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二話

書きやすそうで書きづらい

「え、ちょ、男オレ一人だけ?」


 なんとなく予想はしてたよ?だって、いや、でもさ、本当にそうだとは……。オレ的にはいいんだけど、女子としてはいいのか?四人でバンドを組むことになったけど、男女比一対三だぜ?

 これは完全にハーレムの第一歩をあるきだしたな。


「だ、だめだった?」


 美人というより可愛いという表現が似合う萌が申し訳なさそうに聞いてきた。くっ、可愛い。

 あつこと萌はクラリネットをやっている。けれど、バンドということはベースを弾いたりすることになるんだろうか。

 おー……想像したら、うん、こりゃいいわ。


「全然。オレは大丈夫だけど萌たちはいいのかなーって思ってさ」

「私達が大丈夫だから誘ったんだよ?」


 サクナがあつこと萌と顔を見合わせてねーっとこれまた心臓を撃ち抜く気かというアクションをしてくる。

 オレの本命はあつこだが、ハーレムならば。わかるだろう?


「そうか、ならよろしくな。あつこ、萌、サクナ」


 これから四人でのバンドが始まるのだ。オレがバンド内でどの楽器を担当するのかはわからないが、オレたちは高校の文化祭で披露をするのだ。それまでに観客を楽しませることができるようなレベルにしないとな。


◇◇◇


 結果、オレはヴォーカルになった。そして、あつこがギター、萌がドラム、サクナがベースというふうに担当楽器が決まった。

 オレがヴォーカルになったのは、楽器を決める前に振興を深めるという名目でいったカラオケであつこが言い出したことだ。

 その日、オレはせっかくということで……あつこの前だし、一番得意な曲を歌ったのだ。それでヴォーカルになってくれと言われるなんてものすごくラッキーだ。


「じゃあ、明日集まろうね!」


 明日はやっと全員が揃って練習できる日。文化祭で演奏する曲も明日決める予定だ。自分がやってみたい曲を決めるのが明日までの宿題となっている。

 オレも含めて全員が初心者だけど、一生懸命やっているおかげでどんどん上達していっている。このバンドはとても楽しい。


 さて、歌の練習でもするかな。

 トロンボーンをやってきてある程度は音感があるオレだけど、まだまだだからな。あつこたちにかっこいいと言ってもらえるように、あつこと……あ、音が狂ったぜ。


「オレはこんなもんじゃないぜ!」


 ふふふ……まずはバンド内、次は部活内、最後はクラス内でハーレムを作るのだ。本当にモテたい。それで刺されたくはないけど。

 よし、もっと練習しようじゃないか。

ネタが尽きそう。新たなネタを求む。

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