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短編のお部屋

繋がりシャットアウト

携帯のメモに埋もれた文章。

これはかなり前に書いたもの。懐かしい。

この世界は言葉で繋がっている。


私は書くことが好きでこの世界に入ってきた。

今まで書いてきた物語の居場所が見つかったようで私は嬉しかった。

読んでくれる人がぽつぽつと、そこから繋がりが生まれた。


この繋がりを大切にしたいと思った。


この世界は言葉で繋がっている。

顔も名前も知らない人と繋がっている。

言葉は時に柔らかく温かく心を包む。

優しい世界。

優しい世界で繋がる人が増えた。


私の日常に現実世界と優しい世界の2つがある。

優しい世界の入り口は携帯電話。

携帯電話が壊れたら、優しい世界とはさよならかもしれない。


出会っていないだけで優しい世界にはいろんな人がいた。


ある日、私は優しい世界で気がついた。

言葉は時に鋭く冷たく心を刺す。

針のようなものでチクリ。

刃物のようなものでグサリ。


私はのほほんと生きてきて、言葉に対して何も考えなかったのかもしれない。


人と繋がって、言葉の難しさを知った。

携帯電話の電源をシャットアウト。

優しい世界をシャットアウト。


どれくらい時間が経ったのだろう。


私はまた書くことにした。

誰かと繋がりたくて言葉を紡ぐ。

私はパソコンを持っていない。

携帯のメモアプリで文章を書いている。

エッセイの写真も携帯。

皆様の作品を読むのも携帯。

携帯壊れたら私は泣く。



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