志郎「は………っ」(目が大きく見開き、絶望の表情を浮かべる)


ガチャッ(圭大が家の鍵を閉める

(圭大が後ろを振り向くと鈴響と雨音がいる)

圭大「わっ!!」

圭大「お前ら……」

鈴響「一緒に登校しようぜ!」

雨音「宿題ください!」

圭大「一緒に登校しねぇよ!宿題も学校ついてからでいいだろ!」

雨音「やったんですよね?でしたら今渡しても変わりませんよ?」

圭大「後でだ」

雨音「変わりませんって!」

鈴響「登校!!」

圭大「あーもううっせ!!」

ダッ!!(圭大が2人から逃げる

悪魔『……』

ドンッ(ローブを着ている悪魔とぶつかる圭大)

圭大「っ……どこ見て……!!」

鈴響「ぶつかったのお前だろ」

鈴響「ごめんなさい、大丈夫ですか?」

雨音「?」

悪魔『……』(よだれを垂らしている)

鈴響「あのー…」

悪魔『ゥゥゥゥ……』

雨音「え?」

ガシッ(圭大の首を掴む悪魔

圭大「うぐ………っ!!」

鈴響、雨音「!」

悪魔『………』(悪魔は微笑みよだれをダラダラと流している)

圭大「てめ……っ」(圭大は苦しそうに)

鈴響「やめてください!!」

雨音「ごめんなさい!離してください!」

悪魔『グゥゥゥッ……』

グググ(更に強く首を絞める

圭大「う……ッ」

圭大(オレがここで死んだら……こいつらはどうなる………?)

圭大(オレと同じ思いするんじゃねぇか……?)

圭大(知ってる……友達が目の前でいなくなったら…苦しい、辛い、死んでしまいたい)

圭大(なんであの時…って、後悔する)

圭大(オレと同じ思い…もう誰にもして欲しくないんだ)

圭大(必ず生き残る!!もう、後悔なんてしない!!!)

スッ……(圭大の胸から持ち手の様な物が出てくる)

鈴響「??」

雨音「あれは………?」

圭大「……」

ブゥンッ(持ち手から刀身が出てくる)

悪魔『グゥゥゥッ………』

ザンッ!!!(悪魔の腕を斬り、自分は解放される)

悪魔『グオオオオオオオッ!!!!!!!』

(圭大は尻餅をつきお尻を痛める)

圭大「痛っ………!」

圭大「っ………」(痛そうな表情を浮かべながら剣を見つめる)

圭大「なんだ…これ………」

圭大「…」(何かを悟ったような様子)

圭大「そうか………オレはもう」

圭大「後悔しない」(そう言いながら立ち上がり悪魔の真正面に立つ)

悪魔『ガァァッ!!!』(圭大に走って襲いかかってくる)

ガシッ(剣を握る圭大)

ザンッ!!!(悪魔の腹を少し斬る)

悪魔『ガアッ!!』(痛そうにしながらも次の攻撃のために構える)

ドカッ!!!(圭大の腹を蹴る悪魔)

圭大「うぐ………っ!!」(圭大は蹴られ、壁に打ち付けられる)

鈴響「圭!!」

雨音「神代くん!!」

悪魔『ハァァァ……』

圭大「くっそ……」

圭大(気持ちだけじゃ勝てない……)

圭大「あんな化け物…どうやって……」

(鈴響と雨音が圭大の元へと駆けつける)

鈴響「弱音吐くな圭」

鈴響「自分を信じろ」

圭大「…ああ、わかった」シュッ(謎の何かが頭上を通り過ぎる)

雨音「あの…2人とも……」

圭大、鈴響「?」

スゥゥゥ…(既に悪魔が塵になっている)

共志郎「………」(無表情で光が一切ない黒い瞳で悪魔の塵を見つめる)

共志郎「君たち…怪我は?」(圭大たちに問う)

圭大「あんた何なんだ」

共志郎「僕は…悪魔だ」

共志郎「でも、こいつらとは違う……」

圭大「こいつら?」

圭大「まさか…こんな化け物がまだいんのか」

雨音「そんな……」

共志郎「安心してほしい」

共志郎「僕が悪魔を滅ぼす」

【人生一度きり】

【後悔する前に決断は早めた方がいい】

最後までありがとうございました!読みにくくてすみません!これから改良していきますのでどうぞお手柔らかにお願いします。

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