世界の真実とは
ちょっとこのスタイルだと話を進めにくいなーなんて思ってたりします。
追記:誤って仮タイトルのまま投稿してました…。修正済みです。
「何じゃユキト。もしかしてあの金属の塊を知っておるのか?」
「どうなんでしょう」
村長の質問に対して曖昧な返事をしてしまう。金属の塊が走ると聞いて、俺が自動車だと勝手に思っただけなのだから。
もちろん確信などない。俺が持つ魔法のように、不思議な力を持つ存在がいる可能性もある。異世界転生なんてフィクションでしか聞いたことがないようなことが現実に起きてるんだ。今更俺が知らない走る物体を生み出す魔法を持つ者がいるとしたって驚きはしない。…いや、実際に起きたら少しは驚かせてもらうと思うけど。
さて、とりあえず村長の言いたいことはわかった。世情に明るい街へと赴き、その技術の現状を知りたいということだ。断る理由もないのだから、俺は村長の依頼を受託することにした。
それに、欲を言えば俺もその走る金属の塊というのには興味がある。この世界がどれだけ俺の知る世界へ近づいているのかということを。
十年もこの世界で過ごしてみると想像してしまうのだ。この世界は異世界なんかではなくて、実は俺の知る令和の時代から前の時代へとタイムスリップしてしまっただけではないのかと。
数字、食べ物、動物。それらの要素が俺の知る世界とは全く同じなのだ。もしかしたら…、そう感じてしまう。
まぁ、仮に本当に過去の世界だとしたところでどうしようとないのだけれど。名前だけでも、二十一世紀の俺に残せたなら良いところだろうか。




