熟練度稼ぎへ
100話目です。記念すべき話数ではありますが、内容は大したことないです。
頼み事をするかもしれない。話はそこで終わったため、俺は家へと帰ることとした。
しかし、とうとう多くの人のために魔法を使うことになるかもしれないのか。ウォーラや村長は美味しいと言ってくれたが、他の人からも不味いと言われないようにしなければ。いや、味はコントロールできないと思うが。
……待て、実際のところどうなのだろう。六歳とか八歳くらいの頃こそパンを作る魔法が使えるか何度か試してはいたが、よくよく考えるとここ数年は魔法自体をまともに使っていない。だがこの前のウォーラにパンを与えた時、久しぶりに魔法を使ったのだが、ウォーラの反応を見るにパンの味は落ちていなかったようだ。
もしかしてだが、何度か魔法を使うことで作れるパンのレベルが上がったりするのではないだろうか。魔法があるんだ、熟練度のようなファンタジー要素があったっておかしくないのではないだろうか。
ちょっと、試してみるか。
幸い村長に呼び出されていたこともあり、今日は仕事を手伝わなくて良いこととなっている。人目につかないところで何度かパン作りをして、変化が出るか試してみることにしよう。
人目につかないところとなれば……。
考えてみたものの一つしか思いつかなかった俺は、一度村を出て例の場所へと向かうこととした。




