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異世界ライフ  作者: Peach
第一章
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45

すごくお久しぶりです。長らく姿を見せれず申し訳ありません。

長期休暇の間のレポートや国家試験対策講座やバイトなどで目が回るような日々のせいでまったくかけてませんでした。お仕事とかしながら連載している作者の人まじで尊敬します。今後も突然消えることがあるかもしれませんが、その時はあ、あいつまた課題とか試験にに追われてるんだなくらいに温かい目で見ててくれると助かります。なるべく更新は頑張りますので今後ともよろしくお願いします。


報告にあった誤字修正しました。報告ありがとうございます。

さて、現在ハヤトたちが何をしているかというと、今夜の宴の準備である。まず行ったのが、調理器具の準備である。火力については魔法で対応できるが受ける側がしっかりしたものでないといけない。そして、実は前々から鍛冶屋に頼んでおいた特注調理器具を受け取りに行ったのだ。作ってもらっていた調理器具は、巨大な鉄板や巨大な鍋が鉄板は二つ、鍋が三つだ。何を隠そう鍛冶屋の親父さんもうちの店の常連客で世間話のついでにいろいろ頼んでおいたのだ。


「ありがとう、親父さんのおかげで仕事がはかどるよ!」

「兄ちゃんの飯がまた食えるっていうんだ、これくらい安いもんだぜ!というか、作ったのは良いが、兄ちゃんが消えちまってどうしようかと考えてたところだったんだ」


最初は気難しげな人だと思っていたのだが、話してみるとかなりいい人だった。死んだかもしれない人間の注文したものもこうして取っておいてくれる優しさがある。


そして、次に行ったのが、会場準備だ。ギルドに行くと、メルさんがすでに敷地の貸し出し申請の準備をしてくれていた。申請は1時間ほどで受理された。その後俺たちは商店街に買い物に来ていた。ただ単にワイバーンの肉だけを振舞ってもいいが、野菜とかあったほうが絶対うまいと思ったのだ。大量に野菜を買い込んでいった。これはその間でのお話だ。



「他には何か買うんですかー?」


セラがるんるんで聞いてくる。なぜか、この子は荷物持ちが楽しいらしい。全部図鑑にしまっていくつもりだったのだが、野菜が入った皮の袋を両手に抱えてうれしそうに聞いてきたのだ。さすがに全部は持てなかったので、ステラたちにも協力してもらったり、それでも持てなかったものは図鑑にしまったのだが。


「んー、あっちの店でもう少し見てみようか」

「はい!」


セラは多分料理が大好きなのだろう。そのための買い物が楽しくて仕方がない。そう結論付けてどんどん買い物していく。金銭感覚のぶっ壊れていた俺は、買い物が終わってからステラにジト目で問い詰められることになった。


「にいさん?こんなに買い込んでどうするつもりなんですか?」

「いや、ほら、帰ってきた祝いにぱーっと騒ごうかと思ってさ」

「これって、みんなに無料で振舞うんですよね?」

「あ、ああ」


なんでこんなことになったかというと、野菜だけで金貨に迫るレベルで買い込んだからだ。図鑑にしまっておけば傷まないから問題はないのだが、これをこの後全部無料で振舞おうというのだから、さすがのステラでもびっくりしたのだろう。


「いいじゃないか、金ならあるんだ。今日だけだよこんなことするのは」

「まあ、考えがあるならいいんですけど・・・」


さて、ステラも納得してくれたようだし、調理を開始しようか!



今回作るのは、ワイバーンの肉で作る、から揚げというか素揚げとワイバーンステーキ、ワイバーン肉入り野菜炒め、ワイバーン肉のトマトソース煮込み、そして野菜たっぷりワイバーンスープだ。下ごしらえなどの簡単な作業だけみんなに手伝ってもらいながら、準備を進めていく。ステラとマリアには料理スキルがないが、セラには料理スキルがあったので、いろいろと指示を与えていく。焼き加減や煮込み加減など最適なタイミングで指示を与えていった。そしてセラが徐々にコツを掴み始めたのかいろんな作業が早くなっていった。初めはLv1だったセラだったが、大体出来上がったことにはLv2になっていた。こいつは将来有望な料理人になる!そう俺は確信した。そして気が付けば、時刻は夕暮れ、我先にといった感じで宴の参加者が集まってきた。人数が前に点呼した時より増えているが、まあ気にするほどじゃないか。



「野郎どもー!!!宴の始まりだー!!!」

「いいいいいいいいいいよっしゃああああああああああああ!!!!!!」



ギルドの敷地に叫び声が響き渡った。全員の到着を待って肉を揚げていき、ステーキも同時進行で焼いていく。野菜炒めも軽く炒めておいたので肉と絡めて焼いていく。スープと煮込みはもう出来上がっていたので、やってきた連中にステラとセラそしてマリアがどんどんと盛り付けて配っていく。驚くことなかれ、彼らはみな自前の器を持参してきてるのだ。確か最後に店開いたときに器が必要だって言ったから、今回も必要だと思って持ってきてくれたらしい。しかも、宴と聞いてか複数個持ってきている連中がほとんどだ。


「おおおおおおお!!うまい!!!前よりもうまくなってるうううう!!!」


煮込みを食った連中が叫ぶ。


「スープが染み渡るぜえええええ!!!」


スープから食べ始めた連中も叫んでいた。それからは、もうみんな泣き叫びながら宴が進んでいった。ステーキとか素揚げを出来立てで食べ始めたあたりでみんなもう叫ぶのをやめて号泣しながら食っていた。面白くて仕方なかった。しかし何と言っても宴でのハイライトはやはりボッシュさんだろう。なんせ誰よりもでかい声で叫んでいたからな。しかも最後らへんによくわからないけど俺の料理を肴に相撲大会が開かれ、ボッシュさんが優勝したのだった。まあ、その後飛び入りで俺も参加してボッシュさんを軽く放り投げて見せたのだが。あの驚いた顔が面白いことこの上なかった。


さて、とりあえず、この連中のために用意した分は全部なくなった。


「今日はここまでだああ!!またのご来店お待ちしておりまーす!!じゃあ、解散!!」

「おおおおおおお!!!」



これだからこの副職は辞められない。みんなリアクションが面白すぎる。さて、宴の参加者に別れを告げて、次の予定に進むことにする。ボッシュさんとメルさんに関しては、後日時間を作ってこれまでの経緯をゆっくり話すことにしている。まあ、メルさんに関しては宴の間中話していたのだが。


「お疲れ様。これはみんなの分だ、ゆっくり食べててくれ」

「兄さんは?」

「ん?俺はちょっと昼間のやつらのところいってくるわ」

「私も行きます」



ステラが随行を申し出た。



実は昼間買い物をしているときに、ガラの悪い連中に絡まれたのだ。ステラが軽くあしらってくれたので別に大した連中でもなかったのだが、その不良連中の中に亜人族の子供たちがいたのだ。しかも、鉄砲玉扱いされているのか、無理な玉砕攻撃がしばらく続いた。面倒だったのでそいつらは無視してボスっぽい連中を片っ端から張り倒して黙らせたのだった。どうやら俺らがあほみたいに買い物していたのを不良グループが察知し、金持ちだと思ってからんできたようだ。ちょっとだけ話を聞いた感じだと亜人族の子供たちはパシリとして扱われていたらしい。宴の準備があったので詳しくは聞いてやれなかったため、そのままにしていたのだが、さっき宴の最中にその亜人族の子供たちが何人か見られたので、ちょっとお話しすることにしていたのだ。


「そうか?まあいいけどさ。セラとマリアはゆっくり食べててくれ。早く戻るつもりだけど帰りが遅くなったら片付け始めててもらってもいいか?」

「わかりました!」


セラが元気よく返事してくれた。料理とか家事が絡むとノリノリで動いてくれる。マリアは疲れたのだろう、その場に座り込んでいて、こくこくと頷いていた。



さて、俺が今どこに来ているかというと、とある広場の一角だ。そこには10人くらいの子供たちがいた。


「お、しっかり集まったな!」

「兄ちゃん!!」

「おう、待たせたな!さあ、飯にしよう!」

「やったあ!!」


彼らは、歳がばらばらだが、みな亜人族の子供たちだ。そして、みな親兄弟を失って孤児となっていた子供たちばかりだ。ギルドで申請が通るまでにメルさんに街で変わったことがないか聞いたら、亜人族の孤児による窃盗と謎の男女二人組による暴行事件が最近問題になっていたそうだ。後者に関しては調査隊が作られ調べが進んでいるようだったが、孤児の方は調査が入っていなかったらしい。宴の間、亜人族の子供がこちらを見ていることに俺は気付いたので、そこで途中でそいつの所へ行ってあとで話を聞くといいあつまってもらったのだ。呼び出すだけでは可哀想だったので、飯を食わせてやるからと言っておいた。話を聞いてみるとみんなお腹を空かせ、どうしようもなくなって盗みを働いていたらしい。というか、スラムの中で亜人族のグループはかなり力が弱く、特に酷い扱いを受けていたらしい。盗みの実行犯は亜人族グループだったが実際にそれを指示していたのは人間族の大人で体が大きいボスがしていたらしい。力が強いボスに逆らうこともできず、汚れ仕事をさせられていたそうだ。最初は断罪するつもりで出向いたわけだが、何だかんだ言って、彼らの不遇すぎる状況を聞いて同情してしまったのだった。


「どうだ?うまいか?」

「うまい!!」


取り合えずみんなに食事をとらせ、生活魔法で体の汚れを取ってやった。しかし、これでこの問題が解決するわけではないことも十分理解している。ゆえにこういう提案をすることにした。


「お前らが望むのなら、仕事を与えてやってもいい。もちろんそれに対する正当な報酬は払おう。危険なこともないよう気を配ってやる」

「え、えっと・・・どんな仕事??」


代表してグループのリーダーで虎人族のカイルが質問してくる。まあ、当然の質問であろう。ほとんど見知らぬ人物であり、いくら食事を与えてくれたといっても信頼することはできないのが普通だろう。


「俺はな、ギルドの近くで出店だしてるんだ。そこでウサギ肉とかをメインで焼いて売ってるんだ。お前たちの仕事としてはウサギ肉の調達だな」

「ウサギって、スモールラビット?」

「ああ。もちろんいきなり戦えなんて言わない。俺とステラも協力して闘い方を教えてやる。武器だって用意してやろう。お前らも亜人族みたいだし、レベルが上がれば体もでかくなっていくだろう。まともに戦えるようになって、冒険者になりたい奴は俺がギルドで登録するところまで面倒見てやる。他にやりたい仕事があるやつはそっち方面の仕事を探してやってもいい」

「なんで?なんでそんなにしてくれるんだ?」


困った。同情してしまったというのが一番の理由なのだが、ただ種族の違いで子供たちが理不尽な仕打ちを受けなければならないというのが我慢ならなかったのだ。ならば世界中の人々を救えるのか、そんなことを言われたら無理だ。これは偽善でしかない。そんなことは分かっている、だけど、俺は偽善だろうがしない善よりはいいと思っている。そのことで余計な苦労を背負うこともあるだろう。でも、前の世界のときとは自分とはもう違うのだ。力もある、金も用意できる。少しくらいわがままを通す力が今ならあるのだ。というか、前の世界でも俺は自分のやりたいことにとことんのめり込んでいくやつだった。うん、これが俺だ。そう思うと何だか心が落ち着いた。


「俺がそうしたいからだ。まあ、あえて何か理由をつけるとすればこのステラが少し前までお前たちみたいな立場だったからな・・・。重なって見えたんだよ。まあ、やるかやらないかはお前たちで決めろ。もしこの話に乗るのなら、明日の昼間にギルドの近くにある俺の店に来い」


食後、子供たちと別れ、セラたちが待っているギルドの敷地まで戻ったのだった。


お読みいただきありがとうございました。

なぜこうなったのだろう。前考えていた話とはだいぶ変わってしまっているような気がするのですが、気にせず突き進むと思われます。ではまた近いうちに更新できるよう頑張ります。


あと、感想にいろいろと書き込んでもらったりメッセージいただいていたようで、ありがたく読ませていただきました。更新頑張ります。


後書きの誤字修正しました!汗

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