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不可思議なゴールデンウィークの始まり

 事件に巻き込まれた佐々木 明日葉は母に言われた通り学校を休むことにした。遊ぶ予定だった友達には謝罪のメールも送ってある。明後日からゴールデンウィークであったが明日葉のゴールデンウィークは今日から始まることになり、華の十連休を迎えた。

 初日はまず始めに朝寝坊だ。平日に昼まで寝て怒られることがないとは最高である。こんなのはインフルエンザで学級閉鎖になったときぐらいだ。

「あー駄目だ。布団が私を離してくれないよ~」

 窓からの陽射しが明日葉を駄目人間にしていく。

「明日葉、いつまで寝てるの?」

 ノックされた部屋の扉越しから母の声が聞こえる。

「今日はダラダラする~」

「別に良いけど、お昼冷めちゃうわよ」

「うーん。今行く」

 このまま寝ていようかと考えていた明日葉だったが腹の虫はいつも通り活動しているようだ。

 名残惜しいが布団から出てパジャマのままリビングに降りた。

「お昼何~?」

「ラーメンよ。伸びちゃうから早くしなさい」

 ボケ~ッとテーブルに着く明日葉の前に湯気の立つ味噌ラーメンが置かれた。

 明日葉は手を合わせてラーメンを啜る。

「今日休んで正解だったかも」

 一緒に席に着いた母がテレビに目を向ける。

「六人目の重傷者が出たみたい」

「それって例の?」

 昨日のことを思い出し、明日葉の箸が止まった。

「みたいね。目撃情報も今までと同じだし。明日葉の悪運が強くて良かったわね」

 悪運、と明日葉は自分で口に出し、あることに引っ掛かる。

 剣の少女と、妖精と一緒に居た謎の少女は助けに現れなかったのか? それとも助けに行ったが間に合わなかったのだろうか?

 そして一番知りたい謎。それはーー

「犯人は何者なの?」

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