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技術の進歩

今のところ少しギリギリですが何とか毎日投稿続いてますね。一旦水曜終了目標でやってみます。

 「何を聞き込んでくればいいんでしょう。木彫り細工のコツとかですか?」

 「馬鹿者、この村の細工師の技術は世界一じゃ。他の技術など、取り入れた方が質の低下に繋がるわ」


 何だか良く分からないけど怒られてしまった。そんな驕った様子じゃいずれ他の人間に技術を抜かれるんじゃあ、ないだろうか。

 しかし、だとしたらこの髭は一体何の技術を知りたいのだろう。見当がつかないまま、彼は蓄えた髭を撫でて話を続ける。


 「世界の物の発展について確かめてきてほしいのじゃよ」

 「世界の物の…?」


 村長が出した答えは何というか、とても抽象的な回答だった。世界の物の発展って何だろう。考えてみたものの、そもそもその言葉の意味がわからない。


 「発展ってどういうことです?」

 「すまんなぁ。確かにこれはワシの考えを言わねば理解できぬじゃろう」

 「はぁ。何かあったんですか?」

 「実はな、この前走る金属の塊を見てな…」


 それから村長の話は続いた。どうやら以前、村から離れたところで、轟音を立てながら人を乗せた金属の塊が土の上を走っていたというのだ。初めて見るその物体に驚いたとのことだったが、どう見ても動物などの類に見えず聞き込みをして欲しいということだった。

 それにしても、人を乗せた金属の塊が走るとは。そういう表現をされると、一つだけ思いつくものがある。俺を除くと魔法などというファンタジーなものがないこの世界だ。あれならば技術の発展次第で生み出されるかもしれない。


 「自動車…」


 そうして俺は、その金属の塊の名前を無意識のうちに呟いていた。

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