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異世界ライフ  作者: Peach
第一章
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お久しぶりです。一応レポートは提出できました。一安心だと思っていたら発表者に選ばれてしまい準備することになり鬱な作者です。選考基準は優秀なレポートを書いた人ということだったのですが、あれは嘘だと思う・・・。

少し短いかもしれませんがどうぞ。いろいろ意見があったので腹括らせます。どうぞ

おかしい。体が動かない。まさか!これが金縛りというやつか!俺はこれまで幽霊の類を全く信じてなかったが、女神様だったり、魔物に会うようになって少しだけその考え方が変わってきていたりする。だから、目が覚めて体が動かないこの状況を霊による金縛りだと思ったのだ。


何とか体を動かそうとするが、柔らかい感触に阻まれ、うまく体が動かせない。腕は何かにがっちりとホールドされているかのように動かせず、足も何かに絡め取られているかのように力が入らない。しかし、そのどれもが痛みを伴うものではなく、どちらかというと柔らかく、気持ちがいいものだった。


ゆえに、おかしい。そう思った。冷静に深呼吸をすると、さっきまで聞こえていなかった音が聞こえてきた。


「「すぅ、すぅ」」


寝息。確かにこれは寝息だと思う。首を横に向けると、そこにはステラの顔があった。驚いて逆サイドを見てみるとそこにはマリアがいた。


思考停止



「はっ!」


いかんいかん、少し意識が離れていたようだ。これが幽体離脱というやつか!しかし、これは一体どういうことだ・・・?俺はなぜこの二人と寝ているのだろう・・・。


とりあえず落ち着いて昨日のことを振り返ってみる。


孤児たちと飯を食った後、彼らと別れ、ギルド敷地内でセラとマリアが先にしていてくれた後片付けを手伝い、満腹亭に戻ったのだ。そして、部屋割りを決めるときに一悶着起きたのだった。


「私はハヤトさんと一緒の部屋がいいです!」


とマリアが言い張ったのだ。もちろんそれに大反対のステラ。俺とセラは苦笑いでそれを見ているしかなかった。そしたらステラも俺と同じ部屋がいいと騒ぎ始め、疲れて眠かった俺は、セラと同室で寝ることにした。平和が一番。そして、ベッドに入るや否や眠りについたはずだったのだが・・・。


「どうしてこうなった・・・」


両腕はがっちりホールドされているのだが、二人の胸の感触が柔らかくて気持ちがいい。ステラもマリアも素晴らしいお胸をお持ちでした。しかも足まで絡めて来られているこの状況は、とてもまずい。何といっても、禁欲を強いられてきた身だ。こんなに近くに美しい女がいて、胸が腕に押し付けられ、耳元で寝息を立てられている。これで反応するなというのは無理な話である。うちの暴れん坊将軍が元気になってしまった。まずいまずい。この状況からまず抜け出さなくては!


腕を振りほどこうと身動ぎすると、


「んっ」


と甘い喘ぎ声のような声を両脇の女たちがあげる。ただでさえまずい状況なのに追い打ちをかけてこられて悶えるハヤト。鋼の精神で情欲を抑え込み、腕を彼女たちから抜き去った。起こさぬように慎重に体を起こし、ベッドから抜け出す。嫌な汗をかいてしまった。まったく、これはお仕置きが必要だな、そう思いながら自身に生活魔法を唱え、汗ばんだ体を綺麗にする。ただ、服はどうにも気持ち悪いので着替えることにした。


「んー・・・まあ、いっか。みんな寝てるしな」


いつもならみんながいないときや寝る前に着替えは済ませていたのだが、さっき嫌な汗をかいてしまったので、仕方なくまた着替えることにした。上着を脱ぎ捨て部屋備え付けの机の上に放り投げる。回復魔法の発動が遅れ、傷が残ってしまった身体が朝日のもとにさらされた。その体は、見事に引き締められ、全体としてみると細い印象を受けるが、よく見ればはち切れんばかりの筋肉が皮膚の下に押し込められたかのようだ。上着の次に下も脱ごうとしたその時、後ろから良くない気配を感じた。さっと振り返ると、薄く目を開け、こちらの様子を伺っているステラとマリアがいた。


「とりあえずお前ら正座。さて、これからお前たちの処分を決める裁判を開始する。何か言い残すことはあるか?」

「いきなり遺言!?」

「まあ、冗談はさておき、なんでお前たちが俺のベッドにいた。理由を30字以内で簡潔に説明しろ」

「旅の疲れを癒す為にできる事を考えたら添い寝がいいと思ったので」

「兄さんのベッドに侵入した彼女があまりに誇らしげだったのでつい」

「律儀に指定字以内で答えてくるあたり反省してるんだかどうだかな」

「そういうハヤトさんだって30文字ぴったりじゃないですか」


とかなんとかくだらない茶番劇が繰り広げられていたのだが、この時ステラたちはベッドの上で正座、ハヤトは椅子に腰かけ足を組んでの裁判となっていた。衝撃のあまりハヤトは上着を着ぬまま事情聴取を行っていたので、その上半身を食い入るように見つめるマリアと、ちらちらと気にした様子で見ていたステラに気付いてもおかしくないと思うのだが、本人まったく気づくことなく進行していった。


さて、なぜ彼女たちがこのようなことになり、望まぬ禁欲中のハヤトを追い込むようなことになったのかというと、昨晩のメルとの絡みが原因らしい。ようやく会えた喜びから、宴の間ずっとハヤトのそばで話し続けていたメルに対し、マリアが危機感を抱いたらしくこれまで以上にアピールを強めていくことを決意したそうだ。それゆえ、いっしょの部屋で寝ることを熱望していたらしい。ただ、別の部屋割りになっても諦める気にならず、部屋に侵入することを決意したそうだ。夜な夜な、作戦を決行させようと部屋を出たとき、ステラがそれに気づき、後を追ったそうだ。部屋に入るとマリアがすでに俺のベッドに入り、俺の腕に抱きついていたそうだ。何とかしなければと思い、ベッドにのって引きはがそうとしたがうまくいかずにどうしようかと悩んでいると、俺が寝返りをうってマリアを抱きしめる形になったそうだ。これはまずいと思ってステラが逆サイドを押さえつけることでそれを阻止。その後ぐだぐだと口論していたが、宴の準備で疲れていたのかマリアが先に眠ってしまい、そのままにできず、結局ステラもそのまま寝てしまったそうだ。



「ふむ、話は分かった。分ったけど分らない。なんでこんなことしたんだ」

「私の気持ちに気付いていないのですか?」


マリアが残念そうに返事する。


「いや、さすがに馬鹿じゃないからそれはわかる」

「じゃあ!」

「いや、でもな?多分いろいろあって心がびっくりしすぎてるんだと思うんだ。もちろんマリアの好意はありがたく思っている。こんな美人に迫られて俺の理性もかなりぼろぼろだ」

「私の気持ちは本物です!」

「お前には思いを寄せてた男がいたはずだろう?」

「それはもう昔の話です。婚約するまで手も繋がないつもりでしたし」


マリアは本気のように思えた。実際顔はこれまであった女性の中でもトップクラスだし、スタイルだって抜群だ。性格も元気よくてはつらつとしていていい感じだ。だけど、俺には守ってやると決めたステラがいるわけだしな・・・。


「まあ、マリアの言い分はわかった。ステラは一体どういうつもりなんだ?」

「えっと、その・・・」


ステラはマリアと違って俺に対する恋愛感情からの行動には思えない。家族を取られたくないとか友達を取られたくないとかそっちの感じだと思う。


「もう、いっそのことお二人の気持ちを受け止めてしまわれたらいかがでしょうか?」


突然セラが会話に入ってきた。寝てると思っていたがどうやら起きていたらしい。


「どういうことだ?」

「いえ、ハヤト様はマリアさんのこと嫌いではないのですよね?」

「ああ。どちらかといえば好意的に見ている」


俺の返事にマリアが喜びステラが沈む。


「それでもマリアさんの気持ちを受け入れられないでいるんですよね?」

「俺にはステラがいる。守ってやると決めた家族がいる。マリアがいくら魅力的でも簡単に割り切ってステラを捨てるようなことはできない」


今度はステラが喜びマリアが肩を落とす。


「ステラさんもハヤト様のこと好きなんですよね?」

「・・・・まだはっきりしていないけど、たぶん・・・」



ここ最近で一番驚いたかも知れない。家族愛でなく、普通に恋愛対象として俺を見ている?心臓が痛い。


「ならば、お二人ともハヤト様の恋人にしてしまわれたらどうでしょう?そうすればこのような小競り合いも減るかと思うのですが?」


セラよ、お前は一体どこでそんな力をつけてきたんだ?俺はそんな風には育ててないぞ。あ、もともと育ててないか。2人ともか・・・。だけど、一度に2人の女性を愛すなんて、許されるのだろうか。ハーレムに興味はあるし、これ以上我慢し続けたら爆発しそうではあるのだが・・・。


「一夫多妻もしっかり家族を養うことができるのなら許されているはずですよ?あ、すいません!奴隷のくせにこんなこと言ってしまって!」


だから、セラよ。どこで学んでくるんだそんなことを!てか、許されてるのか。まあ外国ではそういうところもあったしな・・・。んー、何かもうめんどくさいな。悩むのやめよう。何とかなるさ。


「お前たちはそれでいいのか?」

「私はそれでもかまいません」

「私も兄さんとずっと一緒に入れるならそれでいいです」


どうやらこの世界で一夫多妻はそこまで珍しいものではないのかもしれない。ふむ、ならばこれは受け入れたほうがすべてがうまくいくのではないだろうか。


「うん、ステラ、マリア、日を分けてデートしよう!」




お読みいただきありがとうございました。

最近やたら金縛りにあうのでこんな話にしてみました。一応二人を迎えるという方向で進めますが、日々やりまくりのハーレム三昧ということはないと思います。作中の世界では一夫多妻は結構メジャーなもので、夜同時に相手をするという形はほどんどなく、夜の営みは基本的に二人きりでというのが当たり前ということで行こうと思っています。まあいつ壊れるかわからない設定ではありますが。

そして、セラの立場がふわふわしているといことに関しては次話かその次くらいで書こうと思っています。元から考えていた通りのポジションにつかせるつもりなのでもうしばらくお待ちを。

「えっす?」に関する質問がありましたが、あれは私の部活の後輩がよく使っていたもので、「えっ?」を後輩が丁寧にしようとして、「~っす」をつけたものらしいです。特に深い意味はありません。「えっ?」と同じだと思ってくださって結構です。

また、人物関係をまとめたものはこれから作らなければならないので少し時間ください。


この場を借りて質問あったものの一部に関して答えさせていただきました。ほかにもいろいろと指摘ありましたがそちらに関してはもう一度考えてから私なりの解釈や訂正という形で示せたらと思っています。ただ、もうすぐ期末テストやレポート祭りが始まりますので更新できるか少し不安です。可能な限り早めに更新します!

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