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知らない街

作者: 顎歌

知らない場所、知らない建物、知らない生活、知らない奴らに知らない景色、知らないことに翻弄される毎日も落ち着いて時間の流れが

ゆっくりになってきた。


名前を覚えるのが苦手で不安だった自分も

知らんかった奴らの50人近くの名前も

半年近く経ってやっと

うっすら覚えてきた。

フルネームは、言えないけど名前ぐらいは

言えるようになった。


きっと僕は

知らない街に馴染んで来たのだろう。


そしてこれからも知らないことに出会うたび

知って、この街に馴染んでいくんだろう。


でも、どんなに

この街に馴染んでも

どんなに

この日常や生活が当たり前になっても

この街の空気というか雰囲気というか

は、知らないまま。


故郷に帰って思った。やっぱり、知ってる。

懐かしい感じなんて一ミリもしなかった。


昨日までここで生活していたって

あの街は、夢だったんだって

言われても信じられるほど、知っていた。


きっと、これから先、何年何十年と住もうが

今住んでいるこの街は

知らない街のままで


逆に

知り合いや家族が一人もいなくなっても

知ってる建物が一つもなくなっても

きっと故郷の街は

知ってる街であるんだろう。


この知らない街での一年目、後半戦。

時間は更にゆっくりになるか、加速するか分からないが、やるしかねぇ。

読んで下さってありがとうございます!!


やっぱりなんか、違うんですよね。

この“知らない街”は。

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