表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

アニメ感想の部屋

90本も放送されたらしい2025年夏アニメ22作品紹介と感想

作者: fuuku

2025年夏アニメが終わりました!


私は普段なろう系・異世界物のアニメを中心に楽しんでいます。皆さんはいかがでしょう?


なろうエッセイをお借りし、紹介と感想をまとめました(ネタバレはなるべく抑えます)


個人的な満足度という形で点数付けもします。私の中では50点いまいち、60点まあまあ、70点良作レベル、80点名作レベルで満足したというイメージです。


(評価基準についてはどくアニというアニメレビューサイトに大きく影響受けています。さらにいうと視聴前再生ボタンを押す際、どのくらい楽しみでテンション上がるかを1つの基準にしています)


個人的に作画よりストーリーが合うか重視する傾向があるため、私が個人的に楽しんだ度合いについては個人的満足度、作画やアニメの演出が良く、配信人気等も含めより多くの視聴者に薦められると思った度合いについてはおススメ度と、2つの基準で評価する方式を取ります。


※22作品紹介するため相当な長文になってます。最後に総括もまとめているので飛ばしつつ最後まで読んで頂けると幸いです。

冬アニメで小説家になろうで連載している、あるいは連載していた作品は全13作品でした。その内「白豚貴族」「水属性の魔法使い」「ブサメンガチファイター」を除いた10作品を視聴したのでまずはそちらを五十音順に紹介します。



・異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~

個人的満足度 75点(80点) おススメ度 ☆3.5


ファンタジー世界を舞台にした国家運営シミュレーションゲーム、『Eternal Nations』。 そこでユーザーランキング一位を獲得した伝説のプレイヤー、伊良拓斗は、入院中に意識を失う。 気が付くと拓斗は、まるでゲームの中のような世界、イドラギィア大陸に降り立っていた――。 そこに現れたのは、『Eternal Nations』で拓斗が最も愛用していたユニット、《汚泥のアトゥ》。 そこで拓斗は、ある決心をする。 「――僕たちの国を作ろう。僕と、君だけの王国を」


トークショー行ったり前作歴悪を楽しんだ柳瀬監督の作品、しかもダークファンタジーということで期待してました。話も演出もかなりゲーム要素を取り入れていたのは意外でもあり面白かった。どうも昔のPCゲームに近いものがあるようですが、未プレイの私としては建物を作って発展させていくゲーム、シムシティを連想しました。

キャラはヒロインのアトゥが邪悪かつかわいい2面性あって大変魅力的。他にもEDでスポットあびた双子キャラが衝撃的な展開。冒頭から描かれてた人肉エピソードが単発でなく掘り下げられるのがダークファンタジーとして一貫しているなと。そんなわけでキャラは素晴らしいですがストーリーはあまり進まず消化不良な面があります。最終話後は心にぽっかり穴が開いた感。逆に言えばそれだけ楽しんでたということ。柳瀬監督は仕事早いですし2期見たいものです。次の仕事決まってたら遅くなりますし決まってないといいな。


Youtubeのキャスト特番は大変良かったので加点。主演の熊谷俊輝さんは現役高校生だそうです。制作会社MAHOFILMの初作品、「うちの娘」のヒロインは当時高校生でマイノグーラでも共演の高尾奏音さんが抜擢されましたが重なるものがあります。高尾さんはその後の活躍が凄かったですし熊谷さんも幻想水滸伝でも主演を務めるそうで今後の活躍が楽しみ。OPは佐々木李子さんでしたが防振りのEDとか明るい曲が多いそうで、今回ダークな曲だったのはAveMujicaの影響かなと。MAHOFILM初作品のOPを高尾さんが歌い、最新作のOPをAveMujicaのパートナーで仲良しでもある佐々木さんが歌うのなんかいいなと思いました。



・鬼人幻燈抄(2クール目)

個人的満足度 60点 おススメ度 ☆3


時は天保十一年(1840年)。大飢饉により人心が乱れた世において、鬼が人の姿に化け、戯れに人をたぶらかすようになっていた。江戸の街から遠く離れた山間の集落・葛野かどの。この集落に、甚太と鈴音という兄妹が暮らしていた。幼い頃に、ある理由から葛野に来たよそ者の二人だったが、皆に受け入れられ仲睦まじく日々を過ごしていた。集落には、「いつきひめ」と呼ばれる巫女がおり、成長した甚太は巫女の護衛役を務めるように。そしてある日、甚太は鬼の討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う―

三人の運命の歯車が重なり、そして狂う時。人と鬼、長きに渡り時代をも巻き込む大きな災いが降り注ぐ。江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら百七十年という途方もない時間を旅する鬼人の物語を描く、和風大河ファンタジー。


制作会社横浜アニメーションラボは近年なかなかクオリティが安定しないようで鬼人幻燈抄も2クール目に入って苦しんでいた印象。ストーリー自体は構成赤尾でこさんで悪くなかった。敵側含め各キャラの矜持・ぶつかり合い、胸に来るものがありました。原作は2011年Arcadia2015年なろう掲載の古い作品ですが古き良き重厚感伝わります。2クールだからてっきり完結してくれると勘違いしてましたが一区切りで話はまだ続くんですね。正直鈴音が全然登場せず清正もどうなったか釈然とせず消化不良感あるのでなんとか続いてほしいものです。ヒロインポジだとおふう良かったですが報われるといいな。



・サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4


人類は詠唱をなくして、魔術を使うことができない。 ところが、その不可能を可能にしてしまった、ひとりの少女がいた。 リディル王国における魔術師の頂点・七賢人がひとり 〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。 史上、初めて無詠唱魔術を生み出した若き天才である。 しかし… 極度の人見知りであがり症の彼女は、 使い魔の黒猫と山奥に引きこもり、 数式の本に囲まれて、ひっそりと魔術の研究に打ち込んでいた。 そんな彼女のもとに、貴族の集う名門校に潜入し、 第二王子を護衛する極秘任務が告げられる。


異世界ぼっちざろっくというべきか、ぼざろのぼっちちゃんみたいな衝撃コミュ障主人公モニカはめちゃ面白いです。反面他キャラが薄いというかあまり印象に残らなかった。イザベルの悪役令嬢に扮するというのは転生者ならメタで分かるが異世界人がやるのは無理にキャラ付けされてる感ある。第二王子フェリクスも序盤から仲間に裏切られてますがそもそも有能なら裏切られないはずで有能感は薄い。話はミステリー系ですが薬屋みたいな昔のなろうらしいどろどろした展開がなく綺麗すぎるなと。

終盤出たバーニーは嫌な奴ですがそれだけではなく複雑な感情持ち合わせたキャラなので結構好き。フェリクスも焦点当たりだして何考えてるか分からないキャラからようやく脱却しそう。

作画は自販機と同じ会社と思えない程凄まじいし世界観もBGMもよく不快感が少なく何となく見てしまえるのは地味に素晴らしいと思う。続くことで化ける作品と思ってます。



・自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2nd season

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆3.5


俺が転生したのは……なんと「自動販売機」!?前代未聞のあったか~い自販機アニメが、波乱の新章へ突入!圧倒的な力を持つ冥府の王を前に、なんとか生き延びた自動販売機「ハッコン」たちは、ハンター協会の会長たちとともに冥府の王を討伐するべく立ち上がった。元・自販機マニアの知識と、新しい仲間との出会い、新しいフォルムチェンジの力で、ハッコンたちは冥府の王を倒すことができるのか!?


後半作画息切れした1期からかなりテコ入れしてきたなという印象。作画だいぶ良くなったし演出はアイキャッチ等でコナンやルパンとかサザエさんやセーラームーンやら、メジャーなアニメや懐かしのアニメ演出を取り入れて面白かった!

話はシリアスな展開強く、街に大量の被害が出たりまさかの人物の裏切りなど衝撃の連続で面白いですが何か足りなかったなと。シリアスな世界観表すようなBGMが足りず、絵柄・キャラもコメディ寄りでシリアス部分とミスマッチなのが最大の問題だなと。自販機のネタを1期でだいぶ消化してしまったためハッコンの主人公感も薄れた気がする。1期はしゃべれない中どうコミュニケーション取るかも面白かったのにある程度しゃべれるようになってしまったのが痛い。

作者の別作品、畑の転生者のEPはツッコミ所あって面白いけどパートナーが畑の一部を使うくらいじゃ物足りずやはり畑の転生者本人や新しい要素がもっと必要だった。キービシュも「最大の危機に立ち向かえ」でこの作品らしさがなかったしね。しかしまさかの3期決定で畑の登場含め新要素期待しています。



・ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される

個人的満足度 75点(前半70点) おススメ度 ☆3,5


ずたぼろの服をまとい、両親から召使のように扱われている貧しい男爵家の次女・マリー。 それでも素直で優しい心を持ち続け、彼女は家族に尽くしていた。 ある日、マリーのバースデーパーティが開かれる。 ところが、主役はお姫さまのような姉のアナスタジア。 会場の外で哀しそうに佇むマリーは、偶然にも大富豪のキュロス・グラナド伯爵に遭遇する。 お互いに惹かれ合い、マリーにひと目惚れしたグラナド伯爵だったが、ある勘違いからマリーではなく、アナスタジアに求婚してしまう! 急速に進んでいく、グラナド伯爵と姉との婚約。 しかしアナスタジアが事故死してしまい、代わりにマリーが伯爵家へ嫁ぐことになり……!? 勘違いから始まる“ずたぼろ令嬢”のシンデレラストーリー、開幕!


公式から引用させてもらってますがあらすじツッコミ所多すぎて面白すぎませんか?姉が唐突に事故死って(^^;悪役令嬢系は刺さらないことも多いですが衝撃すぎるあらすじが気になりすぎて見始めました。そしたら大当たり!

話は相当シリアスですが、アップで描かれる登場人物達の行動が素っ頓狂で、もはやギャグになっている。なのでシリアスな土台はそのまま非常に敷居の低い作品になっていて見やすかった。話は前半ストレスのたまる展開もありますがちゃんと主人公が成長するきっかけになり後半ミステリアスな展開もあって面白い。

ただし主人公が常に緑に光る演出は完全に余計だったなと。主人公の特別感出したかったのかもですが特別でない主人公が努力で成り上がることに価値ある作品と思ってます。

話は色々おかしい部分あってB級感あるんだけど真面目な話と合わさることで面白さにつながっているなと。サブキャラはメイドのミオは可愛かったし相方のキュロスなど1人1人の魅力が感じられました。



・盾の勇者の成り上がり Season 4

個人的満足度 90点 おススメ度 ☆4


復活間近の四霊「鳳凰」との戦いに備える盾の勇者・岩谷尚文は、反目し合う四聖勇者の力を合わせるべく、三勇者と対峙し、そして和解へと至った。 しかしラフタリアが、誤解から王位を継承する意識ありと認識されクテンロウという国の刺客に命を狙われてしまう。 尚文はクテンロウと話をつけるため、唯一連絡船の出ている、亜人の国シルトヴェルトを訪れる。 盾の勇者を信仰する亜人たちに熱烈に歓迎されるが、シルトヴェルトも一枚岩ではなく、尚文一行を歓迎しない者もいた。 そして、クテンロウもまた政情不安を抱え、ラフタリアが革命の旗印に祭り上げられていく。 混迷を極める情勢の中、尚文は仲間を導く光となるか――。


初期の連載時から追ってた大好きなシリーズ。4期は作画の安定感とキャラ描写・日常描写が3期以上に良かった!3期が3つの制作会社が2話ずつ制作協力に入り残り6話をキネマシトラスが担当したのに対し、4期は3話以外全てキネマシトラスが担当しどこを切り取っても絵になるくらい安定していました。キャラ描写は例えば今回話に大きく絡まなかったフィーロも鳥形態で子供達と触れ合う様が丁寧に描かれたり。日常描写なら街並みやクテンロウの和食や遊戯とか。

一方ストーリーは3期より盛り上がり面では弱かったなと。4期の弱点として四聖勇者がそれほど活躍せず尚文もあまり主人公ぽくないなと。元々書籍版の追加ストーリーですし。

私はなろう版至上主義の面あって、シルトヴェルト編こそ好きなアトラに見せ場あるので好きですがクテンロウ編のラフタリアが実は高貴な血筋というのが書籍読んでた当時は納得いってなかった。下流のどこの馬の骨とも分からない奴隷少女が勇者と出会うことで成り上がっていくストーリーがいいんであって実は高貴ならメルティやフィーロと違いがなくなるだろうと。一方書籍版でカットされたなろう版の尚文がカースに侵され人格変わって尚文陣営が真っ二つになってラフタリアと戦うエピソード。あれは話はちゃめちゃ感ありますがカオスなWEB小説感あって尚文中心に話が進むのでアニメでやれば面白かったかも。全体的に書籍版の追加ストーリーは毒抜かれて綺麗すぎると思うんです。まあ1期から書籍準拠だったので仕方ないのですが。

でも書籍読んでた時納得できてなかったエピソードを年月重ねてからアニメで再解釈できるのっていいなと。最終話で尚文とラフタリアがそれぞれ国を手に入れ将来の脅威に立ち向かう力を得るまでが描かれていたと解釈できました。あとクテンロウ編の旧都明け渡しの会談、西郷隆盛と勝海舟の会談モチーフでしょうが歴史の一幕みたいな緊張感ありました。盾は自販機と違いBGMが良いのでシリアスな局面で映えます。シルトヴェルト編の3話の会議回は逆転裁判みたいで面白かった。ジャラリスが袖が御剣ぽいし長老と裁判長も似ているwバトルも毎回凄かった!最終話は濃密すぎる神回。ラフタリアの光と闇属性やフィーロ人食い疑惑など、1期からの細かい設定拾ってくれるのもポイント高い。


そんなわけで私はなんだかんだで大豊作の秋アニメで1番楽しめていたのですがアニメ勢は絶望感や衝撃度を求めているはずなのでなかなか難しいですね。しかし、めでたく決まった5期のPV!これは絶望感あってアニメ勢の求めているものが詰まっているなと。期待しています。5期のあと続くとしたらどういう方向でいくんでしょう。なろう版盾の終盤って壮大で独自性あってまとまりも良くてアニメでも盛り上がると思いますが書籍の展開で丁寧にやるといつまでたってもたどり着かず打ち切りになりかねないのでカットしてでもやってほしい。

アニメ外だと予算の都合か生配信の回は減ってしまいましたが配信以外の広報活動相当頑張ってたなと!歴代のOPED公開良かったし新宿駅の広告見に行ったし盾とコラボしフィーロ役の日高さんが始球式登板したヤクルトと中日の試合も行ってきました。フィーロと因縁あるドラゴンズとの戦いというのもいい。試合は前半の大苦戦から後半まさかの逆転、9回も2アウト満塁を守り切る劇的な展開、応援にも熱が入りたまには野球行くのも楽しいと感じました。


先日尚文役の石川界人さんとメルティ役の内田真礼さんが結婚を発表!おめでとうございます。日高さんと内田雄馬さんが結婚した時フィーロとメルティが姉妹になったといじる投稿を配信で読んでもらい

https://youtu.be/zzQ1su86Auw?t=1363 

界人さんにも笑って頂いたのはいい思い出ですがまさかこんなことになるとは!当時もうお付き合いされてたんだろうか( ̄▽ ̄)青ブタ婚でもあり、エックスでも大バズりでしたがきっかけに新しいファンが両作品に興味持ってくれるといいなと。あとメルティはなろう版では・・ぜひ完結までやってほしい^^



・追放者食堂へようこそ!

個人的満足度 80点 おススメ度 ☆4


超一流冒険者パーティーを追放されたデニスは、元奴隷の美少女アトリエと出会い、夢であった自分の食堂を開店することに。しかし、その扉を叩くのはなぜか問題を抱えたクセ者ばかりだった!肉切り包丁で悪党をなぎ倒し、中華鍋で仲間を守る !? ここは、心もお腹も満たされる場所――『冒険者食堂』!!


異世界食堂と同じ制作会社ということで、魂継承した作品になるかと期待してました。

そしたら全く違う、しかし別のベクトルで面白いものが出てきた!ぱっと見明るい食堂物なんだけど昔のなろうらしいエグイ展開、奴隷、暴力、恫喝、妨害といったハード要素も入って飽きさせない。

キャラクターも良かった。ヒロインのアトリエはめちゃロリかわいい。ロリかわいさなら前期の闇ヒーラーのリリも良かったけど今期のアトリエや公女殿下のティナはさらに上だと思う。

そして主人公のデニス。追放側の勇者の側近の戦士みたいなガタイで、なろうによくいるけど主人公には少なかったキャラ。つまり新鮮さとなろうっぽさを両立した魅力ある主人公でした。

愛憎交えるという意味ではAランクパーティのサイモンを彷彿させるライバルキャラ・ヴィゴーとの終盤のバトルも神がかっており、料理アニメの域を超えている。その分料理場面がおろそかだった気もしないでもないが、だからこそストーリーが進み1クールでまとまりのあるものになったと感じます。



・強くてニューサーガ

個人的満足度 75点(前半80点) おススメ度 ☆3.5


魔族が仕掛けた大規模な戦争「大侵攻」によって、人族が滅亡寸前にまで追い込まれた世界。 戦乱の中で青年・カイルは、かけがえのない存在と故郷を失う。 復讐のため、魔法剣士として立ち上がった彼は、激戦の末に魔王討伐を果たすのだが勝利の代償はあまりにも大きく、瀕死の重傷を負った自身も力尽きようとしていた。 その時深紅の宝石が放つ光に包まれ、次に目覚めると、なんとそこは既に滅んだはずの故郷だった! 4年もの時を遡り、失った家族、友人、恋人と再会を果たしたカイルは、二度と同じ悲劇を繰り返さぬよう、前世の記憶と経験を武器に2周目の人生に挑む!


2012年になろうで連載され今はアルファポリスに移籍している作品。昔の作品ということでやりつくした内容でないかと不安もありましたが面白かった!

キャラが苛烈、こちらが悪でもおかしくないくらい容赦ない行動します(笑)2016年の異世界物、灰と幻想のグリムガルでも ゴブリンに対し容赦ない行動してたし昔のトレンドなのかも。

特に前半が良かった。掛け合い面白かったし中世の権謀術数感ある王国の王女様も腹黒かわいいし。昔あれ系のサブスクで見たドラゴンナイトというゲーム原作アニメにストーリー似ててどこか懐かしく見てました

後半も苛烈さあって悪くないですが前半の貯金で勝負したというか、新しい魅力にはやや欠けてたいたかも。恋愛描写が減ったし終盤もおれたたEND気味であった。ただ、なろうは長編多いし低予算アニメは強引に終わらせるか、続きは原作ENDのどちらかにせざるをえないのはもうしょうがないと思う。

(続きは原作ENDなのに原作読みたいと思わせないENDならたしかに問題だけど)

最終話はヒロイン候補増え、好色英雄と言われる主人公の今後は追いたいと感じました。



・転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第2期

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4


魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人”の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、 強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ロードスト領でのギザルムとの戦いで見事勝利したロイド達。 魔術への探求心が止まらないロイドが次に目を付けたのは『神聖魔術』! 神聖魔術を習うため、教会を訪れるロイド達だが……?


1期はすさまじいクオリティの高さでなろうアニメに伝説を刻んだ作品。今回も楽しみでしたが2期は長所と短所がかなり別れた印象。

短所は同じ講談社系のシャンフロや転スラ同様、漫画版準拠なのかストーリーがあまり進まなかったこと。あと海外展開に合わせたのかセクシー要素も多少減らされている気がする。

長所は毎回見せ場あって安定して面白いことだなと。21話の豚肉回のようなメタ的なギャグや攻めた描写もありました。後半は各所で主人公チームVS敵のバトルが順番に展開されリゼロ3期みたい。ただリゼロ3期が今まで積み重ねたキャラ達が奮闘することに価値があると思うのですが、第七王子はまだその積み重ねが薄いと思うので名作一歩届かずといった印象です。



・勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~

個人的満足度 60点(65点) おススメ度 ☆2.5


白魔導師であるロイドはある日突然クビを言い渡され、勇者パーティーを追放されてしまう。 途方に暮れていたロイドだったが、たまたま白魔導師を探していたSランク冒険者のパーティーと出会い、クエストに同行 することになる。 これは、自分を普通だと思い込んでいる、規格外の支援魔法の使い手が冒険者になり、無自覚に無双する物語。


今期のなろう原作は大豊作。どれもバリエーション豊かで独創性ある印象ですが、その中でぱっと見低予算のいつものテンプレ系、主人公もテンプレ無自覚系で魅力ない等かなり手厳しい批評もネットでは見ました。ただ私はクオリティが低いことには同意しますがテンプレ系とは思ってないです。

パーティー物として主人公と4人の仲間たちの絆が描かれている。一人称のなろうにおいてこういう作品は意外に少ない。主人公に感情移入し辛いのは仲間達を立てるためだなと。

公式サイト見ると驚きますが仲間の記述が異常に少ない、そう、個性が少ないんです!つまり逆に魅力ある主人公だと、仲間が邪魔になってしまう。パーティ物として動かすためにあえて魅力のない主人公にしているのでは。つまり主人公でも仲間でもなくパーティに感情移入して制作側は物語を楽しんでほしかったんだなと。

クオリティは序盤こそまずまず頑張ってましたが終盤息切れしたのは残念だし回によってはテンプレ尽くしで退屈な回もある。ですが前半のお色気回、中盤戦の攻防、師匠との絆を一貫して描くなど見所も多かった。

そして加点要素として公式ラジオがかなり頑張っている。MC上手い日高里菜さんとアニメ出演急増してる白石晴香さんの相性も良かったし企画も多かった。ぶっちゃけ追放白魔導士のアニメは少し感想読むくらいであまり関係なくて(^^;ほぼ声優ラジオでした。でもそのせいかおたよりはたくさん来たようで面白いおたよりが多かった。以前から思ってましたがアニメファンと声優ファンてかなり客層違うなと。アニメ特化のラジオだと人も投稿も集まりにくいのに対し、声優特化のラジオだと集まる印象です。(だから投稿読んでほしいなら競争低く採用率高いアニメ特化ラジオがおすすめ)



以上が小説家になろうに掲載された作品です。この後はそれ以外に最後まで見た12作品を五十音順に取り上げます。



・薫る花は凛と咲く

個人的満足度 80点(前半85点後半75点) おススメ度 ☆4.5


バカが集まる底辺男子校・千鳥は、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子に嫌われている。 常にカーテンが閉まり、隣り合う校舎の教室は一度も見たことがない。 千鳥に通う紬凛太郎はいつも見かけで怖い人だと判断され、敬遠されることからいつしか人と距離を取るようになっていた。 ある日、実家のケーキ屋を手伝い中にお客として来ていた薫子と出会う 「凛太郎くんを怖いって思ったこと、一回もなかったですよ?」 凛太郎に偏見を持たず接する薫子との時間を戸惑いつつも心地よく感じ始める凛太郎だったが、彼女は桔梗の生徒で……。


よくお邪魔させて頂いてるアニメ系youtuberが何人かいるのですが何人も激推ししており一応見てみたら面白かった!不良に見える主人公に屈託なく付き合うヒロインの薫子めちゃ性格良い。人を見かけで判断は良くないということでスラムダンクを思い出します(そういえば同じ踏切出てました)

全体的に差別や偏見を持たずに接してみてはというテーマ性に溢れた作品。私自身薫子に対し序盤抱いていた印象が中盤家庭環境の解説で覆され、こちらが偏見持って見ていた!と一本取られました。

ただし後半友人が増えグループの話になってからの友情路線はあまりはまれなかった。テーマも同じテーマをずっと擦ってくどいと感じることも。桔梗と千鳥って連呼しすぎでキャラ名以上に聞いてる気が。

後半も手作りケーキ回とかは良かったし最終話はメイン2人の話に戻り、テーマ性でなく2人の関係性を進めることに力を注いでくれ素晴らしかった。来月はイベントあるそうですし2期の発表を期待します。


考察ですが主人公の容姿がめちゃくちゃ周囲から注目されるのに対し薫子の容姿はほとんど言われない気がする。もしかすると視聴者の目からはめちゃくちゃ可愛くても実際の薫子は一般人レベルか少し可愛いくらいなのかなと。性格が可愛いので我々や凛太郎の目からは可愛いく見えると解釈しています。

薫子役の井上ほの花さんはイセスマの頃はちょい役でしたがいよいよ売れてきたなと。可愛いけどいわゆる整形的な今風美人ではないですが、性格含め周囲を引き付ける魅力があるのは薫子と共通しているなと!今年の声優アワード取るかもだしぼざろの青山さんみたいに一気に売れる気がする、注目です。



・カッコウの許嫁 Season2

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆3.5


海野凪と天野エリカ。同じ日に生まれた二人は、赤ちゃんの頃に取り違えられた子ども同士。 定食屋の息子とホテル王の娘として育った二人は、育てと生みの両親たちのススメで、許嫁関係となることに。 ひとつ屋根の下で同居を始めた二人の生活は、クラスメイトの瀬川ひろや 兄を追って来た海野幸たちも巻き込んでいく。 許嫁、想い人、血の繋がらない妹。 凪を巡るちぐはぐな“四角関係”へ、今度は初恋の幼なじみがやって来る!?


2クールで描かれた1期は最初満足度70点でしたが2クール目はあまりに話進まずマンネリだと55点と私の中で急落した作品。2期は正直期待しておらず、せいぜい盾勇・青ブタとの声優被りを楽しむくらいかと思ってたら過去1面白かった!

何といっても新ヒロインのアイ。彼女は昔流行ったヤンデレ系ストーカーヒロインの系譜を感じるぶっとんだ子で、今までのカッコウに足りない奇抜さを埋めてくれるキャラでした。3クール目で新ヒロインとか既存ヒロインのかませにしか普通はなりませんが、これだけ過激な子ならヒロインレース良い勝負してくれるんじゃ?という期待も持てます。

制作会社オクルトノボルは冬アニメの不遇職鑑定士を作った所で、話こそ奇抜とは言えないもののキャラ描写にはこだわり感じられたので異世界物よりラブコメに向いてるんじゃ?と思ってたら応えてくれて良かった。

今年逃げ若を電子で買って一気読みし1度は地の底に落ちたはずの漫画熱が再開しつつあり、カッコウもアニメの続きから買い始めました。そのきっかけになっただけでもアニメ2期には大感謝!徐々に明かされる兄の謎はまあ期待してもと思いますがその他の要素が面白いので割り切って楽しめてます。



・気絶勇者と暗殺姫

個人的満足度 80点(前半75点) おススメ度 ☆4


勇者トトは、実力はあるが極度の人見知りのためパーティーが組めず、はじまりの町でくすぶっていた。そんな中、3人の美女――シエル、アネモネ、ゴアから突然パーティーへと誘われる! 念願の旅立ちにやる気に満ちるトトだが、彼女たちはその勇者を”殺る気”でいっぱいだった!? 女性耐性が無さすぎてちょっとドキドキしただけで気絶してしまう極度の人見知り勇者と、それぞれの目的の為に勇者の命を狙う3人のハーレムデスラブコメディ!!


当初は視聴予定に入ってなかったですがデスラブコメという聞きなれない単語に興味持ち見始めましたがめちゃくちゃ面白かった!

一見ハーレム物ですが主人公に従順な人形でなく各々に思惑があるのがよい!

昔「ハーレムと言ってもいろいろあると思うのです」というなろうエッセイで主人公を盲目に愛するヒロインばかりだと面白いハーレム物にならないという指摘がありまして、この作品正にその真逆をいくヒロインが勢ぞろいした面白いハーレム物だと!

3ヒロインそれぞれ魅力的でした。特にアネモネが気に入ってます。普段は主人公を信奉する典型的ヒロインですが実はヘビースモーカーで好きなものは酒と金(笑)そして昨年はまった異世界アニメ、鑑定スキルのファムさんに容姿も性格も職業も似ている。あっちは実は男性キャラでしたが、もし女性だったらこんな感じになるIF世界線を見るようだなと。

とはいえ基本ヒロイン達が主人公の暗殺を画策し失敗して終わるし、主人公が気絶してしまうことでラブコメとしても進展しないしマンネリ化する危惧はありました。しかし中盤以降全然勢い落ちなかったなと。

主人公が気絶し進展しない問題は耐えたり色々味変しマンネリ防いでいた印象。セクシー要素も色々凄くてそもそもそれだけで楽しめるし笑。10話の水着&相撲会なんか1話完結型でしっかり内容面白かった。主人公トトは特に感情移入しやすい主人公ではなかったけど焚火でのシエルとの語り合いで仮にヒロイン達の正体を知ったとしても態度は変わらないであろうと察せるの誠実でいいなと。

少年チャンピオンの漫画原作ですが、昔は異世界でハーレムな漫画って少なかった気がします。昔のなろうの影響があるのかも。そんな作品が好きな私にとっていい時代です^^



・クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-

個人的満足度 75点(序盤85点) おススメ度 ☆4


幼い頃から勇者に憧れていたアリシアは、王に選ばれし13人の勇者の1人となる。 伝説の剣を携え魔獣王クレバテスの討伐に赴く勇者たち。 だがその蛮勇は、エドセア大陸全土の人属を滅ぼしかねない最悪の危機を招いてしまう。 世界に唯一残された希望は、魔獣王に託された一人の赤子だった――。


当初視聴予定なかったですが感想欄でダークファンタジーと紹介頂き見始めましたがやば面白かった!勇者達も王国も壊滅する衝撃展開!一体今後どうなってしまうのか全く予想がつかず。ラグナクリムゾンに近い面白さを感じました。

漫画原作でストックに限りがあるからか怒涛の展開こそ序盤以降減ったしロッドとガルトとか活躍が半端なキャラもいましたがネルルの顛末とか自警団の矜持とか好きになれる話も多かった。

タイトルの準主人公クレバテス自体は感情移入しづらいものがありますが、主人公アリシアは魅力的!全滅したり囚われたり狙われたり碌な目に遭いませんが、姫様拷問の時間ですの姫に似た容姿と声で、ネタキャラとしても面白いし姫がシリアスな世界線にいたらこんな活躍したのでは。最終話、竜魔人バランのような強敵を乗り越え勇者らしく帰還する展開も報われてよかった。親子の物語と子の成長で締めるのも素晴らしすぎでしょう。

2期が決定!学園みたいの出てましたが果たしてどうなるか、楽しみに待ちたいと思います。



・公女殿下の家庭教師

個人的満足度 80点(前半85点後半75点) おススメ度 ☆3.5


王宮魔法士の試験に落ちてしまった。世の中は厳しい。 仕事を探すアレンに舞い込んだのは、公爵家御息女、すなわち公女殿下の家庭教師の仕事。 どうも胡散臭いが、あの『腐れ縁』ほど大変な生徒じゃないだろう。 そう高を括っていた矢先、彼を待っていたのは魔法を一切使うことができない少女だった?! 彼女の魔法を妨げているものとは一体…?


なろうではなくカクヨム原作。話題作に比べ結構遅い時間の放送なので低予算の萌え特化アニメとなめてかかったら大間違いでした。3、4話あたりで特に神髄を発揮し、ティナが指導を受け成長する様が素晴らしかった。そういえば制作会社スタジオブランは最強陰陽師を作った所で、あれも1クールながら面白い異世界物でした。

そんな王道A級的面白さあった前半に対し後半はB級感が強かったなと。

キャラが激増し安いハーレム感が出た他、姉のステラに急にスポットが当たりアレンが面倒見るようになる。言い方悪いですが乗り換えたような感。ただしB級アニメにはB級アニメの良さがあり後半は面白さのベクトルが変化したんだなと。ステラはCV水瀬いのりさんでかわいいし複雑な胸中見せる様は人間らしい。主人公の乗り換えた感も割り切ればあり。ハーレム物として主人公が誠実であろうとすれば逆におかしくなってしまいますし。同じ上村さんが主人公役の100万の命、あれはハーレムを夢見ながらも突拍子もない行動する主人公が面白いB級アニメでしたがこちらのアレンもそんな一面があると割り切って考えています。

音楽はさすがのキングレコード系列でOPも良かった。EDの岡咲美保さんはエクストリームハーツ後はとあるおっさん、NEWGATE、没落貴族など相当低予算の作品ばかり歌ってあまり実績になってない印象だけどようやく実績付きそうな作品で採用されたなと。



・Summer Pockets(2クール目)

個人的満足度 55点 おススメ度 ☆3.5


主人公の鷹原羽依里は、亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して一人で鳥白島にやってきた。 一日数本しかない連絡船を下りたとき、一人の少女と出会う。 彼女は潮風に髪を遊ばせながら、遠くを……海とも空とも言えない境界線をただ眺めていた。 気がつけば少女はどこかへ行ってしまい、羽依里は狐に摘まれた気分になりながら、祖母宅へ向かう。 初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。 都会暮らしでは知ることの無かった自然とのふれ合い。 忘れていた懐かしい何かを、思い出させてくれるような、そんな生活。 海を見つめる少女と出会った。 不思議な蝶を探す少女と出会った。 思い出と海賊船を探す少女と出会った。 静かな灯台で暮らす少女と出会った。 島で新しい仲間が出来た── この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。


2クールのKey原作アニメということで期待していましたが2クール目の展開はいまいち話が理解しきれず。エックスでは絶賛の声も多かったですがこれはゲームでストーリー理解してる原作勢の声で、アニメ勢からは賛否分かれてた印象。あと2クール目はしろは・うみメインでしたがあまり好きになれなかったのも大きい。1クール目はいわゆるツン状態であまり愛着湧かなかったんですね。逆に神アニメ始まった!とまで思った鴎は全く活躍せず。てか鴎ルート自体存在がなかったことにされてるようできつい、少しは思い出してくれ。

昔ガンダムSEEDでフレイというキャラを大好きになったんですが、続編デスティニーはもちろん絶賛の声も多いSEEDフリーダムもフレイの扱いが悪いという意味で私にとってはワースト映画なんです。


酷評する感じになりましたが2クール目もまあまあ楽しんではいます(だから40点台でなく50点台)親子の物語に何も感じなかったわけではない。ただし4クールで親子の物語を丁寧に展開した名作クラナドの壁は遠すぎたなと。Key作品は他にKANON・リトバス・とリライトを楽しんでましたがKANONが名作なのは言うまでもないしリトバスの終盤の感動は伝説級、リライトは賛否ありましたが徹底的に主人公の話にしていたの好印象だった記憶。サマポケは終盤主人公がぶれて花澤さんのキャラが登場しますが同一のはずのキャラと声質が違いすぎて初めて花澤さんの声が下手だと感じてしまいました。



・地獄先生ぬ~べ~

個人的満足度 65点(前半60点) おススメ度 ☆3.5


不可解な怪奇現象が多発している童守町。 子どもたちを守るため、童守小学校に一人の教師が赴任してきた。 5年3組担任の鵺野鳴介、通称ぬ~べ~。 普段は優しく、ちょっと抜けている彼には、日本でただ一人の霊能力教師という、もう一つの顔があった。 その左手には鬼が宿るという噂も!? 生徒たちを襲う学園七不思議、妖怪や悪霊に、地獄からきた正義の使者が立ち向かう! オカルティックヒーローアクション開幕!


ぬ~べ~といえばお色気なのですがほぼカットとは。ダイ大でレオナの水着カットの代わりに可愛い天使のレオタードを出していたように、大人キャラの色気とか何か代わりのものは欲しかったな。新アニメ版で知った方は昔のOVA版のOPとか調べてみるといいです。イメージがらりと変わります。

ただお色気はあくまで魅力の1つであり他にもグロ演出や感動回などあるのも事実。前半こそ和也の泥棒を曖昧にしたり改悪では?と思う回もあったけど9話の座敷童回なんかは戦後80年に相応しい話でめちゃ感動。物に魂宿る回も感動だったし見て良かったなと。当初は爆速展開で旧アニメ版でできなかった完結まで突っ走るのか注目してましたが思ったより丁寧にやる印象。その分話は大して進みませんでしたが2クール目どこまでやってくれるか注目します。



・青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4.5


思春期症候群―― 不安定な精神状態によって引き起こされると噂の不思議現象。 高校時代に様々な思春期症候群を発症した少女たちに出会ってきた“梓川咲太”も大学生になった。 国民的人気女優であり、恋人の“桜島麻衣”と共に金沢八景にある大学に進学した彼は、 校内で季節外れのミニスカサンタを見つけた。謎めく現象と共に、心揺れる少女たちとの不可思議な物語が再び始まる。 思春期は終わらない――


1期から3本の映画を間に挟み、実に7年ぶりの2期。私は盾の勇者と声優が同じというのがきっかけで当時見て、その後映画も全部行ってます。だいぶ前で忘れてる設定もありますが、大学生に成長したキャラ達が登場し新しい気持ちで臨めるのいいですね。しかし彼女持ちながら大勢の女性と関わる咲田はある意味超絶リア充大学生だなと笑。作中でもやっかみ受けててちょっと面白かった。

SAOや物語シリーズとか、彼女持ちかつ新ヒロインたくさん出る作品というのは、新ヒロインと一定以上は進展できないので難しい作りだと思います。ただ青ブタは麻衣さんが人間的にできていて、咲田も新ヒロインとの関わりを報告したり違和感は少なかったです。

彼氏がいる新ヒロインも多くご都合主義にはなっていない。時折怒りや嫉妬の感情を露わにするヒロイン達は実に人間らしく魅力あるなと。

1期のキャラが大量に出るので本作から入るのは難しいので新規勢は1期、映画と見て2期に入るのをおすすめします。話は難しい部分あるし私自身理解しきれたとはいいがたいですがおススメ度は高いです。色んなテーマを扱ってラブコメやヒューマンドラマを超越した他作品にない何かを持った作品、ならアニメ好きは抑えるべき作品です。

ラジオは1回だけだけどアフレコアフタトークが45分越えで実質ラジオの代わりになってておりアニメ外も充実していました。石川界人さんと小原好美さんのアフタトークなんかカッコウの幸や盾のアトラなど夏アニ共演多いということで色々触れてて面白かったです。

先日の界人さんと真礼さんの結婚発表時、咲田とのどかが結婚したらこうなる的なエックスが多数上がり、年月たってもたくさんのファンに愛されているなと。決定した映画で完結しそうですが打ち切り多い業界において本当に幸せなこと。期待しています!



・タコピーの原罪

個人的満足度 45点 おススメ度 ☆4


ハッピーを広めるため地球に降り立ったハッピー星人のタコピーは人間の女の子しずかと出会う。ピンチを救ってもらったタコピーは、しずかの笑顔を取り戻すため不思議な力を持つハッピー道具で奔走する。しかし、しずかはおうちと学校で何か事情を抱えているようで・・・。


1話だけ見て合わない気がして切っていたのですが各所で絶賛の声を聞き、全6話だからまあ見てみるかと9月に残り見たのですがやはり合わなかった・・。

猛烈ないじめを徹底的に描くダーク路線。個人的には昔の嫌な思い出を思い返す感じでトラウマだったし、いじめを描くならご都合主義に一石投じてリアリティ追及するべきで、謎生物やタイムリープ絡めたらリアリティも糞もなくないですか?

物事が最悪な方向にどんどんとびすぎて。私はダーク路線好きなつもりでしたがダークな中でちゃんと救いがある作品が好きなんだなと。なろうでダークファンタジーで検索したらあまりに登場キャラを貶めることに全力出す小説が出てこれじゃないと拒否感出たの思いだします。

最初はきつかったですが2話のラストと3話の序盤は急展開で大変面白いと思ったんですがその後またきつい展開に戻ってしまった。時系列が乱れ飛んで解釈難しいし登場人物の頭があまり良くないとも思う。小学生ならまだしも大人連中が壊滅的。ひぐらしなんかその辺バランス取れて面白かったんですが。タコピーの善意が胸糞すぎてどうせならまどマギのキュゥべぇみたいであってほしかったです。



・ぬきたし THE ANIMATION

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4


常夏の孤島・青藍島(せいらんとう)。 この島に生家のある橘淳之介は、両親の死をきっかけに妹・橘麻沙音と共に帰島することになった。 しかし青藍島は人口減少に待ったをかけるべく施行されたドスケベ条例によって、島中どこでもドスケベセックスが許可・推奨されており、「性産的行為」を拒否すると犯罪に等しい処罰を受けることになってしまう狂気の島であった。 誇り高き童貞にして処女厨であった淳之介はこの条例に疑問を持ち、自身と愛する妹の純潔を守るべく、反交尾勢力・NLNS(No Love No Sex)を立ち上げ、ドスケベ条例の破壊を目指して動き始める――! 「俺が...ドスケベ条例をぶっ潰す!」


エロゲー原作だそうで、よくテレビアニメにする気になったなと。ぬ~べ~新旧見れば分かる通り規制が徐々に及ぶ中でこういう反骨心はいいと思う。KADOKAWAもよくやった。

ただサマポケの2クールさえ詰め込んでいるのに長いエロゲーのシナリオを1クールに詰め込んだのは少々無理があったなと。主人公が敵対勢力に潜入し情が移り味方を裏切ってしまう場面があるのですが、詰め込んだ結果主人公が軽い人間のように見えてしまうというか。キャラも多すぎて1人1人描く余裕がなく、登場人物への感情移入が追いつかない。同じ制作会社パッショーネでエロい作品と言えば「異種族レビュワーズ」と「異世界迷宮でハーレム」ですがどちらもメインキャラは少なかったです。

ただドスケベ条例を破壊を目指すということで、逆に世間の規制の進行を皮肉るテーマ性は大いに素晴らしく、作画も頑張っていた。


あとはなんといってもメイン声優2人柳晃平さんと石上静香さんがおめでた婚発表は作品の内容が内容だけに衝撃でした。ラジオも普通ならセクハラでアウトな発言が堂々とできるので面白い。俳優も実際の夫婦が映画で濡れ場演じることありましたし。話題になり月1で延長も決まって良かった。

思えば10年前、ぬきたしと似た内容の下セカというアニメがあり、OP見るとでかいクレジット出ますが小林裕介さん・石上静香さん・松来未祐さんの3人がメインでした。松来さんは直後に若くして亡くなられましたがその後小林さんと石上さんがゆずラジというラジオがえっちなラジオ賞を取ったり好評で最近まで続き、その後相次いで結婚を発表。なんかこうして振り返ると全てが繋がっているというか。松来さんは結婚できないをネタにする方だったので、天国で驚いて・・いや喜んでらっしゃったらいいなと。



・ふたりソロキャンプ

個人的満足度 75点 おススメ度 ☆3.5


樹乃倉厳、34歳。 独りを愛する孤高のキャンパーである厳はいつものようにソロキャンプを楽しんでいた。 キャンプ後に帰ろうとすると、ひょんなところから超初心者キャンパー、草野雫と遭遇する。 厳は嫌々ながらも、雫とふたりでソロキャンプをやることに!? 厳の静かなキャンプライフはどうなってしまうのか……


普段見ないジャンルなのですが春からビオトープ作って育てる生き物探しに山河に遠出することがあり、キャンプも興味湧くように。ゆるキャンも興味ありますがまずは放送開始するこちらから見ようかなと。

そしたら普段あまり見ない絵と内容とキャラがとても新鮮で面白かった!歳の差パートナーということでご都合展開になったり逆に恋愛要素0の作品にならないか心配はありましたが良かったです。雫からどんどん話すので違和感少ないし恋愛要素も適度にある。巌はソロ活する経緯が丁寧に描かれおっさんらしさを魅力にもつなげててキャラとして立っている。私自身ソロ活好きだし親亡くなったのも早かったので共感する部分多かったです。

原作勢やアニメ玄人勢からは話や作画で批判もあるようですが私は全然楽しめてます。キャンプ知識増えるだけでも見る価値ありますし。1クール終盤で元カノ話を取り入れ綺麗にまとまってましたがなんと連続2クール!楽しみにしています。



・わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

個人的満足度 85点 おススメ度 ☆4.5


ぼっちな中学生時代から変わるため、高校デビューを果たした甘織れな子。しかし根が陰キャ気質のせいで、憧れの陽キャ生活に馴染めず窒息寸前に…。 現役モデルの完璧美少女、王塚真唯優しくてふわふわ天使の、瀬名紫陽花いつもクールな黒髪美人、琴紗月賑やかなムードメーカー、小柳香穂憧れの人たちに近づくために、きょうもがんばる甘織れな子。だったはずが──。 「君に恋をしてしまったんだ…」「待って! 友達どこいった!?」


百合物はそこまで惹かれないので視聴に入れるかは迷いましたが制作会社スタジオマザーは好きなアニメ鑑定スキルの会社でスタッフのトークショーも行ったくらいなので見始めました。

そしたらめちゃくちゃ面白かった!こだわりのOPに本編の面白さも盛り込まれているので見てない方はぜひ(逆にOP見て合わなそうなら無理に見なくていいと思う)

僕は友達が少ないのブリキ先生のような繊細かつ肉感的なキャラデザはめちゃいい。顔芸もよし。掛け合いもぶっ飛んだヒロイン達にレナ子が突っ込む形式がめちゃ面白い!通常会話も相当こだわってるのか、もう話すだけで面白かったりする。

作画も素晴らしいしゲームで対戦で使うネトゲとか細かい部分まで丁寧に作られている。さすがスタジオマザー。鑑定スキルで戦記物の経験がないからとスタッフに紙の剣盾持たせて戦わせ、アニメに落とし込んだ職人集団!今後も楽しみな制作会社です。

話は超絶金持ちの真唯、真逆の家庭の紗月、天使の紫陽花の3人のEPで構成されていて前の2人がツッコミどころ多数で面白く、紫陽花の話は割と真面目な話でツッコミどころは減るものの百合好きの人は逆に楽しめると思う。あと香穂の掘り下げが残ってますが続編5話が放送されるとのことで楽しみにしています。



※「ラノベアニメ」の「Jack the Reaper」も最後まで見ましたがショートアニメなので省略



最後に夏アニメの総括について!

約90本?全部見るタイプのアニメ好きからは悲鳴上がるくらいタイトル多かったクールのようです。私が見たタイトル以外も面白い作品多かったようで、エックス等で交流してる方やアニメ系youtuberさんと視聴アニメが重ならないこともしばしば。

私個人としてはもう超絶大豊作!見る作品見る作品当たりばかりの異常事態。序盤以外で切った作品もなかったし個性がせめぎ合う素晴らしいクールだったなと。

なろうアニメに限定しても私が見ていないブサメンガチファイターも評価高いし、水属性の魔法使いはサブスクランキングでめちゃ人気。相当粒揃いの作品が揃っていたのでは!

その反動か秋アニメはあらすじ一通り見ましたがあまり目ぼしい作品が少なかった気がする。(まあなろうは冒頭いつもので展開は当たり前。内容で勝負ですからまずは一定数見てみます)TRPG要素があるということで気になっていた異世界マンチキンも延期だし。でも代わりに異世界かるてっとが直前で秋アニメ参戦が発表されたのは嬉しかった。

ひとまず来期はアニメは一定数に絞りゲームに集中するクールにしようかと。ポケモンZA・ドラクエⅠⅡ・桃太郎電鉄と気になるタイトルが連続で発売されるので。3回ヨドバシに並んでついにswitch2手に入れゼルダブレワイを80時間で再クリアしたり、ドンキーやったり。アニメのラジオや特番も面白いの多く時間に追われた、しかし楽しかった夏でした。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!大変長文になりましたが一部でも読んで頂けたなら大変嬉しいです。

よろしければ、気軽に評価頂けると幸いです。

(ご意見や好きなアニメの話など、よかったら感想欄にどうぞ。アニメの好みはそれぞれ違うので肯定的内容でなくても歓迎です)



異世界アニメ多めで、他クールのアニメ感想も書いています。タイトル上のリンク先「アニメ感想の部屋」からもどうぞ。

2025年春

https://ncode.syosetu.com/n5358ks/

なろうアニメ150作品の集計ランキング作りました

https://ncode.syosetu.com/n7561kt/



↓秋アニメで気になっている作品

盾勇が連続で見れるし陰実参戦も楽しみ 異世界かるてっと3期

監督の演出が良く1期で出番少なかったキャラも活躍しそう 嘆きの亡霊2期

評判良いラブコメ 千歳くんはラムネ瓶のなか

注目の内田姉弟出るしニコ動で見ても楽しそう とんスキ2期

ハーレム物としてまとまっており完結に期待 結婚指輪2期

コナンスピンオフ犯沢さんは相当低予算だったがクレしんはどうなるか 野原ひろし

継続枠 2人ソロキャンプ

新規異世界物はめちゃ多いので化ける作品が出るのを期待してます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
いつも感想まとめお疲れ様です。コメントさせていただこうとおもうと、わりと大事になってしまうので、ついついスキップしてしまっていてなんだか申し訳なくw 言及された作品について、自分でも見たものについて…
投稿お疲れ様です! 今期はfuukuさんの評価と私の評価に結構違いがあると感じましたが(全て同じ作品を視聴したわけではないので当然ですが)、とりあえずクレバテスが好評で良かったです(笑) お互いダー…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ