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呑気な薬師と領主さま  作者: アキノナツ
番外編:エミルの日常
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露店開業

エミルの日常をぽてぽて……。


あー、あー、聞こえてるでしょうか?


只今僕はダンジョン近くで露店を開いて、商い中です。

冒険者さん達がいい感じで覗いて行ってくれてます。

ポーションもついでに民間薬も売れています。そこそこの稼ぎです。

今日は何か美味しい物を食べに行きたいですね。ここの名物って何なのでしょうねぇ。


そんな事を考えながら、近くの町での美味しいお店を訪れる冒険者さん相手にリサーチなどしています。


うーーーーー。

こんな実況妄想でもしないとやってられません。


ヴィクトルさまがこの上級ダンジョンに潜られて、まだ出て来てくれません。

『出てこなかったら、冒険者と一緒に町に戻って』なんて言って駆けて行きました。


S級の冒険者さまですから、心配なんてしてませんよッ。モンスター相手にはね。

僕のヴィクトルさまなんですから。

強いんですから!

サクッと行ってくるって言ってたもんッ。


ーーーーー日が暮れそうです。


朝早くにパーティ組んで入ったんだよね。

ヴィクトルさまはソロが基本なんだけど、パーティを組む事もあるのだそうです。


自分都合で動けないんだろうなと思うんだけど、オアシスでは定時に帰ってくるのが当たり前なので、この残業ちっくな時間が……なんだか……嫌です。


組んだパーティのメンバーも魅力的な方々なのも、モヤモヤします。


僕のヴィクトルさまはもっと魅力的です。

あの魅力と実力にキュンとされては、僕に勝ち目がないように思うのです。


こんな茶色の冴えない髪色におめめもぱっちりしてる訳でもなく、色も茶色……。

童顔でちんちくりんのおっさんです。


あ、愛、愛されてる(恥ずかしいッ!)自覚はあるんですが、(あつ〜)

相手に秋波を送られるのを阻止する事は出来ないじゃないですかぁぁ。


あー、まだ起こってない事に嫉妬しそうです。

ううぅぅ……胸がチクチク、もやもやします。


日が暮れる前に町に戻らないと戦闘能力のない薬師は危険です。


この冒険者さんを最後にしましょうか。

町に帰るか訊いて、同行がお願いできたら、ご一緒しましょう。


ダンジョンの方向を見てしまいます。


帰ってこないね……。

もうここに野営しちゃおうかな……。


「夜は流石に閉じるよね?」

訊く前にそんな事を言われてしまいました。


「開いているとイイですか?」


「そりゃね。でも、夜はこの辺りも様変わりだからな。無理はしない方がいいよ。ーーーーコレちょうだい」


品物をお渡しして、帰るタイミングを逃してしまいました。


ーーーー次に来た冒険者さんと帰りましょう。


片付けながら、お客さまを待ちます。

森は日が翳るのが早いですね。


ブルっと震えが走ります。


慌てて片付け、周りを伺います。

入っていく冒険者さんは居ても、帰る方はおられないようで。


完全にタイミングを逃したッ。


とりあえず、帰りましょう。

リュックを背負って、小走りにダンジョンを後にしました。


…道、コレで、合ってますか?


闇が迫ってます。

身体が冷えます。

嫌な汗が噴き出て来ます。

体感温度がバグってます。


もうダメかも…。

何が?


大木がある時点で道から外れてます。


行きにこんなのなかった。


木の裏に回ってみたら、大きな洞が開いてます。

さっきから霧のような小雨が煙るように漂うように降っています。

町に行くのは諦めて、ここで一晩お世話になる事にしました。


リュックを漁ったら、焼き菓子が少し。お店をしながら摘んでた残り。無いよりマシ。

モキュモキュ食べて、リュックを抱え、『隠匿の布』を被りました。


ダンジョンから離れたと思ってたけど、本当に離れられてるんだろうか。不安…。


魔獣は匂い消しとこの布でたぶん大丈夫。元々、人を無闇に襲いたくない動物だし。

問題はダンジョンモンスター。

アレは確実に人を襲う。

出会ったら、出会わなくても接近して積極的にぐわっと来ます。


寝れないね…。


実際は、スーッと寝そうになってたんです。自分でも呆れちゃった。えへへ…。


目が覚めたのは、木の周りを地面が擦れるような引き摺るような音が断続的起こってるのに気づいたからです。


魔力を意識して使います。

コレでこちらの気配は消えたも同然でしょう。


ーーーー早く朝になって……。


心細いのは変わりありません。




「エミル? そこにいるんだろ?」


いつも起こしてくれる声。

もうそんな時間?

布からもそもそと出ます。


「頭?! 人?!」

別の声に驚いてまた潜ってしまいました。


な、何なの?!

寝ぼけ眼もぱっちり開きましたよッ。

寝てたよッ。


「ありがとう。もう大丈夫だ」

ヴィクトルさまの気配だけになった。


こそーっと顔を出す。

えへへ…と笑ってみたけど、赤い目が吊り上がってます。

怖いぃぃッ!

射竦められて動けない。


動けない僕は、何もかも一緒くたに、ごっそり抱き抱えられました。

「帰る」

転移魔法で宿屋へ。今の拠点にしてる部屋。


「何故、ダンジョン近くで野営してた?」

身綺麗にされて、ヴィクトルさまのお膝上です。


「町に向かったはずですよ。迷ったみたいだけど」


「ーーーーー無事でよかった」

抱き締められました。


僕はモンスターに誘われたらしいのです。

使っていた薬草類が守ってくれたのか。

でも、僕寝ちゃったんだよね。

もしかしたら、そんなに危機感を感じなかったのかな?


ヴィクトルさま曰く、木の周りにスライムが円陣組んでたらしいです。


ーーーースライム?

ちょっと可愛いと思ってしまった。


ぷにぷにしたのが、木の周りをぐーるぐるでしょ?


ぷにぷに…プニョプニョ…


うふふ…可愛い。


ヴィクトルさまに頬っぺた引っ張られました。


「笑い事じゃありませんッ」


ぽてぽちとエミルのペースのような更新度合いだと思いますが、ぼちぼち投稿します。


お付き合いしてくれると嬉しいです。


そうそう(╹◡╹)

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