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誕生日にフラれるなんて。

はじめまして~。

少しずつ更新していきます。




「すまない、リア……別れてくれ…」


「………………え?」




その日は私の誕生日で、恋人のケイリスから久々のデートの誘いを受けて一週間前から楽しみすぎて寝れない日々をおくっていたというのに……。





ケイリスとの出会いは一昨年の王室のパーティーだった。


嫌な事があった日で、むしゃくしゃしていた私は一人ブスくれてバラ園の秘密の隠れ家で時間を潰していた。




『こんばんは、星が綺麗なこんな夜にお一人でどうかなさったのですか?コーデリア王女殿下』




バラ園に迷いこんだ彼は男爵家の一人息子のケイリスだった。




そして私のドストライク男子だった。




逞しい筋肉を紳士服に隠し、眉毛の少し太めで、堀の深い顔立ち。


歳は私より三つ上。




人生初めての恋にして、一目惚れだった。



私はそこから積極的にアプローチをしまくり、その頑張りが実って、お付き合いをすることが出来ることになった。



幸せすぎて毎日毎日が夢のような心地だった。


私も18でお年頃だったし、結婚の話が出てもおかしくないのでは?と思っていたところでの誕生日デートだったわけだから期待もする。




それなのに……


何で……。


どうして……。




私の目からは自然と涙が溢れた。


「…ぃや…いやです……、ケイリス、お願いします。わたくしの嫌な所があるのなら言って。直しますから…」


「リア……違うんだ…君がどうこうと言う訳じゃ無いんだ。私に君の他に愛する人が出来ただけで……」


「……わたくしの事はもう愛していないのですか…?」


「……すまない。今は…彼のことしか考えられないんだ……」


「…………………………彼?」





嫌な予感がして首筋を冷汗が伝った。


もしかして…ケイリスの愛しい人は…愛しい(ひと)ではなく、愛しい(ひと)




「エリウス殿下を愛しているんだ……」



その言葉を聞いて私はその場で倒れた。



「リア……!!」



金槌で頭を殴られたのかと思った。いや、殴られていた方がマシだった。


愛するケイリスの愛しい人はまさかの男で……






しかも私の弟だったのだから……。






ありがとうございます。

加筆訂正など少しずつやります!

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