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思春期のすれ違い

年明け初日に届ける内容じゃないなコレ。

 「ユキ、もしかして私のこと嫌いになった?」


 悲しさが伝わる顔、気持ちが伝わるその表情でウォーラがそう言った。

 既にそう思われているとはわかっていたし、いつか聞かれるとは思っていた。否定の言葉を伝えることはできるが、実際のところ俺はどう思っているのだろう。ウォーラとは未だに仲の良い友人だとは思っているが、昔と同じ感情を持っているかと聞かれたら答えはノーだ。


 「黙っているって事は」

 「あいや、違う。嫌いになんてならないよ。けど」

 「けど、何?言ってくれないとわからないよ」


 その通りだ、気持ちは思っているだけでは伝わらない。言わない言葉なんて存在しないのと同じだ。だから自分の気持ちを言わなければいけないのだけれど、その自分の気持ちがハッキリしていないのだから何を伝えれば良いのかわからないのだ。俺の心にあるのは、言葉にできないモヤモヤだけなのだ。


 「ごめん」

 「…うん、そういう事なんだよね」

 「あ、違う!謝ったのは嘘をついているとかそういうんじゃない。上手く伝えられないってことを謝らなきゃって!」

 「うん、わかった」


 嘘だ、絶対にわかっていない顔をしてる。誤解を解きたいがために色々な言葉をかけるものの、激しく思い込んでしまった彼女は俺が何を言おうと相手にしてくれなかった。後から思うと、振られた相手に未練がましく付き纏う嫌な男のような振る舞いをしてしまったかもしれない。

 結局のところ帰りが遅くなってしまい、父さん母さんとラムノは村長から帰還したという報告を受けていたようで、帰宅と同時に心配と説教を受け取るのだった。

あけましておめでとうございます。

今年も完結目指して頑張りますので、良ければ飽きるまで付き合ってくださると幸いです。

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