山さんしっかりしてや!の巻
次の日、4人は森ノ宮キューズモールのエアートラックに向かった。
エアートラックを走る焼き肉屋の社長。その後ろから留久子と敏子と山さんと浜井が追いかける。そして社長の両側に山さんと浜井。後ろに留久子と敏子がついた。
浜井「ちょっとよろしいですか?私はこういうもんです。」
といって警察手帳を見せる浜井。
山さん「ハァハァハァ・・・」
山さんはバテはじめていた。
社長「警察が俺になんの用や?」
浜井「一昨日の夜10時ごろ、池田市のほんまち通りにあるビリケンさんのところにいましたね。」
社長「それがどうした?」
浜井「えーあなたが来たその後、ビリケンさんが何者かによって盗まれたというじ・・」
山さん「ハァハァハァハァハァハァハァ・・もう限界・・・」
そう話していると山さんが息を切らし、どんどんと遅れていく。
留久子「えええ・・ちょっと山さん」
敏子「ええどうした?」
浜井「・・・ちょ・・ちょっとまってくれ・・・」
と言って遅れた山さんのところに行く。
3人が遅れる山さんとならんで走る。
浜井「ちょっと山さん何してはるんスか?」
留久子「山さんかっこ悪すぎ!」
敏子「ホンマや!」
山さん「いや・・俺、将棋部やし無理やって・・・ハァハァハァ・・・」
留久子「とにかく頑張って!ファイト!」
みんなで応援し、山さんを押して社長の横へ
浜井「すまんかったのう・・・それであなたが来たその後、ビリケンさんが何者かに盗まれたという事件が起こりまして・・・・ちょ・・・」
山さん「ハァハァハァハァハァハァハァ・・もう死ぬ・・・」
またバテた山さんが遅れだす。
留久子「ちょっと山さん!」
敏子「ちょっと頑張ってや!」
またも遅れた山さんのペースに合わせる留久子と敏子と浜井
浜井「ちょっと山さん何やってはりますの。あれだけ刑事は足だ足だってゆうてはりますがな!」
留久子「刑事さんって体力ないとあかんやろう!」
山さん「いや・・・無理だって・・・ハァハァハァ はぁ―!」
そういってその場に倒れこむ山さん
敏子「いやがんばってや!はよう!」
浜井「ホンマ!あかんすよ。山さん頑張って行きましょう!」
そういって3人で起こし、後ろから押しながら走りだす。また社長の元に戻る
浜井「待たせてすまんかったな!それで・・」
社長「俺はビリケンさんなど盗んでないぞ。そんなことしたら逆に罰があたるやろう!」
浜井「確かにそうや!じゃあおまえ・・・・・ちょっ」
山さん「ハァハァハァハァハァハァハァ・・もう死んだ・・」
またも山さんが遅れだし倒れこむ
留久子「ちょっと山さーーん!」
とモール中に留久子の声が響いた。
調べの結果、社長は10時半ぐらいには電車に乗って帰っていき、その時にはまだビリケンさんはまだあったというアリバイが確認された。
留久子「なんや・・社長でもないんか。ビリケンさんはだれが盗んだんや・・・」
敏子「ホンマや!」