気まずい関係
今年も残るところ、あと半日ですね。
皆さん良いお年を!
村長の家を出た俺がやることはただ一つ。家に帰って休む事だ。久しぶりに暖かい部屋と布団で休むことができると思うと、少しは気分が高揚する。感情を抑えて生きるために、なるべく外には出さないようにしているけども。
「あ、ユキ。おかえりー」
とそれまでの帰り道にて、ウォーラ・ブライドと出会うのだった。濡れた服の入った籠を持っているところを見ると、川に洗濯にでも行っていたのだろう。
それよりも困ったことがある。どうも最近、俺はウォーラに対して一方的に苦手意識を持っていて話がしづらいのだ。スコードを傷つけたことに対しての判決を下された時からだろうか、この気まずさが生まれたのは。
「ん、あぁただいま。ウォーラも仕事か?」
「うん。この時期の川辺はいいよね、水が気持ちいいもの」
「あ、あぁ。夏だものな」
「うん…」
話が終わってしまった。ウォーラには申し訳ないが、これで一旦退散させていただこう。喧嘩したわけじゃないんだ、気まずさは時間が解決してくれると信じよう。
「あ、ちょっと」
会釈をしてその場を去ろうとすると、俺が動く前に声をかけられた。流石にそれを無視するわけにもいかず、俺は再度ウォーラの方へ顔を向ける。




