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力の使い道

休日だからって完全に寝過ごしてしまった……。

 ここ数日で俺が手にした魔法の情報をラムノに伝える。自分の知らない情報に興味が惹かれたのだろうか、ラムノは終始楽しそうに俺の話を聞いてくれた。


 「まぁ、他に試したいことも思いつかないからさ。しばらく魔法を使うのはやめにするよ」


 ラムノにそう伝えたことは俺の本心だった。これ以上心配する人間を増やしたくないし、何より食べ続けるという行為がキツい。体を成長させるには多く食べることが必要だとは言うけれど、どうやら俺にその才能はないようだ。


 「魔法、かぁ」


 話を聞き終えたラムノはボソリと呟く。


 「ユキトにぃの話だと、特に代償とかもなく使えるんだっけ」

 「あぁ」

 「それが本当だとしたらさ、まるで神さまだよね」


 確かにそうだ。食べ物に限らず、物を作るにはそれ相応のエネルギーが必要になる。植物だって、動物だって、俺たち人間だってそれ相応の行為をして生成される。

 だが俺の魔法はそれを必要としない。作ろうと思えばいつでも魔法を使うことができる。だからこそ昔は、村長に話したように安易に使うべきではないと思っていた。人が俺の力だけを頼るようになったら堕落すると思っていたのだ。

 まぁ最近はせっかく人を助けるための力なのに、使わなさすぎるのも宝の持ち腐れだということにも気がついたのだが。


 「ユキトにぃの言っていることはわかるし、あたしもそう思うけど」


 ラムノは顎に手を当てて考えるポーズをとる。そして。


 「変に利用されないように気をつけなきゃならないよね」


 どこか物騒なことを呟くのだった。

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