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あほんだらん! の巻    事件やがなあ!!

次の日午前中、留久子と敏子は敏子の喫茶店で今後の作成会議をしていた。

留久子「ホンマこれからどうしようなあ・・・あのみゅーじあむの人は全然信用にならへんからな。」

敏子「ホンマや!・・・・でもあの人ぐらいしか目撃情報がないしなぁ・・・」

留久子「山さんにLINEで聞いてみるか。手掛かりが見つかったか?」

敏子「そうやな・・」

留久子は山さんにLINEを送る。

LINE会話

留久子{山さん。何か手掛かりは見つかりましたか? }

ピポン(LINEの通知音)

山さん{あかん!何も手掛かりみつからへん(TT)

   ごめんよ留久子ちゃん m(__)m}

それを見てため息をつく留久子

留久子「ダメや・・・・手掛かりなしや!」

敏子「またあの人に聞くしかないな。」

留久子「じゃあ行ってみるか!」

席を立ちあがり落語みゅーじあむに向かう。


落語みゅーじあむの人に話を聞く

みゅーじあむの人「私なら後1つ、手掛かりがあるけどなあ・・・」

留久子「ホンマですか?教えてください。」

敏子「誰ですか? 五右衛門ですか?キャッツーアイですか?」

ミステリーガール♪(どこからともなく杏里が流れる。)

しーん

みゅーじあむの人「・・・・・うううん」

咳払いをするみゅーじあむの人。

みゅーじあむの人「あれは2時を回った頃やった、白いワゴン車で来たカメラマンとアシスタントの男がおった。アシスタントの男がカメラマンの人にあほんだらとか言われながら、写真をとっとたわ。」

留久子「そんなんや?なんで写真撮ってたんだろう?」

みゅーじあむの人「それはわからんな~。とにかく行ってみたらどうやろうか。2人は日本橋にあるコスプレーイヤーにも話題のスタジオにいるで。今日はアイドルの子の撮影があるみたいだから。」

敏子「なんで知ってんねん!毎回思っとったけど。」


写真スタジオに来ている。留久子と敏子、山さん浜井。

《写真スタジオアホンダラン》とかかれたスタジオだ。

中では、アイドルの撮影を行っており、カメラマンの人は、可愛く笑ってポーズを変えていくアイドルにシャッターを切り続けている。

カメラマン「(カシャ)ええで!ええで!ホンマにええで!♡ 次はこちらのソファに寝転んで撮りましょうか?」

アイドル「はい。宜しくお願いします♡」

留久子たちはその近くにいるアシスタントの人に話を聞いていた。

アシスタント「だから、2時に、たまたま前を通ったんです。それで師匠カメラマンから、何事も練習やと言われて撮っていたんですよ。10分程度でその場を離れましたし・・・」

留久子「それで・・・」

カメラマン「おい・・・おーい!」

と大きな声でアシスタントを呼んでいる。アシスタントの人も「もう」っという感じで返事している。

アシスタント「あ・・・はい・・・すいませんちょっと待っててください。」

そう留久子たちにあやまりカメラマンの方へ急いで行った。

すごい嫌味たらしい口調でカメラマンはアシスタントにまくしたてた。

カメラマン「おいこのたわけがアホだらんが。今俺がな、次はこちらのソファに寝転んで撮りましょうか?・・・寝転んで撮りましょうか?と俺言うたよな!なぁ!」

アシスタントの人もいやいやながら

アシスタント「はいすいません。今やりますから。」

とちょっとふてぶてしい感じで言う。そうするとカメラマン

カメラマン「おうおうおうおう!なんですか今の態度。はいすいません。今やりますから。なんですか今の?!」

アシスタント「だからやるって言ってるでしょう!」

カメラマン「おまえ何をイキっとんねん!だからおまえはしょうもない写真しか撮れへんのや!」

そういってアシスタントのカメラを取り、カメラのデータの写真を見た。

カメラマン「なんですかこれは運動会で久しぶりに子供の為にカメラもったお父さんですか?笑かすわ!こんなんでようイキったな!」

アシスタント「もううるさいな!」

そういいながら耳をふさいでいた。

それを見ていた4人は

山さん「なんかめっちゃかわいそう。」

留久子「こっちまで耳キーンとしてきたわ。」

敏子「ホンマや!」

そう言いながら、ソファに寝転んでいるアイドルの子のところに戻っていた。先までの顔とは一転して笑顔に変わった・

カメラマン「はいごめんね♡待たしちゃって。あのたわけアホだらんのせいでね。」

アシスタントの人も留久子たちのところに戻ってきた。

アシスタント「すいませんでしたね。」

留久子「いいえいいえ。アホだらんさん。」

アシスタント「いや名前じゃないか。」

敏子「それでアホだらんさんは、」

アシスタント「だから・・・違って!」

山さん「アホだらんさんそれでですね・・・。」

アシスタント「しつこ!」

浜井「いやいやもう失礼でしょう。すいませんね・・・アホだらんさん。」

アシスタント「おい!」

・・・・・

ソフャーの寝転ぶアイドルを写真に撮っているカメラマン

カメラマン「いや(カシャ)いいね!いいね!・・・こっちからも(カシャ)こっちの角度からも(カシャ)後ろからも(カシャ)そしてここらへんからもカシャ・・・・カシャ・・・・」

と言って、下からだけじゃなく上からの撮影を別のカメラでやるように手でやっている。

カメラマン「こっちからもカシャカシャ・・・・あれおかしいな?・・・こっちからもカシャカシャ・・・・・・・おーい!」

と言ってまたアシスタントを呼ぶ。

アシスタント「だからビリケンさんを盗んだのは僕じゃないですよ・・・・」

遠くの方からカメラマンのおーいの声が聞こえる

アシスタント「だからほかをあ・・・・」

カメラマン「おーい!」

アシスタント「はーい」

カメラマン「早来んかい!たわけアホだらん」

と言ってカメラマンの方に行くアシスタント。

カメラマン「何しとんねん!俺が下の角度から写真撮ったら、上の角度からももう1枚写真いるやろう!おまえ何年やっとるねん!18歳からだから106年やないか。ホンマたわけアホだらん!」

アシスタント「23年でしょう。師匠よりカメラやってるんやん!・・・・・・今!刑事さんからいろいろ事情聴取されているから・・・・」

カメラマン「何をイキっとんねん!おまえみたいなもんが。このアホだらんヘタレが!」

アシスタント「もう!悪口が増えてる。」

・・・・・

それでアシスタントは自分のカメラを出した。

アシスタント「ここに僕らが盗んでいないという証拠がありますから。」

それを見たカメラマンが

カメラマン「おい!おまえが撮ったしょうもない写真を人様に見せるんか!」

アシスタント「うん!だってこれがアリバイになるからな。」

カメラマン「アリバイ?お前みたいなものがサスペンス語りよって。お前見たいもんがサスペンスとか言うたら、片平なぎさはサスペンスやから、おまえと同じ言うことになってまうやろう。それあかんやろう。事件やがな!」

ターダー♪(火曜サスペンス劇場の音が流れている)

アシスタント「なんでサスペンス音まで流れとんねん!」

カメラマン「写真見せるんやったら、ちゃんとあやまってからだせよ。」

アシスタント「え・・・」

カメラマン「僕の撮ったしょうもない写真を見せることになってしまい大変申し訳ありません。はーい」

アシスタント「はーいじゃないわ!なんで謝る必要があるんねん!」

カメラマン「はようせい。はーい僕の」

アシスタント「僕の」

カメラマン「撮った」

アシスタント「撮った」

カメラマン「しょうもない写真を」

アシスタント「しょうもない写真を」

カメラマン「見せることになってしまい」

アシスタント「見せることになってしまい」

カメラマン「また・・」

あれと言う顔でカメラマンをみるアシスタント

カメラマン「中学2年生までママとお風呂に入ってましたし、高校生の時にパンティーを盗みました。たいへんもうしわ・・・」

アシスタント「ちょちょちょちょっと!そんな事してねーから。バカじゃないの!」

カメラマン「なんやこのたわけ!アホだらんが!」

アシスタント「もうええわ!」

カメラマンアシスタント「どうもありがとうございました」

タータラランタタン♪(M1のネタの後の音が流れる。)

留久子たち「・・・・・はあ・・・・」

とにかく、写真を見る限り白だと断定された。


またへこんで帰ってきた。留久子はいろんな意味で疲れ帰宅するなりすぐに寝た。


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