ケンチキのおじさん。
「…ケンチキのおじさん」
最期に真っ赤なお花をくれたよ…。
”ミミズク”みたいなおじさんがいた。
チョコレートの香りのするお線香を
「もういないんだ」と、理解して一年が過ぎようとした頃、
贈った。
ある日、知らない人から手紙がきて、
それは喪中の知らせだった。
ハズ、だった。
「コレ、緋文字の烙印です、よ、ね…」
明日から、…
どうしよう…。
もしかしてのもしかして、
の、もしかして、…
天国で、見ておいででしたか!?
ヤバーい。…。
これには、深ーい理由があって、
とてもこの枚数では、お伝えできん内容でありまして、
ですね、…
そちらの世界は、いごこちいかがですか?
毎日お酒をのんでも酔わない世界ではありませんか?
空から見た地球っていかがなもんですか?
わたしの土星。
ケンチキのおじさんへ。