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消しゴム

作者: こをりみず

机の上に横たわるのは、四角い消しゴム。消しゴムは青年に語りかけた。


「悩んでるみたいだね」

「そうなんだ僕はどうすればいいんだろ」

「君はどうしたいんだい?」

「よく、分からない」

「大丈夫、僕は君のことが好きだ」

「意味がわからない。それに、君が好きだと思ってる僕はきっと僕じゃない」

「僕が好きなのは、君の行動や性格じゃない。君という存在、それ自体なんだ」

「僕は...誰かに愛されたい」


しかしそれは、ただの消しゴムだった。

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