~異世界転移は突然に~
今日は気持ちのよい朝だ、でも僕たち学生には今日も暗い1日になりそうだ。
「おはよう」
「お、おはようございます」
今日も僕は普通の人のふりをしている。
しかし、そんな僕には、人には言えないある秘密がある。
そう、それは僕が性同一性障害といわれる、一種の障害を持っていることである。しかしその事を知っているのは一部の友達だけである。
「おはよう、相変わらず今日も早いね」
「うん、まぁね、ところでヤタ、宿題ちゃんとやったの?」
「まぁ、一応ね。」
こいつは僕の幼馴染みの鴉田 ヤタ(からすだ)だ、運動はあまりできないが、
誰にでも優しい僕の友達の一人だ。
「お互いテスト頑張ろうね。」
「もちろん、それじゃあまた、部活で会おう」
「あ、ちょっと待って、お昼一緒にたべない?」
「いいよ、僕は、先に屋上で待ってるからね。」
そんな下らない会話をしながら教室に向かった。
「えー、今から一時限目の授業を始める。今日の国語では自分の好きな本の読書感想文を書いてもらう。まぁ、ほぼ自習だが静かに行うように。」
ガラガラガラピシャッ
「読書感想文ねぇー何書こうかな?」
「雪路お前は何をテーマにするんだ?」
「これにしようかな。
そう言って姫路は机の上に羅生門を机においた。
「雨降りだしてきたね。雷落ちるかもよ。」
「やめてよ、そういうの、フラグって言うんだよ。」
「そうだね、それにしても、自習中だしみんな落ち着きがないね。」
「コラー皆静かに。しっかりと集中して自習をしなさい。」
この人は生徒会長の柚木さんとても頭がよく誰にでも優しくて、できるだけ差別をしない完璧を目指しているけど、どじでおっちょこちょいな天然な女のこ
「柚木は何を題材にするの?」
「私はこれかな。」
そう言うと手に持っていた本を私にも見せてくれた。
表紙には暗い夜道と書いてあった。
「難しい本を読むねー。」
ピッカ
ゴロゴロ
「うわ、雷近っか。」
「雨強くなってるし、屋上でご飯食べれないな~本当に運が悪いな~。」
ピッカゴロゴロ
その時、目の前が真っ白になり、死を直感した。
しかし、不思議と大丈夫な気がした。




