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ゴリ押し捜索

仕事がクソ忙しく、何かをする気力がどんどん削がれていきます…。

 あの一瞬の声の後、もうウォーラの声と思われる音は聞こえなくなった。先程の声についても内容は聞こえなかったが、畑で感じた嫌な予感は今でも続いている。早く見つけたい、早く見つけてこの胸騒ぎを治めたい。

 どうすれば彼女の元へ辿り着けるだろう。そう考えながら声が聞こえたはずの方へと駆け、ひたすらに彼女の名を呼びかける。


 「ウォーラ!いるだろ、返事を!」


 そうだ。場所がわからないならしらみ潰しに探し回るしかないじゃないか。

 余計なことは考えるな、彼女の音だけを探せ。

 叫ぶのはやめだ。きっと彼女も何かしら信号を発するはず。それを逃すな。


 「…っ痛え!」


 …聞こえた。彼女の声ではない、聞いたことのある男の声だ。

 その一瞬だけ届いた信号を頼りにその方向へと疾走する。アドレナリンが大量分泌されているからだろうか、かれこれ数十分ほど走り続けているというのにまったく疲れを感じない。木々をかき分けて進む中で枝が体を引っ掻き血が出たとしても、そこまで痛さを感じないのはそのせいだろう。

 そうして傷ついたのは無駄じゃなかった。かき分けて進んだ林の奥で、とうとう俺は目的の少女を見つけた。畑でウォーラと一緒にいたというガタイのいい青年と共にいたのだった。

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