医療行為?
この状況は一体なんだ?
本人に訊くのが一番なんだが…。えーと、なんと訊けば…ストレートに訊こうか。迷いに迷ってる暇はなさそうな感じだな。
腹を括った。
「エミル…これはどういう事かな?」
涙目でへにょっと困り顔。
可愛いんだけど、それ今じゃないから。ちゃんと説明してくれないと…。
「あの…うぅぐぅぅ……はぁひぃぃ…」
何か言いかけて、お腹抱えて呻き出した。
ああ、話してる場合じゃないッ。
「エミルごめん、見るね」
覗き込む。事ここに至っても手が出てくる。
無視して覗くと、さっき出てきてた物より大きいのだろうか、あられもない場所に透明な玉の一部が見える。
ついでにエミルの内部も透けて見える。
ーーーーーこれはまた、えらい事で…。
「…ひゅぅん…ぅぅう……」
エミルの呻きにどうにかなりそうな思考が戻ってくる。
そっと玉に触ってみる。ちょっと押し込んでしまったようだ。更に呻かれてしまった。
ごめん!
慌てて手を引っ込める。
お腹に手を当ててやる。
呻きが少し和らぐが、ビクビクンと身体が震えると、息んだのかさっきより姿を現した。
ムリリッと押し開いて出てくる様子に釘付けだった。
腹の当てた手に魔力が乗ってしまってたようだ。
「はぁぁあんッ!」
高く啼いた。
玉がキュッと縮んだ気がした。
ん?
玉にそっと指を添え……ゆっくり、弱く魔力を流した。
外殻の中身になるのか(?)が揺れたように思う。透けて見える向こうが歪む。
火属性の私の魔力はお嫌いなようだ。
エミルの土属性とは相性がいいのだろう。
しかも、どういう訳かこの外殻にはエミルの魔力が僅かに纏っている。
この魔力によってエミルの内部と馴染んでいたのだろうが、こうも大きい物が腹にあれば、具合も悪くなるというものだ。
エミルにとっては私の魔力は馴染んでるのだから、気持ちも落ち着き、楽になっていたというところか。
でも、流し続けるとこの物体が拒否して調子を悪くしてたのだな……。
あの劇物はコレを出す為か。あんな危険な物を。相当身体に負担が掛かってるだろう。風呂場で倒れて、今も息もするのも苦しそうにしてる。
なんとかしないと。
訊きたい事は色々あるが、終わってからだ。
意を決して、ゆっくり魔力を流した。
外殻を割っては中身がなんなのか分からない今は危険だ。
あまり多くは流せない。
止めて、様子をみる。
全体に小さくなってきた。
やはり自分を守る為に密にし小さくなってる。外殻の柔らかさは変わってないようだ。
「エミル、息めッ。サイズが小さくなった」
僅かに背を逸らして、息を詰めて、息んでいる。
徐々に出てくる。エミルの身体が汗を滲ませ頑張ってる。手を添えて魔力を供給する。
頑張れッ。
ハヒュ、ハヒュ、と浅い息使いで息む。
嗚呼、なんてところにこんな物が入って、嵌ってるのか!
腹立たしくも、昂ぶりも感じていた。
外周の大きいところが通過しそうだ。
あと少し…。
「頑張れ、あと少しッ…」
息を詰めて見つめる。
つ…通過…した。
そこからが早かった。玉が滑って押し出されて来た。
押し出された玉は、ポトリと落とされた。
先に出ていた物の倍はあるそれは濡れて、そこにあった。
これが、エミルの中に…。
ハァハァと息を吐いてるエミルの様子を伺う。
額に汗が浮いている。髪が張り付いていた。
終わったか?
安堵したところで、エミルが再び呻き出した。
はぁ?!
慌てて、お尻を見る。
小さいのがポコ、ポコ、出てくる。腸液で濡れたそれは、透明だからだろうか。キラキラした物体を産み落とすエミルが何故か神々しく思えてきて…。
!
何を考えてる!
「エミル、中を見るよ?」
指で中を探る。弱々しく抵抗を見せる彼になんとも言えない劣情が湧いてくるが、抑え込む。
私は、虐めたくなってる?!
おいおい…。
自分にツッコミを入れながら、魔力を流してみるが、よく分からない。
覗き込むとぐったりしてるのに抵抗してくる。
腹に手を添えて同時に流してみる。
奥まで流れていかない感じだ。途中で吸収されてる気がする。
エミルも疲れてるのだろう。私の魔力を吸収してるのか。
ーーーー仕方がない。
そっとエミルを横たえ、私は服を脱ぐ為にシャツのボタンを外していた。
ぼんやりエミルがその様子を見ている。
「今から君を抱くよ」
彼が驚いた表情でこちらを伺ってる。
軽蔑の色が瞳に揺れる。
ま、待ってくれ!!!
「ま、魔力を奥まで入れるから。その、やましい事は、うん、やましい気持ちは無いから、ね?」
この言葉は…嘘くさいな…。
自分の身体の反応が晒されると、情けなくなるが、説得力がないな…。
意図を察してくれたようで、唇を僅かに尖らせて、力を抜いて受け入れやすい体勢を取ってくれる。
全裸で包み込む様に彼をそっと背中から抱きしめた。
肌が密着する。
全身から彼に魔力を流す。
吸収される以上のものを渡せばいいのだ。
エミルの中に、深い場所に入っていく。
ゆっくり慎重に。
ピククンとエミルが揺れた。
エミルが近くにあった枕を引き寄せて、顔を埋めてしまった。
直前に見えた顔は真っ赤だった。
互いに複雑な心境で、その行為は始まった。
えーと…ね?f^_^;
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